[キリノチチ(スリランカ) 10日 ロイター] スリランカ・タミル人過激派の最大組織「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」の指導者であるベルピライ・プラバカラン議長は、10年余りぶりに記者会見を開き、同国政府との和平交渉については誠意を持っているとする見解を示した。
プラバンカラン議長は同時に、分離独立とタミル人国家樹立を引き続き要求する構えを見せた。
同議長は記者団に対し「国家樹立を目指す方針を破棄する状況は整っていない」と述べた。
LTTEは、少数派であるタミル人の分離独立を目指し、1983年から同国政府との戦闘を続けているが、ノルウェー政府の仲介による和平案への態度に注目が集まっていた。(ロイター)
[4月11日8時21分更新]