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いわゆる“武士道”を語るとき、新渡戸稲造の「武士道」が持ち出されることが多いが、わたしは、あれは外国人に日本の武士道を説明するための取扱説明書みたいなもので、あれを読んで日本の武士道の歴史や理念やすべてがわかったような、したり顔の日本人は、日本人ではないと思う。日本に武士道があるように、西欧には騎士道があったわけで、騎士道が身についている白人キリスト教徒に日本の武士道を理解してもらう目的で書かれた取扱説明書を、武士道を忘れてしまった日本人が読んでいるいまの日本人社会は…それを薦めている日本人をふくめて、漫画チックだと思う。
それでは、武士道が、どこから生まれてきたかと振り返ってみると、日本列島を統治しようと神さまの軍隊が高天原からおりてきたり、島根県を平和的に献上した国譲りの時代とか、日本武尊が中部地方や関東地方を併合した時代には、皇族自身が刀や槍を振り回して戦ってたから武士と呼ばれる階級はなかった。したがって、当然そこに武士道は生まれていなかった。
国土が拡大して、天皇と国民との間に中間管理職としての国司や郡司がつくられて、それらの領国大名から自立して戦国大名が生まれる過程で武士が生まれた。そうして武士は生まれたのだが、武士道は、まだ誕生の兆しさえなかった。
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