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再燃した「サクラ疑惑」は権力者同士の泥仕合なのか 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282112
2020/12/03 日刊ゲンダイ
菅首相(右)がカチンときて”安倍潰し”?(C)JMPA
先週の本欄で、安倍晋三前首相の再々登板を目指すかのハシャギぶりに触れ、「二度と安倍日本を見たくない」と述べたが、これは杞憂に終わりそうである。
与党のベテラン議員が解説する。
「再燃したサクラ疑惑がひどい。昨年来、国会であれほどまでに野党の質問者を小バカにしたような口調でシラを切り続けてきたのが、全部ウソだったというのでは、与党としても擁護のしようがない。政治資金収支報告書の不記載で、議員本人を罪に問うのは難しいだろうが、道義的責任は免れず、議員辞職、あるいは病気理由の引退ということもあるのではないか。とうてい再々選などあり得ない」と。
安倍が先月16日に「私が首相だったら(早期解散への)強い誘惑に駆られる」と言ったことに菅義偉首相がカチンときて“安倍潰し”に出たという噂は本当なのか?
「確かにあの安倍発言は菅がムッとして当たり前だが、安倍潰しというのはちょっと言い過ぎだろう。サクラ疑惑が再燃しそうなことは察知していても、安倍時代の菅がそうしていたように、官邸ポリスを使って検察の動きをコントロールしたり、マスコミの報道にフタをしたりする積極的な裏工作はせず、見て見ぬフリで成り行きに任せていたのではないか」と与党ベテラン議員。
それだったら、結果的には“安倍潰し”と同じではないか。古手の政治記者に聞くと、こう言う。
「菅は、この問題でも、安倍と一緒になってウソをついてきた共犯者だから、そんなに強くは出られない。とはいえ、彼は《何がなんでもコロナを乗り切って五輪を実現し、それを背景に9月総裁無投票再選、10月総選挙勝利で長期政権》という、すべてが希望的観測の連鎖で成り立っている彼にとっての“最善シナリオ”で突き進もうとしているから、それを妨げる危険のある者は、安倍だろうと容赦せずに排除しようとするのかもしれない」
その意味では、安倍の再々選シナリオが消えて、菅はさぞかしホッとしていることだろう。が、「週刊ポスト」12月11日号は“爆弾スクープ”と銘打って「菅首相2500人パーティー『政治資金報告書』に不記載だった/『桜を見る会』とそっくり?」と報じた。結局、権力亡者同士の泥仕合ということである。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
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