(回答先: 裏金告発文書、菅氏に渡す 前公安部長 投稿者 ザイン 日時 2002 年 4 月 23 日 06:27:52)
件名:《ESPIO!》 パクられた公安部長は裏ガネ告発者!
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《公安情報 ESPIO!》
■ パクられた公安部長は裏ガネ告発者! Vol.123 04/22/02
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■□■□■ 裁 判 告 知 ■□■□■□■□■□■□■□■
4月23日午前10時から12時、東京地裁631号
公安調査官 井上勇 出廷
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<以下の一文は8万人のメルマガ「サイバッチ!」に寄稿した内容
とほほぼ同じものである>
まったく、なり振り構わぬとはこのことである。
大阪高検公安部長を同地検特捜部が逮捕!・・・検事総長原田明
夫の記者会見で一部質問が出ていた様子ではあるものの、この異例
の事件の真相を、おそらくほとんどの大マスコミは封殺することだ
ろう。
直接の容疑は電磁的公正証書原本不実記録―住民票や運転免許証
のデータなどを偽って届けた場合に適用される、公安警察お得意の
微罪逮捕攻撃だ。オウムや過激派を拘束するためによく利用される
ため、新聞やテレビなどでも目や耳にする機会が多いはずである。
しかし検察庁最高幹部である三井環は、もちろんオウム信者など
ではない。公安部長がこんな公安手法でパクられるのはまったくの
ジョークだが、ではどうして、こんな微罪ではめられたのか?
この検事は実はなんと、検察庁による一連の裏ガネ工作を告発し
ていた張本人なのだ!法務・検察にとっては獅子身中の虫、組織に
とってはオウムや過激派以上に恐るべき脅威になっていた。
要するに「裏切り者」に報復し、抹殺するために、三井はパクら
れたのである。
その「裏ガネ工作」とは、すなわち、「週刊文春」などが昨年1
1月ころから連続して報じた、現福岡高検検事長加納駿亮らによる
公金横領疑惑のことだ。加納は高知地検検事正時代に、調査活動費
から裏ガネを捻出し、着服していた疑いをもたれ、実際に刑事告発
までされたのである。
調査活動費(調活)とは、情報提供者への謝礼を名目に認められ
ている予算。管理しているのは検察庁の公安部ないし特別刑事部で
ある。公安上の機密ということで、いくでも不正流用できるわけだ。
実際、検事三井の証言を裏書きするとおり、裏ガネ問題がクロー
ズアップされて以降、検察庁の調活予算が激減していることが、仙
台市民オンブズマンの調査に基づくデータによっても、明らかにさ
れている(2000年10月30日付け朝日新聞朝刊)。
三井が告発に至った動機についてはもちろん分からない。私怨や
もっとダーティーな欲望であったのかもしれない。匿名で週刊誌等
に情報を垂れ流し、大方、法務検察最高幹部と何かの取り引きしよ
うとしていたのだろう。
そのことについて当時、筆者は当メルマガでも、以下のように警
告を発していた。
■ 《公安情報ESPIO!》"自爆テロの研究" Vol.78 11/28/01
http://www.dejicon.com/bn/?2001110120060991009326.xp010617
実を言うと、この一連のストーリーは、記事にも出てくる「現職
検事X氏」からのチクリが大きな要素を占めている。「X氏」はあ
る事情で加納を恨んでおり、あるいは検事らしく色いろその後の算
盤を弾いており、ために「内部告発」攻撃に出ているのである。
しかし、「X氏」の意図にも関わらず、加納は何事もなかったよ
うに栄転してしまった。おそらく「X氏」は少なからず後悔してい
ることだろう。こんなはずではなかったと。
どうして「X氏」の攻撃は不発に終わっているのか。
それは言うまでもなく「X氏」が匿名で「告発」しているからで
ある。自らは安全なところに身を置いて、人を討とうとしているか
らである。
とはいえ、法務・検察はとうの昔に「X氏」など特定しているの
だが、それはそうと分かりつつも、我が身可愛さの余り、この期に
及んでも「X氏」は匿名なのだ。実名だと国家公務員法100条の
守秘義務違反で刑事訴追されるかもしれない、などとつまらない口
実を作って甘えているのである。
ひょっとしたら「X氏」は、「噂の真相」「週刊文春」に続いて
、週朝にも登場することで、法務・検察上層部に揺さぶりをかけた
つもりになっているのかもしれない。それで、「交渉」を有利に運
ぼうとしているのかもしれない。けれども、それは検事にしては余
りに幼稚な考えだ。敵はそんなに甘くはない。取引しているうちに
、必ず陥れられることだろう。
もし、「X氏」が本気で加納のタマを取ろうとしているのであれ
ば、「松尾くん(法務事務次官松尾邦弘)が君のことを心配してい
るよ」などと恫喝されたぐらいで、ビビっていてはいけない。チャ
ンスは今しかない。X氏がこのメルマガを読む可能性は、0.01
%もないが、もし目を通すことがあれば、今からでも遅くない。冒
頭の小説でも一読したほうがいい。
本来であれば加納どころか、松尾の首をも切り落とし、一太刀浴
びせてほしいところである。いやいや一太刀などと言わず、霞が関
の法務・検察ゾーン上空に、「燃料気化爆弾」の一つや二つは落と
してもらいたいのだ。
もっとも、所詮は検事の「X氏」がそういう大勝負に出るとは思
えないのも、これまた事実である。
しかし、僭越にも筆者がこの間ずっと心配していることを、老婆
心ながら付け加えておくと、ひょっとしたら最後の最後には次のよ
う展開もあり得るのではなかろうか。
つまり「X氏」の意向に関わらず、やはり「燃料気化爆弾」は炸
裂すると。もちろんその場合は「X氏もろとも」ということになる
わけだが・・・。
「敵はそんなに甘くはない。必ず陥れられるだろう」とまさに筆
者が事前に忠告したとおりの展開となっているではないか!しかも
、文中にあるとおり、問題の公金横領検事加納駿亮は何事もなかっ
たように、福岡高検検事長に栄転しているのである。
三井が逮捕される直前には、複数のテレビ局が自宅を訪れ、イン
タビューを行っていたという。三井はよもや高検公安部長の自分が
パクられるなどとは夢想だにしなかったはずだ。
今ごろになって、法務検察がオキテ破りの報復攻撃に出た理由だ
が、一つには高松検察審査会の決定を様子見していたのだろう。す
なわち、同審査会は「(不起訴処分の根拠となった)“嫌疑なし”
を覆すに足りる証拠が見つからなかった」として、加納の不起訴処
分を妥当とする判断を、今年の4月15日までに下していたのであ
る。15日までに三井をパクれば、証拠潰しをしているような印象
を与えるため、議決が下る時期を待っていたに違いない。
一方、「FRIDAY」などで、元検察事務官の大田原が同じく
裏ガネ問題を告発したことも影響していることが考えられる。逮捕
をチラつかせた恫喝による口封じだ。
■ 論談同友会
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0204/020413-1.html
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0204/020407.html
さらに法務検察ではないが、『警視庁裏ガネ担当』(講談社、元
警視庁警備第一課主任・大内顕)などが今月18日に発売されたと
おり、内部告発が最近立て続けに続いており、こういう風潮を断固
阻止したいという権力機関の意図も垣間見える。
警備第一課は、警備公安警察の中枢の一つ。一昔では、こんな大
それた告発は想像もできなかったのだ。
三井に限って言えば、報道にあるとおり、実際、ダーティーな活
動に関わっていたのかもしれない。しかし一方だからと言って、三
井の告発内容が虚偽だということにはならない。まして公金横領が
許されるはずもない。むしろ、法務検察が三井を上回る薄汚いやり
口で、告発者を抹殺し、組織犯罪を隠蔽しようとしていることはも
はや明らかなのだ。
ところで、「裏切り者は、たとえそれが高検公安部長でも、絶対
に許さない」という今回の法務検察の対応を見て、「野田さんも気
をつけたほういいですよ。野田さんに対するメッセージでもあるん
ですよ」などと、複数の記者から忠告があった。
あらためて言うまでもないことだが・・・一言だけ宣告しておこ
う。
筆者は三井のように甘くはない。謀略者とは一切の取引をしない。
いかなる恫喝、報復、謀略に対しても決して屈服しない。法務検察
が裏切り者を絶対に許さないのと同じく、筆者も公安調査庁とその
周辺者を絶対に許さない。一匹残らず許さない。攻撃者に対しては
それに倍する攻撃でもって応え、完全殲滅するのみである。
ちなみに、今回の三井逮捕劇の首謀者たちに“100%確実な”
情報を提供しておきたい―“遠からず”“確実に”その”報い”が
我が身に降りかかるということを、である!
<参考>公金横領検事(その1から4)
http://www.dejicon.com/bn/?2001110037544938003301.xp010617
http://www.dejicon.com/bn/?2001110040888456007776.xp010617
http://www.dejicon.com/bn/?2001110045142589003834.xp010617
http://www.dejicon.com/bn/?2001110052633216005099.xp010617
<付記>
先ほど記者会見の様子を「ニュースプラス1」で見た。
遺憾の意を表しつつも、心なしか原田明夫の声が上ずり、顔に笑
みが浮かんでいるように見えたのは、筆者の気のせいだろうか?
「三井容疑者はいわゆるブラックジャーナリズムの編集者とも付
き合いがあり、検察当局はその交友関係の全貌を解明する方向」云
々などと、いかにも正義感が溢れるように、読売テレビの若い女記
者がもっともらしくニュースを読み上げていた。きっと大本営発表
をそのまま真に受けて垂れ流しているんだろう。実体は単なるニュ
ース読みの姉ちゃんとはいえ、こんなのでも記者が務まるのだから
気楽なもんだ。これで、ほとんどの視聴者は、三井の悪人面だけが
印象に残り、背後に公金横領疑惑があることなどまったく知り得ず
に終わるわけである。
しかし、たしかに三井は悪人面している。「司法大観」にはもう
少しまともな写真が載っているとは思うのだが・・・さすがに、内
部告発をチラつかせて“交渉”していただけのことはあるというし
かない。
蛇足かもしれないが、「内部告発者保護法」を策定しようとして
いる識者各位は、実際にはほとんどの場合、こういうダーティーな
オッサンたちが、暴露攻撃を仕掛けているという現実をしっかり見
据え、その上でいかに公益を図るべきなのか検討し、実効性のある
法律を策定すべきであろう。
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情報発信者:野田敬生(hironari noda)
HP: http://move.to/espio/ http://flying.to/noda/
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http://www.emaga.com/bn/?2002040058135962008994.xp010617