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菅首相「2月下旬から開始」ワクチン接種の甘すぎる目論見
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/283946
2021/01/16 日刊ゲンダイ
田村厚労相もワクチンに前のめり(C)日刊ゲンダイ
新型コロナウイルス収束と東京五輪開催の鍵となるワクチン接種を巡って、東京都内の市区町村から悲鳴が上がっている。
14日の小池都知事と市区町村長とのテレビ会議で、「情報が不足して準備が進められない」といった声が相次ぎ、「都から医師会に綿密な協力要請をして欲しい」と要望が上がったのだ。
市区町村は、集団接種会場の確保や医療機関への委託を担当する。「接種できない」と悲鳴が上がるのは、菅政権の“丸投げ”が原因だ。
医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏はこう言う。
「厚労省は当初、接種事業を医師会や医療機関に“丸投げ”しようとしました。ワクチンによるアレルギー反応が起こることが分かり、厚労省は1回接種するごとに、接種対象者に、その場で30分間待機してもらうことを求めた。何万回も接種をするわけですから、医療機関ではとてもさばき切れません。そこで、今度は接種事業のオペレーションを市区町村に“丸投げ”したのです。日本ではワクチンの集団接種を行った経験が乏しく、厚労省はノウハウを持っていない。だから、市区町村に『うまくやれ』と押し付けることしかできないのです」
病院が「密」になる可能性
海外製薬大手が開発中のワクチンは、間隔をあけ計2回の接種が求められている。例えば、人口5万人の市区町村の住民全員に接種する場合、10万回の接種が必要になる。
相当なマンパワーと、綿密な接種計画が必須だ。
「5万人に10万回の接種を実施するとなると、短くても3カ月程度はかかるでしょう。この仮定を前提にすると、1カ月に3万3000回接種することになる。医者1人の1日の労働時間が8時間ならば、1時間で100人以上に接種することになります。それだけの方たちに、接種後、30分待機してもらうとしたら、病院内は当然『密』になる。そもそも、そんなに大勢が待機できるスペースはないでしょう。米国では、休園中のディズニーランドで一気に集団接種を進めるなど、対策をとっています。ノウハウがない厚労省には、そういった発想が見受けられません」(上昌広氏)
ワクチンはマイナス数十度で管理しなければならないものもある。そもそも、十分に確保できるかも見通せない。
菅首相は五輪開催を念頭に置き「2月下旬に接種を開始する」と理想論を語ったが、現場の事情が理解できていないのではないか。“口だけ”であまりに無策だ。
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