(回答先: Re: 花粉症の元凶は表面のトゲ 兵庫医大教授が新学説 投稿者 一花粉症患者 日時 2002 年 3 月 20 日 10:52:34)
これが果たして「新学説」と言えるかどうか疑問があり、同時に、「遺伝子を組み替え」などと空想科学小説まがいの説の流布により、すでに何十年も掛かることが明白になっている「花粉の少ない種類」育成、植え変えの発表報道と同様の効果を現すことを危惧します。
「電子顕微鏡で観察」の方は、私自身がすでに十数年前、花粉のカラースライドを使った耳鼻科医師の講演を主催していますから、有害花粉の形状は早くから知られていたと証言します。一昨年には関係著作を調べ、色刷りの花粉の種類紹介の頁を見ました。
「トゲや突起」の存在は確かに、粘膜の中に潜り込むのには有利でしょう。杉花粉の場合には、粘膜の中に入って水分を吸い込んで膨張し、「爆発する」と記されていました。
「スギの花粉などに限って、表面にトゲや突起がある」というのは徹底調査による成果かもしれませんが、そのこととアレルギー反応とは別なのかもしれません。アレルギーの原因物質は花粉だけではなくて、これまでに一番多かったのはハウスダストと呼ばれるチリダニの糞でした。これには「トゲや突起」はありません。