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ワクチンなお課題…バイデン勝利で東京五輪“米不参加”危機
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/281160
2020/11/11 日刊ゲンダイ
マスクを着けないトランプ大統領を批判してきたバイデン新大統領(C)ロイター
米製薬大手ファイザーと独バイオエヌテックが9日、開発した新型コロナワクチンの臨床試験で90%以上に有効性が確認できたとのデータを公表した。日本政府は来年6月までに1億2000万回分を確保する予定。コロナ禍で開催が危ぶまれる来夏の東京五輪もこれで「障害なし」と思いきや、そうはいかなそうだ。
このワクチンが抱える課題はおおむね3つ。ひとつはワクチンの効果の持続期間がどれくらいなのかまだ見通せないこと。さらに、高齢者や基礎疾患のある人にはワクチンを打っても抗体が出来づらいこと。最も深刻なのは「保存方法」だ。ハーバード大学院卒で医学博士・作家の左門新氏(元WHO専門委員)が言う。
「ファイザーは今回のワクチンを『メッセンジャーRNA』という技術で開発しており、マイナス70度以下という超低温環境で保存しなければ、ワクチンの効果が失われてしまう恐れがあります。国内の大規模な医療機関ならまだしも、一般的なクリニックには当然、そのような設備はありません。来年に大量に納入できても、すぐに使用できるかは不透明です」
東京五輪には200以上の国・地域から、約1万人の選手が参加。いつまで持つか分からないワクチンを、“失効”前に万単位で一気に接種するのは現実的ではない。ワクチン開発の前進は「大きな一歩」だが、世界中から人が集まる東京五輪が抱える問題の解決には結びついてはいないのだ。
米メリーランド大で実施された、米ファイザーの新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(米メリーランド 大医学部提供・AP=共同)
米国選手「参加見送り」の可能性
さらに開催を不透明にしているのが、米国の新大統領にバイデン前副大統領が選出されたことだ。バイデンは選挙戦で、トランプのズサンなコロナ対策を批判することで支持を集めてきた。既に「コロナ専門家チーム」の立ち上げを表明。経済優先のトランプの向こうを張り、「ロックダウン(都市封鎖)レベルの施策をとる可能性もある」(在米ジャーナリスト)という。米国選手の「参加見送り」を決めてもおかしくないのだ。元外交官の天木直人氏は10日付のメルマガでこう言っている。
〈米国はトランプ大統領の失策で世界最大の感染になった。そしていまも更新中だ。このままいけば、バイデン次期大統領は、米国は東京五輪に参加できないと言い出しかねない。常識的にはそう判断せざるをえなくなる〉〈米国が参加しないといえば、後に続いて参加しないという国が間違いなく出てくる〉
そもそも、米国の感染者数は1日10万人を超え、累積で1000万人を突破。選手は満足に予選に参加できず、とても開催できる状況じゃない。バイデンが「不参加」を表明しても何ら不思議ではない。多くのスターを抱える米国選手団が不参加なら、大会はとても成立し得ないだろう。
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