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2020年 11月 22日
今回も(もう飽き飽きだろうけど)新型コロナウィルスに関する話から。後半に、大阪維新の会の話を。
20日の記事の最後に、菅首相のコロナ対策に関して、戦争に引っ掛けた話を書いたのだけど・・・。
昨日、山口次郎氏も、コロナと戦争を引っ掛けて、「日本が戦争に負けた理由がわかる」とツイートしていたという。(・・)
『山口二郎法政大学教授が21日までにツイッターに投稿。菅政権の新型コロナウイルス対策を見ていると、日本が戦争に負けた理由が分かると記した。
山口教授は「菅政権のコロナ対策を見ていると、75年前になぜ戦争に負けたかよくわかる。オリンピック開催が国体護持と本土決戦、ワクチン開発が神風、竹槍戦術に代わってマスクしながらご飯を食べる方法を開発」当時の日本政府の対応と、現在の政権の対応を当てはめた。
さらに山口教授は「主観的願望を現実と思い込み、精神主義で問題解決ができると錯覚する。それを批判する者は非国民」と投稿した。(デイリースポーツ20年11月21日)』
* * * * *
菅首相の場合は、日本の国力&国体護持が一番の超保守派の安倍前首相と違って、日本の経済力(新自由主義的な経済発展)が一番の人なのだけど。
お国の(経済の)ためには、国民が多少、犠牲になるのもやむを得ないと考え、国民の健康、生命を救う対策は先延ばしにしているという点では、まさに先の戦争で日本政府&軍部の誤った方針と重なるものがあるかも知れない。
菅首相が、昨日21日の対策本部で行なった発言の最後に発した言葉からも、それは伺える。
『感染拡大が続く中、社会経済活動に対し、更に一段の強い対策を講じる事態を回避するためにも、国民の皆さんの御協力が不可欠であります。改めて、科学的にも効果が立証されてます、会食時を含めたマスクの着用、手洗い、3密の回避、基本的な感染対策の徹底をよろしくお願い申し上げます。』(官邸HPより)
「国の経済が先にありき」の菅首相は、(途中で国民の命にも触れはしたが)国民が社会経済活動への対策を回避するために、感染対策の徹底に協力することを求めたのだ。(~_~;)
<菅首相には、(党内の評判や解散総選挙も意識しつつ)「自分が官房長官時代から推進してきたGo To は絶対に中断したくない」「営業の自粛はできるだけ回避して、7−9月のGDPに続き、10−12月のGDPも上げて、菅首相がコロナ禍の経済を回復させたと言われたい」という個人的な考えもあるかも。^^;>
* * * * *
実際、政府は、11月初旬には感染者が急増するであろうことも、21日から三連休を控えていることもわかっていながら、ひたすらGo To キャンペーンを推進し、感染者が1日2500人を超えるまで放置。もし感染拡大防止を第一に考えるなら、三連休前に対策を講じるべきだったのだが、それもせず。
分科会が20日になってからようやく対策を構図べきだと提言。(尾身会長は「政府の英断を心からお願いしたい」と運用見直しを強く要請。)で、それを受け、菅首相は21日にようやく重い腰を上げて対策本部の会合を開いたのであるが。中途半端な形で、見直しの検討を指示したに過ぎなかった。(-"-)
21日の対策本部で決まったのは、こんなことだ。
* GoToトラベル事業については、感染拡大地域を目的地とする旅行の新規予約を一時停止するなどの措置を導入。
* GoToイート事業については、食事券の新規発行の一時停止やポイント利用を控えることについて検討を要請。
* 各都道府県が、飲食店に対し、営業短縮などを要請する際、地方創生臨時交付金の500億円の追加配分により支援。
* 重症者の発生を可能な限り食い止め、国民の命を守るために、医療施設や介護施設等において陽性者が確認された場合には、入所者・従事者全員に、直ちに国の費用負担で検査を実施。
ただ、予約受け付け停止の時期や対象地域など具体的な内容は決まっていないし、各自治体に委ねる部分も大きい。
結局、色々と決まるまでは、キャンペーンは現状のまま行なわれることになるし。重要な部分は自治体任せということになる。^^;
東京の小池都知事は、政府の対策本部が示した方針を受けて、「国が主体的にお決めになるということが、10月1日に東京が(GoToトラベルに)加わったのもそういう流れで行われたものと理解しています。しっかり国の方でご判断いただきたい、またそれが責任であろうと考えています」と、ちょっと怒っているような口調で語っていた。(発言部分・NNN11.21より)
* * * * *
対策本部の会合が終わった後、菅首相がまた官邸のエントランス部分で、勝手に「会見」と呼んでいる一方的な発言を行なったのだが。
「国民の命と暮らしを守るのが政府の最大の責務」という言葉には、失笑せずにいられなかった。(^n^)
『国民の命と暮らしを守るのが政府の最大の責務だ。今回、この現状の中で、国民の皆さまにさらにお願いさせていただきたい。
スーパーコンピューターでも、その効果が実証されているのがマスクだ。ぜひ、皆さんが会食する際も含め、マスク着用を心からお願いしたい。手洗い、「3密の回避」という感染防止策の基本をもう一度、心がけていただけますよう国民の皆さんに心よりお願い申し上げたい。』
<さすがに国の経済のためにとは言わず。でも、この大事な時期に、国民への最後の呼びかけが、「3密の回避」とは。それにマスク着用に関して、わざわざ「スーパーコンピューターでも、その効果が実証されている」とか言う必要があるのかと。そう言うと、国民が「へ〜、そうなんだ〜」って感心して、マスク着用に励むとでも思うのかな?^^;>
たまには、コロナと別の話を書こう。(++)
大阪維新の会では、1日に行なわれた住民投票で、同党が提案して来た大阪都構想が2回めの否決をされたのを受け、同党の創設者でもある松井一郎大阪市長が党代表を辞任した。
そこで、同党は21日に全体会議を開き、代表選を実施。<無投票で吉村くんに決めようという話もあったが。他党を批判できなくなるので、形ばかりながら選挙を行なった。>
吉村洋文・大阪府知事が232票を獲得したのに対し、「3回めの住民投票」を訴えた大阪市議の片山一歩氏は11票しかとれず。吉村氏が新代表に選出された。
ただ、吉村新代表にもコレと言った政策があるわけではない。
『一丁目一番地の看板政策「大阪都構想」に代わる具体的な政策は打ち出せず、250人超の所属議員を擁する大阪政界の一大勢力がどこへ向かうのかは不透明なままだ。吉村氏はこの日、「府市一体の『ワン大阪』の実現」を呼びかけたが、どのような政策で実現を目指すのか。この日、具体像は示されなかった。(産経新聞20年1月21日)』
『最重要政策を失った上、創設メンバーの1人である松井一郎前代表の辞任による求心力低下は否めない。松井、吉村両氏は都構想の「対案」として、大阪市を残したまま区の権限を強化する「総合区」導入と、市の広域行政を府に一元化する条例案を提唱。次期衆院選では地方自治制度の改革を掲げる方向だが、看板政策を失ったままでは、党としての存在意義すら問われかねない。(同上)』
* * * * *
大阪維新の会は、タレント弁護士から大阪府知事になった橋下徹氏が、自民党の大阪府議だった松井一郎氏と組んで、2010年に結党した地域政党。超保守の改革派だった松井氏と共に活動していた(or橋下人気に魅力を感じた?)自民党の大阪府議・大阪市議・堺市議などが離党して維新に合流。10〜11年の地方選(補選含む)で維新の候補者が自民党と戦い、圧勝したこともあり、今でも大阪の自民党とは険悪な関係にある。^^;
維新の会は、橋下人気と保守、改革系の政財界人のバックアップを受け、2012年に国政参加をすることに。松井氏はもともと菅氏と知り合いだった上、日本会議系超保守派として安倍シンパだったこともあり、安倍自民党とも懇意の関係を築いて来た。
首相に復帰した安倍氏は、改憲実現のため維新の協力を得たいと考え、毎年、堂々と安倍、菅、橋下、松井氏の4人で会食を行なうなど、維新との密な関係を隠さなかった。
<松井氏は、安倍晋三氏を信奉しており、維新が国政進出する際には、安倍氏に同党の代表になって欲しいと要請したが、安倍氏は自民党内で首相復帰を目指すため断ったという話もある。。>
ただ、人気と発信力のあった橋下代表が、2015年に住民投票で都構想が否決されたことを理由に同党の代表を辞任し離党。さらに同年末に大阪市長も任期満了して、政界を引退したことで、国政政党も地方政党も、以前ほどの勢いがなくなっていた。
橋下氏に代わって大阪市長、さらには府知事になった吉村氏が、今年、コロナ対策で頑張って、人気が上がっているのだが。橋下氏ほどの発信力や国政への影響力はない。
また地方政党の維新は、松井氏がその経験や政治力、バックの支持などによって、多くの議員をまとめて牽引して来たのわけで。果たして吉村氏に全体をまとめる力があるのかどうかもビミョ〜なところ。
大きな味方だった安倍氏も首相を辞任したことから、吉村氏がよほどうまくやらないと、国政政党の方も地方政党の方も、勢力が縮減してしまうのではないかと思うmewなのだった。(@_@。
THANKS
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