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「中国寄り?」の香港英字紙、抗議した北京支局長解雇(読売新聞) 投稿者 えーてる 日時 2002 年 4 月 30 日 20:42:30:

(回答先: <解雇>香港の英字紙がチベット取材を巡り北京支局長を(毎日新聞) 投稿者 えーてる 日時 2002 年 4 月 30 日 20:41:50)

【香港30日=関泰晴】香港の有力英字紙「サウスチャイナ・モーニングポスト」は29日、同紙北京支局長のジャスパー・ベッカー氏が、中国報道に関して同紙の編集方針に従わなかったとして解雇した。ベッカー氏はこれに対し、同日、ロイター通信などに対して、同紙の報道姿勢が「中国寄り」になり、取材や記事の内容の「自己検閲を行っている」と批判している。

 同紙の編集幹部とベッカー氏が対立したのは、<1>中国当局の許可が出ているのにチベット取材に行かせなかった<2>エイズ被害者の抗議行動の取材をさせなかった――ことなど。

 業を煮やしたベッカー氏は、香港に出向き、中国英字紙チャイナ・デイリーの元記者で中国担当編集長の王向偉氏が取材を妨害していると訴え、同紙幹部に直談判。これに対して、編集局長のトーマス・アブラハム氏は「中国担当編集長および報道編集方針に落ち度はない」と、ベッカー氏の“直訴”を却下した。その後、4月29日になって解雇通知が送られてきたという。

 同紙は、2000年11月にも、中国の内幕を暴露する特ダネ記者だった林和立(ウイリー・ラム)氏を中国担当編集長から解任、辞職させている。ベッカー氏も7年間にわたり同紙北京支局長を務め、中国専門家として知られるが、今回の解雇騒動を巡り、「中国当局を刺激しないように努め、取材・報道をトーンダウンさせようとしている」と同紙を批判した。

 ベッカー氏は、中国が外国メディアに様々な干渉・妨害を行っているとして、米議会で証言する方針という。

 一方、同紙広報担当者は、ベッカー氏の訴えに対して、「報道姿勢は一貫しており、取材や記事を差し止めたことはない」と反論している。(読売新聞)
[4月30日20時24分更新]

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