(回答先: 攻めに来た連中も 投稿者 通行人B 日時 2002 年 2 月 21 日 02:16:14)
「通行人B」さん、初めまして。
>拝金思想はいつになったら崩壊するんでしょうね。
拝金思想は“倒錯”した思想です。
冷静に考えれば、よほど特殊な守銭奴やゴールド愛好家でもなければ、拝金思想の実体は、“拝金”ではなく、“拝商品”や“拝快感”です。
お金でどれだけ欲しい物が手に入るか、お金でどれだけ気持ちがいい時間を過ごせるかというのが、お金にしがみついている人たちの本音ではないでしょうか。
紙切れ通貨がはびこったことで、それがより明白に認識できるようになったと考えています。
後ほど、《その3》あたりで書こうと思っているんですが、現在でも、金貨制は無理だとしても、金本位制は通用させることができます。それをあたかもできないかのように経済学者が言っているのは誤りです。(経済が順調に動いていくと確信していれば、拝金主義者は少ないのですから、紙幣を金に変えて退蔵する人はほとんどいませんからね)
ごく一部のしかもごく大量の金を保有している人たちが強固な“拝金思想”に囚われているから、金本位制を採らないのです。端的に言えば、自分が保有している金を持って行かれるのがイヤだから、金本位制を止めたのです。
(後ほど書き込みますが、今も実は歪んだ奇妙な金本位制なんです)
多くの人、とりわけ、ガチガチの拝金主義者が、拝金思想の倒錯性に気づいたときに、拝金思想はものすごく小さなものとなり、あまり害毒を及ぼさないようになると考えています。
そこに至るまでに、たぶん、拝金思想の波が一度だけ大きく沸き起こるのではと考えていますが...。