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自民党vs公明党“広島戦争”、崩れる選挙協力…公明vs創価学会、権力闘争も表面化
https://biz-journal.jp/2020/12/post_196551.html
2020.12.15 05:40 文=編集部 Business Journal
公明党のインスタグラムより
自民党と公明党による衆院広島3区の候補者争いが激化している。
広島3区は自民党を離党し、公職選挙法違反の罪で公判中の河井克行元法相の地元。すでに公明党が、比例中国ブロック選出の現職、斉藤鉄夫副代表(68)の擁立を決定済み。11月19日に、広島市内で記者会見も開いた。電光石火の素早さで、自民党の小選挙区を奪いにいっている。
公明党は現在、衆議院の9つの小選挙区に候補者がいるものの、関西以西には選挙区がない。中国や九州地方で小選挙区候補を出すことは、長年の悲願だった。全国の小選挙区で、連立を組む自民党候補に2万票前後を協力していることもあり、山口那津男代表は、「自民党は大局的に判断してほしい」と広島3区の明け渡しを迫っている。
ところが、地元の自民党広島県連は簡単には納得しない。売られた喧嘩は受けて立つとばかりに候補者選考の公募を行い、広島県議の石橋林太郎氏(42)の擁立を決定。12月9日、党本部に次期衆院選候補者の前提である党支部長に選任するよう要請した。
県連会長の宮沢洋一参院議員は「公明と一緒に自民候補を応援できる態勢を党本部がつくってほしい」と、県連が決めた石橋氏への与党候補の一本化を求めたのだった。県連が強気になれるのには理由がある。公明党が候補者擁立に固執しても、自民党の支援がなければ広島3区での当選は覚束ないという確信があるからだ。
「2017年衆院選の広島3区の比例票は、自民6万3000票に対し、公明は2万6000票。公明票だけではとても勝負になりません。戦いの末に公明候補に決まったら、3区の自民は動かない。結果、野党を利することになる」(自民党関係者)
■公明と創価学会の権力闘争
加えて、公明が広島3区に殴り込みをかけた背景に党利党略を見た県連が怒っているとも。
「党勢退潮への危機感から、関西以西の小選挙区で強気の戦略を仕掛けると公明は説明しているようですが、本当の危機は、公明が現状で2議席を確保している比例中国ブロックで、2議席目を取れない可能性が高まっていることにある。つまり、ドント方式で当選者が決まる比例では落選しかねない斉藤さんを、小選挙区の自民党票で救ってもらおうということ。ご都合主義じゃないですか」(自民党関係者)
さらには公明と支持母体・創価学会の権力闘争も絡む。広島への殴り込みは、菅義偉首相と昵懇の学会幹部・佐藤浩副会長が絵を描いたとみられている。
「広島の学会責任者は佐藤副会長の直系とされます。それもあって、中国ブロックでの全体の当選者数を絶対に減らすわけにいかない」(自民党関係者)
そのため、内部からも「自民と喧嘩なんかして。自民に動いてもらえなければ小選挙区では勝てないのに、何をやっているのか」といった批判的な声も出ているという。
公明党・創価学会も決して一枚岩ではないのだ。75歳以上の高齢者の医療費負担を現在の1割から2割にアップさせる一件では、年収制限のラインをめぐって、公明党が240万円以上を主張、自民党が170万円以上にこだわり調整が難航した。結局、菅首相と山口代表のトップ会談で、足して2で割って200万円以上で決着した。だが、選挙の候補者は足して2で割れない。どうやって落とし所を見つけるのか。
(文=編集部)
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