ご存じの方も多いと存じますが、「加治隆介の議」というマンガ(講談社・ミスターマガジンKC・弘兼憲史 著)の第1巻、交通事故で亡くなった主人公の父が遺した日記を、総理からの議員出馬要請を断った主人公が、偶然見つけて読むシーンがあります。
その後、加治隆介は出馬を決意します。
個人的に感動した事を思い出して、ここに記そうと思います。
以下、転載
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「良くも悪くも競争もない社会に発展はない」
最大の競争は戦争であり、皮肉なことに科学はこの競争の度に飛躍的に発展した。
しかし、同時にこの戦争こそ人類最大の的である。
人類の究極の目標は無限の発展ではなくて、限りなく平等に近い形での人類の共存なのだ。
同様に、政治家の最終的な目標は「人類の幸福」である。
それは決して日本一国の幸福ではない。
ましてや決して鹿児島県民の幸福ではない。
更に言えば、加治元春という個人の幸福では断じてない。
個人を越えて自分の選挙区を越えて日本国を越えて世界的スケールでの「人類の幸福」こそが
我々政治家の取り組むべき最大の命題なのだ。
無意味なナショナリズムは戦争の引き金でしかない。
これからの政治家はお国の平和の為よりも世界平和の為に働くことを第一義とすべきだ。
(機内の窓から富士山を見下ろすシーン)
決して自分や自国につながる利益を優先してはいけない。
それが私の政治信条である。
加治元春
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転載終わり