(回答先: Re: 毛利元就か、徳川家康か、あるいは。 投稿者 Silent Tears 日時 2002 年 4 月 18 日 18:40:24)
もう、30年くらい前の本ですが倉前盛通「悪の論理・地政学とは何か」を読んで感動しました。目鱗状態で現在進行形です。
小室直樹や渡部昇一・長谷川慶太郎の本も読みます。
倉前と小室の対談本の中に面白い事が書かれてありました。アメリカの嫌なところも充分承知のうえで両氏はアメリカとは一番仲良くやっていかなければならないという結論です。何故か?
「一番物騒な国だから・・・」という事でした。どうも、日本人を見ていると極端なアメリカ嫌いか、好きかに分かれるような気がします。アメリカの良い点、悪い点も含めて冷静に見ている人は少ないですよね。どちらかと言うと親米派の部類に入りますが、でも、アメリカが原爆を日本にだけ投下した事、日系人を収容所に入れ財産を没収したこと、(戦後50年くらいして補償されましたが)敵国はイタリアもドイツもそうであるのに、日本人だけ収容所に入れられた事は記憶すべきだと思います。根に持つというような三流の概念ではなく、根底において理屈ではない差別が極限状態では発生するということを日本人は認識しておかなければいけないと思っています。