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【ウィーン福井聡】ボスニア・ヘルツェゴビナの高校で29日、17歳の男子生徒が銃を乱射し、教師2人を死傷させた後、自身も自殺した。
事件が起きたのは首都サラエボの北東50キロにあるセルビア人共和国内のブラシェニツァ高校。同日午後1時半ごろ、男子生徒が車で乗りつけ、校庭にいた歴史担当のレリッチ教諭(53)の頭部に向けて拳銃を発射、即死させた。男子生徒はその後、校舎内に入り、1階で数学の授業をしていたモイシロビッチ教諭(50)に発砲、教室を出たところで自身の頭部に向けて発砲し、自殺した。モイシロビッチ教諭は首にかすり傷を負った。
同校のズージッチ校長は「男子生徒は『自分を葬り去りたい』という書き置きを残していた。しかし、なぜ教師と自身を射殺せねばならなかったかには触れていない」と話している。
ボスニアでは92〜95年の紛争で銃が大量に出回った。7年前の和平調印後、戦闘は停止しているが、民族融和は進んでおらず、武器の入手も比較的容易なままだ。(毎日新聞)
[4月30日11時50分更新]