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2020年 11月 16日
先週、驚くべき記事が出ていた。<もし記事の中身が本当なら、国民みんなで怒るべきことなのかも。(・・)>
安倍政権は、政権への批判を防ぎ、安倍官邸を忖度するような報道を求めて、メディア(特にTV)の支配を強めていたのであるが。これではメディアが政治権力を監視し、主権者である国民に大事な情報を伝えるという民主主義の根幹をなす役割を果たすことが難しくなってしまう。
しかし、その安倍官邸の中心にいた菅首相もまた、同じようなメディア支配を行なおうとしているようなのである。(-"-)
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先月26日の夜、菅首相が秋の臨時国会で初の所信表明を行なった後、NHK「ニュースウオッチ9」に生出演した時のこと。
<このブログでも『ツマラナイ短冊原稿だった菅の所信表明&読み間違いは踏襲+菅、学術会議の大学の偏りを口実に』という記事で扱ったのだけど。>
菅首相は、日本学術会議について自ら話すことはなかったのに(触れたくもなかったことだろう)、有馬嘉男キャスターが任命拒否問題に関して取り上げ、かなりツッコンだ質問を行なったところ、首相が「説明できることとできないことってあるんじゃないでしょうか」などと答え、不快な表情を浮かべていた。^^;
すると、何とその翌日、NHKの報道局に官邸の山田真貴子内閣広報官から電話が来て、「総理、怒っていますよ」「あんなに突っ込むなんて、事前の打ち合わせと違う。どうかと思います」とクレームがはいったというのである。(゚Д゚)
* * * * *
この話を見て、「クローズアップ現代」の国谷裕子キャスターのことを思い出した人も多いのではないだろうか。
14年7月、当時は官房長官だった菅義偉氏が、主に安保法制の説明をするために「クロ現」に出演。その際、国谷キャスターが集団的自衛権行使の解釈変更に関して、最後まで食い下がって質問を続けていたのだ。
で、『フライデーによると、番組終了後に菅官房長官に同行していた秘書官が「いったいどうなっているんだ」とクレームをつけたという。同誌は「国谷裕子キャスターの質問が鋭かったうえ、国谷さんが菅さんの質問をさえぎって『しかしですね』『本当にそうでしょうか』と食い下がったことが気にくわなかった」とした。(The Huffington Post14年7月11日)』
さらに、『数時間後、再び官邸サイドからNHK上層部に「君たちは現場のコントロールもできないのか」と抗議が入ったという。局上層部は『クロ現』制作部署に対して「誰が中心となってこんな番組作りをしたのか」「誰が国谷に『こんな質問をしろ』と指示をしたのか」という"犯人探し"まで行ったというのだ。・・・「放送が終わったあと、国谷さんや番組スタッフは居室(控室)に戻るのですが、この日、国谷さんは居室にもどると人目もはばからずに涙を流したのです」(フライデー 2014年7月25日号より)』
結局、国谷キャスターは16年に「クロ現」を降板させられることになった。(-"-)
菅義偉氏という人は、国会答弁を見ていても明らかなのだが、どうやら臨機応変に質問に対応する能力が乏しいようだ。^^;
<それで、記者からの自由な質問を受ける会見はほとんど行なわず。特定の記者だけが質問するグループインタビューや、官邸エントランスでのぶら下がり会見しか応じないのよね。>
しかも、菅氏が望まない質問をされ、うまく答えられないと、ついムカついてしまう様子。
でも、放送局にクレームの電話を入れると、報道番組のスタッフが萎縮してしまうことにつながるわけで。<こういう記事が出るだけで、他局にも影響すると思うし。>
mewは、これはゆゆしき事態だと思う。(**)
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ちなみに、先月26日の放送では、こんなやりとりがあったという。
『菅義偉首相は26日夜、NHKの報道番組に出演した。日本学術会議の任命除外の問題について、現会員が後任を推薦できるとする現在の仕組みに改めて懐疑的な考えを示し、「結果的に一部の大学に(会員が)偏っている」と主張した。
政治的偏向はありえない 東大名誉教授が見た学術会議
学術会議元会長「官邸の難色に驚いた」16年人事を証言
日本学術会議が出した105人の推薦者のうち、6人を任命しなかったのは、「推薦された人を前例踏襲して任命していいのかどうか迷った結果、今回このような(任命しない)対応をさせていただいた」と説明した。
ただ、司会者が「説明を求める国民の声もあるように思う」と発言すると、菅氏は「説明できることとできないことがある。学術会議が推薦したのを政府が追認しろと言われているわけですから」と語気を強めた。
首相は「誰かがこれをもう一度、組織全体の見直しをしなければならない。そういう時期ではないか」とも指摘。民間人や若手、地方大学の出身者らを例示し、「満遍なく(会員を)選んで欲しい。やはり改革をする必要があると思う」と語った。
<実際には、「説明できることとできないことってあるんじゃないでしょうか。105人の人を学術会議が推薦してきたのを政府がいま追認しろと言われているわけですから。そうですよね?」とかなりイラ立った感じの強い口調だった。>
そして、「週刊現代」によれば、この翌日に、官邸から「総理、怒ってますよ」というクレームの電話がはいったというのである。
『総理、怒っていますよ…官邸からNHKへの「クレーム電話」その驚きの中身
「説明できることとできないことがある」
キャスターを睨みつける菅義偉総理に、現場のスタッフは息を呑んだ。
国会開会の当日、10月26日夜のNHK『ニュースウオッチ9』に菅総理が生出演。終わり際、日本学術会議任命問題について何度も質問され、露骨に不愉快そうな表情を浮かべた一幕である。
その翌日、報道局に一本の電話がかかってきた。
「総理、怒っていますよ」「あんなに突っ込むなんて、事前の打ち合わせと違う。どうかと思います」
電話の主は、山田真貴子内閣広報官。お叱りを受けたのは、官邸との「窓口役」と言われる原聖樹政治部長だったという。
* * * * *
「この件は理事のあいだでも問題となり、局内は騒然となりました。総理が国会初日に生出演するだけでも十分異例。そのうえ内容にまで堂々と口を出すとは、安倍政権のときより強烈です」(NHK幹部職員)
菅氏は官房長官時代にメディア、特にNHKに対してたびたび圧力をかけてきた。時にはそれがキャスターの降板や記者の人事にも影響したとされるが、実は安倍政権下で官邸入りし、菅氏のもとでメディア対策に従事したのが山田氏だ。
総務省出身の山田氏は'13年に広報担当の総理大臣秘書官に抜擢され、'15年まで務めた。新政権発足で菅総理が再指名し、9月から官邸で唯一の女性幹部となっている。
彼女の古巣である総務省キャリア官僚はこう言う。
「当時、初の女性首相秘書官として注目されましたが、省内では実力に疑問符がついていたこともあり、『菅氏に気に入られて登用された』と陰口を叩かれていました。
案の定、他の官邸幹部と折り合いが悪く、2年で出されることになった。今回はいわばリベンジの機会ですから、力が入っているのでしょう」
今後も、安倍官邸にいた時以上の「忖度力」を発揮するに違いない。
『週刊現代』2020年11月14・21日号より』
<何かこの内閣広報官の話を読んでたら、思わず「半沢直樹」で白井国交大臣(江口のり子)の姿とダブっちゃったりして。^^;>
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この手の記事をTVのワイドショーが取り上げるはずもないので、ネットで政治関連の記事を見る人にしか、このような情報が伝わらないのが残念なのだが・・・。
菅氏は総務大臣時代に、NHKに放送命令を出したこともあるし。安倍ー菅内閣は、NHKに人事や受信料値下げで圧力をかけたり、政治的公平性を欠く放送を繰り返した場合に電波停止を命じる可能性に言及したりもして来たわけで。
菅首相には、表現の自由や報道の自由を尊重する精神は全くないと思われるだけに、メディアが勇気を持って政権監視の役割を果たせるように、国民が後ろから応援して行く必要があると思うmewなのである。(@_@。
THANKS
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