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先手先手外国人入国規制強化の大嘘
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2021年1月 8日 植草一秀の『知られざる真実』
重大なニュースが重大なニュースとして報じられていない。 12月28日、菅義偉首相は首相官邸で記者団の取材に対して 「国民のみなさんの命と暮らしを守るため、先手、先手で対応するために、全世界から外国人の新規入国者の停止を発表させていただきました」 と述べた。 英国のジョンソン首相は12月19日、新型コロナウイルスの変異種が英国で発見されたことを発表した。 英国で変異種が確認されたのは12月13日。 ジョンソン首相は変異種が最大で1.7倍の感染力を持つ可能性を公表した。 それから1週間経過して日本政府が動いた。 日本政府は12月28日に、全世界を対象にした入国緩和策を停止した。 「先手先手」ではなく、菅首相のもっとも得意とする「後手後手」だった。 ところが、テレビメディアではこうした「後手後手」対応でも政権をよいしょする「よいしょ要因」が確保されている。 「よいしょ番組」の代表がTBSの「サンデージャポン」。 12月14日の菅義偉首相の高齢者8人による銀座ステーキ忘年会参加についても懸命に擁護する要因が確保されている。 12月20日放送の番組でテリー伊藤氏は、出席者を 「各界のすごいみんなちゃんとした人」、「特にこういった人たちってのはホントにスケジュールが忙しい」 と述べて、 「それを5人6人っていうのを、そこを攻めていくよりも、この攻め方が僕ちょっと気持ち悪いなと思う」 とコメントした。 この政権擁護の方がはるかに気持ち悪い。 テリー伊藤氏は、 「コロナ対策をしっかりしてくれた方が、別に10人でも20人でも」 と述べて多人数会食を容認し、 「僕は今のコロナって、甘く考えてないんですよね。戦争と一緒。有事なんですよ。有事の時にそんな細かくね、5人だ6人だってことを言ってることの方がちょっと気持ち悪い」 と述べた。 本当に気持ち悪い。 同じ番組で杉村太蔵氏は 「総理大臣と一般の国民の会食は違うんじゃないかな」 とした上で、 「会食、会食と言っても、そこで意見をよく聞くので、一緒にするのは」 と菅首相を擁護。 コメンテーターではなく「工作員」と表現するのが適切であると感じられる。 12月28日に実施された入国規制強化の方針が公表されたことについて、12月27日放送の同番組で杉村太蔵氏は、 「全世界からの入国停止を発表したが物凄く早く、方針が変わったなと感じた」 と述べた。 杉村氏の生活防衛術なのだろうがやはり気持ち悪い。 菅義偉首相が自画自賛した「入国規制強化」だが、実態はまったく違う。 外国人の入国の太宗を占める 感染状況が落ち着いている国・地域を対象にした、 1.出張などの短期滞在者を2週間待機免除で受け入れること 2.駐在員や技能実習生などの中長期滞在者を2週間待機付きで受け入れること が除外されている。 感染が少ない11ヵ国からの入国者が外国人入国の多くを占める。 この部分を除外して、よくも「先手先手」と言った。 このあたりが菅内閣支持率急落の主因のひとつ。 1月7日に「緊急事態宣言」を発出したのを契機に、例外扱いしてきた11ヵ国・地域を含めて、外国人の新規入国を全面的に止める方針だと報道された。 ところが、1月5日に菅首相を含めて検討した際に、菅首相が現在、例外扱いしている11ヵ国・地域からの入国容認を継続することを強く主張し、方針が覆されたとのことだ。 「ビジネス関係者の入国、一転継続 「首相に強い思い」」 https://bit.ly/3otguRf 外国人の入国を基本として全面停止とすれば東京五輪の開催は極めて困難になる。 国民の命と暮らしよりも五輪=利権を優先する菅義偉首相がGoToとまったく同じ図式でコロナ対策を骨抜きにしている。 これが菅義偉首相の「先手先手」の正体だ。 |
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