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岡崎久彦という名前を聞いて、あぁ、あの人かと思い出す人は、このボードでも少数になってしまったんだろうが、最近のニュースを見ていて、共産支那の急膨張に手を焼いているアメリカの対応と、それ以上に、何の対応もできずに、コロナにかまけて口をつぐんでしまった日本の与野党の自称、政治家たちを見ていると…しかも、この役立たずの多くが親の七光りで赤じゅうたんを汚しているのを見ていると、それでも由緒正しい天才というべき人物はいるものだと、かれの家系を思い出しながら話してみたくなる。
それは昭和の終わりころか、平成のはじまったころだと思うのだが、掲載された雑誌も文芸春秋だったか、中央公論だったか、諸君だったか、定かではないのだが、30年ぐらいのスパンで見通した日米中三国の軍事バランスだった。
東シナ海の軍事バランスを長期的に予想して、十数年間は米軍のバックアップと自衛隊パイロットの高度な練度にささえられて日本の優位は保てるが、そのあとは日米安保では支えきれない。新鋭機の大量採用を促したものだった。
ちょっと不安に駆られたが、自分が生きているか、どうかもわからない長期的な見通しだったので、忘れるともなく、忘れていた。しかし、最近数年の日中関係をみていると、この雑誌記事の見通しの確かさに、あらためて感銘する。
しかし、感銘ばかりしていられないのは、見通しはぴったり的中していても、日本の防衛政策は、まったくその助言を無視していた結果のこの現実だ。この30年の無策は、日本の未来史にどんな影響をするんだろうか。幸運なことに、その結果をみる運命からは、わたしは免れていると思う。
それにつれて思いだすのだが、この岡崎久彦の祖父の岡崎邦輔は、あの日清戦争を戦った外務大臣・陸奥宗光の従弟で、日本の近代外交の屋台骨を支えた家系なんだな。
朝昇ったおひさまは、夕べに沈む運命で、日本と呼ぶ祖国の落日は、止めようがないのだろうか、、
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