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1都3県ついに白旗…コロナとの戦い「日本モデル」撤退宣言
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/283789
2021/01/13 日刊ゲンダイ
クラスター対策は失敗(小池百合子東京都知事)/(C)日刊ゲンダイ
事実上の撤退宣言だ。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都と埼玉、神奈川、千葉の3県は、感染経路を保健所が詳しく調べる「積極的疫学調査」を簡略化する方針を決めた。
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4知事は12日、官邸を訪れて菅首相らと会談。調査を重症化リスクの高い高齢者に重点化するなど基準の明示を要望した。
急激な感染者の増加で保健所の調査が追いつかないため、「保健所業務の負担軽減」を理由にしているのだが、これは「日本モデル」の失敗を認めたも同然だ。クラスター追跡では感染拡大を封じ込めることができないと、ついに白旗を揚げたのだ。
特に保健所の業務が逼迫しているのが東京都で、入院・療養等調整中は約7000人に増加。患者1人からの聞き取りに3時間かかるケースもあるという。
医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏が言う。
「クラスター対策による封じ込めに無理があることは、当初から自明でした。それでコロナが収束するなら他国も同じことをやっていたでしょう。保健所の業務は本来、感染経路の調査ではなく、感染者のケアに特化すべきなのに、厚労省や国立感染研がデータを独占的に集めるための下働きをさせられてきた。厚労省の医系技官や専門家会議がクラスター対策に固執して、PCR検査を増やそうとしてこなかったことが日本の敗因であり、現在の第3波拡大につながっている。クラスター対策からの方針転換はいいとして、それで検査数が減ってしまうなら本末転倒です」
「国がやるべきことはPCR検査の拡充」
クラスターの追跡をやめることで、従来の基準では濃厚接触者に該当していた人が検査対象にならず、無症状感染者が野放しになれば感染拡大が止まらないことは素人でも想像がつく。東京都の新規感染者数は12日、8日ぶりに1000人を下回ったが、対象基準を変えて検査数を減らしたことが一因なのか。参考となる検査実施数は先週末から公表されていない。昨夜の時点では8日から更新されていなかった。
「今でも諸外国に比べて検査数が少ないのに、さらに検査対象を絞って見かけの新規感染者数が減ったところで、何の意味もありません。国がやるべきことはクラスター調査ではなく、PCR検査の拡充だということはハッキリしている。民間機関を助成して、徹底的に検査を行うしかありません」(上昌広氏=前出)
今後、発表される首都圏の新規感染者が減少傾向になっても、喜んではいられない。クラスター対策が敗退した結果、感染の実態が見えなくなるだけかもしれないのだ。
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