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※2020年11月26日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大
※2020年11月26日 日刊ゲンダイ2面
【「子供だまし」はいい加減にした方がいい】
— 笑い茸 (@gnXrZU3AtDTzsZo) November 27, 2020
桜疑惑
菅首相が知らなかったとは言わせない
日刊ゲンダイ pic.twitter.com/D7Q4l9vXm8
※文字お越し
この国のモラルは一体どうなったのか。
「何が正しいのか」「真実は何か」ではなく、「何が政権にとって都合がいいのか」ばかりを探し続け、子供の言い訳にもならないような屁理屈を重ねて不正行為を正当化する。安倍・菅政権という2代続く愚劣極まりない最低政権の下、恐るべき勢いで国家の破壊、劣化が進んでいると思わざるを得ない。その象徴が、安倍前首相主催の「桜を見る会」の前夜祭を巡る新展開だろう。
この問題は、前夜祭の参加者が払った1人5000円の会費と、実際にホテルで行われた宴会の経費の差額を安倍側が補填していた疑いがあるとして、東京地検特捜部が安倍の公設第1秘書を任意聴取していたことが報じられ、その後も続々と詳報が出ている。
25日の朝日新聞や読売新聞などによると、安倍側が2019年までの5年間に差額分として総額約916万円を負担していたことや、支払いを受けたホテル側が発行した領収書の宛名が、安倍が代表を務める資金管理団体「晋和会」だったことが判明。特捜部は補填を示す重要証拠とみて、安倍側が負担に至った経緯やその原資について調べを進めるとともに、政治資金規正法違反(不記載)事件などでの立件の可否を検討しているという。
ウソと廃棄というお決まりの隠蔽パターン
報道の通りであれば安倍は真っ黒。もはや違法行為は疑いようがないが、驚いたのが囲み取材に応じた安倍の説明だ。
あらためて今回の問題を記者から問われると、「(捜査の)途中経過なので、今の段階で話をすることは控えたい」「私はもう国会で答弁している」と開き直っていたから唖然呆然。
さらに、あろうことか安倍周辺が「総理に報告してなかった」などと言い始めているから言語道断だろう。
一部報道によると、前夜祭問題が発覚した昨年11〜12月、安倍は事務所の秘書に対し、「(前夜祭会費の1人当たり)5000円以外を事務所は支出していないか」と電話で確認。すると秘書は2013年から安倍側が補填していた事実を把握していながら、「支出していない」と答えたというのだ。
安倍は支出について「23日に知った」などと説明しているらしいが、誰が信用するのか。「子供だまし」もいい加減にしてほしいし、国民をあまりにも愚弄している話だ。
野党側は桜問題発覚後、それこそ1年近くにわたって国会で繰り返し、安倍に「補填の有無」を問いただしてきたのだ。秘書を管理監督する立場として、なぜ、もっと踏み込んだ確認をしなかったのか。総理大臣ならなおさらで、今さら「秘書が報告してくれなかった。秘書が勝手にやった」で責任を押し付けて済む話じゃないのだ。
さらに言えば、安倍側は、会場のホテル側から受け取った領収書を廃棄していた疑いも指摘されているが、廃棄したということは違法という認識があったからだ。要するに、今回の件も、ウソをつき続けた揚げ句、バレたから証拠を改竄、廃棄しろという安倍お決まりの隠蔽パターンではないか。政治アナリストの伊藤惇夫氏はこう言う。
「秘書の責任にして逃げ切れると思っているのでしょうが、法的問題はともかく、政治家として道義的責任は免れない。部下の不始末の責任を取って議員辞職しますというのが本来の在り方でしょう。(官邸の守護神といわれた)黒川・元東京高検検事長を何が何でも検事総長にしたかったのも、この疑惑隠しのためではないかと勘繰ってしまいます。いずれにしても、政治の嫌な面を見せつけられている国民はうんざりしているでしょう」
自民党の保守本流を壊す「アベ・スガ政治」という亜流 |
破廉恥なのは安倍だけじゃない。虚偽答弁を繰り返していた安倍を官房長官として支え、根拠も示さずに「指摘は当たらない」「問題ない」と突っぱねてきた菅首相も同じだ。
25日の衆院予算委の集中審議で、菅に桜補填問題について質問した立憲民主党の枝野代表は質疑後、「全くの他人事のような答弁だった」と不快感を示していたが、そう思ったのも当然だ。
「刑事告発に対応した検察の捜査に安倍事務所として全面的に協力して、その趣旨を(安倍氏が)述べている」
「(安倍前)首相に確認し答弁してきた」
「答弁する立場にない」
菅は参院予算委でも衆院と同じ答弁を繰り返し、アジの干物のような目玉をキョロキョロさせて傍観を決め込んでいたが、知らなかったとは言わせない。官房長官時代、前夜祭の会費について会見で問われた菅は「5000円で出来ないことはないんじゃないでしょうか」なんてムキになって答えていたではないか。
そもそも、菅は政治資金収支報告書を取り扱う総務省の大臣を過去に務めていたのだから、桜疑惑の“本質”だって理解していたはずだ。政権の要石である官房長官として、ホテル側に前夜祭の領収書の提出を求めてさえいれば、もっと早く事実が明らかになっていただろう。それなのに何もせず、安倍と一緒に頬かむりし続けたのは、菅も虚偽答弁を知っていた証左ではないのか。
安倍も菅も国民に謝罪して議員辞職が当然
桜疑惑は、安倍側が前夜祭の会費を一部負担していたという問題だけじゃない。総理大臣という国のトップが、自身の後援会員らを税金などで飲み食いさせてきたのではないかという公職選挙法違反(買収)の疑惑でもある。その前代未聞の悪事、政治の私物化を隠すために安倍や菅はウソをつき、そのウソをさらにゴマカすために招待者名簿は廃棄されてしまったのだ。
要するに桜疑惑は「アベ・スガ政治」そのもの。自分さえよければ誰にどんなウソをつかせても構わない。そして、バレてもワケの分からない言い逃れを繰り返し、証拠隠滅に血眼になる。すべての状況証拠を「クロ」で固められても絶対に認めず、この期に及んでも逃げられると思って見苦しくあがき続けるのだ。一国のリーダーとして、あまりにも卑しく、さもしい姿に国民は愕然としているに違いない。
百歩譲って安倍や菅の説明が正しかったとしても、結果として安倍は国民に対して虚偽答弁を続けたこと、菅はその安倍のウソ八百を確認もせずに真実だと強弁していたことを反省し、会見を開いて謝罪し、議員辞職するのが政治家としての責任の取り方ではないのか。それなのに、揃って何事もなかったようにシラを切り続けているから狂っている。元参院議員の平野貞夫氏がこう言う。
「自民党の保守本流とは『ウソをつかないこと』だった。どういう意味かというと、たとえ自分が不利に陥ったとしても決してウソをつかない政治。そこでウソをつくのは亜流だということです。しかし、そういった自民党の倫理観や保守本流を壊す政治をしているのが安倍、菅政権です。もはや、今の亜流政治は限界に来ている。このコロナ禍でウソつき政治を放置しておけば国民は不幸になるだけです」
狂気の無責任男が2代続けて総理大臣なんて、この国は本当に恐ろしい国になってきた。地検特捜部は一刻も早く安倍を捕まえるべきだし、菅や自民党議員が永田町から放逐されない限り、この国の民主主義は取り戻せない。
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