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PCR妨害での犠牲者をこれ以上増やすな
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2020年12月29日 植草一秀の『知られざる真実』
立憲民主党の羽田雄一郎参議院議員が急逝された。 心からご冥福をお祈りしたい。 私も長野県佐久平で羽田氏講演会で講演をさせていただいたことがある。 父上の羽田孜元首相、羽田雄一郎氏にお会いさせていただいた。 政権交代をかけて実施される2021年の衆院総選挙を目前にして、あまりにも残念な事態になった。 死因は新型コロナ感染症と発表された。 極めて急激な重篤化、逝去だった。 羽田議員は12月22日に東京で面談や党の常任幹事会に参加。 24日午前11時半ごろ、羽田氏の秘書が参議院の診療所に 「羽田氏に症状はないが、近場の人に感染者が出た。 どこでPCR検査を受けられるか」 と問い合わせたという。 この時点で速やかにPCR検査が実施されていれば、感染を早期発見することができ、適切な医療行為が施された可能性が高い。 羽田氏は新型コロナ感染症に感染した場合に、重篤化しやすい基礎疾患を有していた。 タバコの喫煙者でもある。 感染症対策の基本は「検査と隔離」。 重篤化しやすい人の感染には特段の警戒が必要になる。 羽田氏は24日の夜に38.6度の熱を出した。 この時点で直ちに医師の診察を受ける必要があった。 25日朝には36.5度に熱が下がったが、夜には再び38.3度に上昇した。 この日は自宅で過ごし、都内にある民間のクリニックで27日午後にPCR検査を受ける予約を入れた。 そして、1日明けた27日に予約していたPCR検査のクリニックに向かう車の中で体調が急変。 羽田議員が「俺、肺炎かな」とつぶやいたあと、意識を失った。 救急車が手配され、病院に搬送されたが、夕刻に死亡が確認された。 24日の発熱から3日で帰らぬ人になった。 この事例で浮かび上がる重大事実は、PCR検査を迅速に受けられないという現実。 そのために、新型コロナウイルス感染症への感染確認が遅れる。 当然のことながら、医療的対応が遅れる。 基礎疾患を有する人の場合、年齢が高齢でなくても、一気に重篤化することがある。 逝去という最悪の事態を回避するには、早期発見、早期治療がカギを握る。 発熱する前の段階の24日にPCR検査を希望したにもかかわらず、検査を受けることができず、ようやく予約を入れられたのは27日だった。 この3日の時間差が生と死を分けた可能性がある。 諸外国ではPCR検査が広範に実施されている。 新型コロナウイルス感染症の最大の特徴は無症状の感染者が感染を拡大させている可能性が高いこと。 この点を踏まえると、感染拡大を抑止するには、広範にPCR検査を実施するしかない。 PCR検査には多くの批判もある。 武漢でのコロナウイルス感染症の患者から採取した遺伝子情報を基準としているのがPCR検査とされるが、ウイルス自体が分離、確認されていないから、PCR検査の陽性が示すものが定かでないとの指摘もある。 早期の新型コロナウイルスの分離、確認が期待されるが、このことによってPCR検査が無意味であると断定することもできない。 PCR検査が完全に無意味なものであるなら、世界中の科学者がこのことを大合唱するはずだ。 しかし、実際にPCR検査の陽性、陰性判定と、症状のある「感染者」との因果関係は存在しており、PCR検査全体を否定することは合理的でないと判断される。 感染拡大を抑止するには、「検査と隔離」の手法を活用する以外に有効な方法がない。 そうであるなら、PCR検査の大幅拡充を目指すべきだ。 ところが、日本政府は一貫してPCR検査の開放、拡大を阻止してきた。 その結果として多くの悲劇が繰り返されている。 検査抑制、検査妨害は、「利権」が背景だと判断される。 羽田氏の悲劇を踏まえて、この点の深掘りが必要不可欠だ。 |
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