密航船でオーストラリア入国を目指したアフガニスタン人ら中東難民に対し、入国を阻止した豪海軍兵士らが精神安定剤を紅茶に混ぜて飲ませていたことがわかった。
12日付のオーストラリアン紙によると、ジェフ・スミス海軍少将が上院の調査委員会に提出した資料で明らかになった。
それによると、難民らは入国を阻止しようと航行妨害する豪海軍に対し、船上で火をつけたり海に飛び込んだりして抵抗。子どもの首を絞め、海に投げ入れようとした難民を落ち着かせるため、精神安定剤を使ったという。
スミス海軍少将は、昨年9月から12月まで12隻の難民船の入国拒否にかかわった。(シドニー支局)
(4月12日12:33)