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感染拡大推進「勝負の3週間」成果
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2020年12月31日 植草一秀の『知られざる真実』
東京都の新規陽性者数が1300人を超えた。 感染拡大は菅内閣がもたらしたもの。 11月25日に示した「勝負の3週間」とは何だったか。 総合的、俯瞰的に考察すると 「感染爆発に向けての勝負の3週間」 だったことが分かる。 11月21日から23日にかけての3連休。 この3連休前に感染拡大が顕著になった。 総合的、俯瞰的に考察して、感染を抑止する考えがあれば、3連休の前に人の移動を抑止したはずである。 GoToトラベルは人の移動を加速させるもの。 菅内閣は 「GoToトラベルが感染拡大の主要な要因であるとのエビデンスは、現在のところ存在しない」 と言い続けたが、 「GoToトラベルが感染拡大の主要な要因でないとのエビデンスは、現在のところ存在しない」 と言わなかった 12月3日の厚生労働省・専門家会合では、新型コロナウイルスに感染した人のうち、県を越えた移動をした人は、県を越えた移動をしていない人に比べて、他の人に感染させた頻度が高いという解析結果が報告された。 人の移動拡大が感染拡大の原因になることは常識の判断で分かる。 菅内閣は11月の3連休の前に速やかにGoToトラブル事業を一時停止するべきだった。 しかし、菅内閣はGoToトラブル事業を全面的に推進し続けた。 「勝負の3週間」で感染を一気に拡大させようとしたのだと思われる。 総合的、俯瞰的に見れば、菅内閣のこの意図は全面的に効を奏したと言える。 そして、2020年の最後の日に、東京都の新規陽性者数を一気に1300人台に乗せることに成功した。 しかし、このことを喜ぶ国民は一人もいない。 圧倒的多数の国民は新型コロナ感染症の感染拡大を可能な限り、早期収束させることを願っている。 だから、GoToトラブル事業を直ちに停止し、政府が感染拡大抑止に全力を挙げることを求め続けてきた。 経済は大事だが、感染を拡大させれば「緊急事態宣言」などの事態に舞い戻る。 その弊害がはるかに大きい。 GoToトラブル事業が最悪の経済政策である第一の理由は、GoToトラブル事業が決定的に不公平であること。 政府の施策はすべての国民に対して公平、公正なものでなければならない。 ところが、GoToはこの原則と真逆のもの。 菅内閣が感染拡大を受けて「勝負の3週間」を掲げたのは3連休が終わったあとの11月25日。 人出が一気に拡大する3連休が終わるのを待って「勝負の3週間」と掲げた。 「勝負」と言いながら、感染拡大抑止の方策は何も打たなかった。 12月に入ってから、札幌、大阪のGoToトラベルが一時停止されたが、これもこれら地域を目的地とする旅行だけ。 12月22日からは東京なども加えられたが、これもこれら地域を目的地とする旅行だけ。 感染が拡大している地域から地方への旅行には停止措置が取られなかった。 12月14日に菅首相はGoToトラベルの全国での一時停止を発表したが、これも実施は12月28日から。 感染拡大を抑止する考えがあるなら、当然即時実施になる。 あえて2週間も時間を空けてからの実施を発表した。 「勝負の3週間」が「感染拡大を推進する勝負の3週間」であったのは間違いない。 12月27日までのGoToトラベルは制限されず、「駆け込みGoTo」が全国で観察された。 その結果としての順当な東京都新規陽性者数1300人達成である。 このような内閣が存続し続けると国民は自分の命を守れなくなる。 この事実を鮮明に示すことになった2020年の最終日だ。 |
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