02/27 20:43 人体埋め込みチップ申請へ 米社、プライバシー懸念 外経110
【ワシントン27日AP=共同】米フロリダ州のハイテク企業ア
プライド・デジタル・ソリューションは二十七日までに、人体埋め
込み用のコンピューターチップの商品化に向け、米食品医薬品局(
FDA)に近く、認可申請手続きを取ることを明らかにした。
米粒大のチップには病歴などあらゆる個人情報を入力することが
可能。普及すれば、病院に運び込まれた意識不明の患者を治療する
際などに役立つと同社は期待しているが、プライバシー保護の観点
から新たな懸念も浮上している。
同社によると、チップの価格は約二百ドル(約二万六千八百円)
。アプライド社は顧客の望む情報をチップに入力、顧客側はこれを
主治医らに持ち込み、体内に埋め込んでもらう。チップの情報は、
特別なスキャナーで読み取るという。
同社は、これとは別の人体埋め込み式器具も開発中。チップと組
み合わせて使うことで、衛星で常時その人物の所在を把握できるよ
うになるため、誘拐防止に役立つなどとして関心を呼んでいるとい
う。
(了) 020227 2043
[2002-02-27-20:43]