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豊洲市場「無断撮影禁止」ポスターで“欠陥隠蔽”の異常事態
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/280966
2020/11/07 日刊ゲンダイ
「情報公開」はどこへいった?(小池百合子都知事)/(C)日刊ゲンダイ
これぞ“ブラックボックス”だ。開場から2年経過した東京都の豊洲市場。施設内で黒い粉塵が舞い、壁に亀裂が走るなど、次々に“欠陥”が露呈しているが、小池都政が「不都合な真実」の隠蔽に動きだした。市場内に「無断撮影禁止」と記されたポスターをベタベタと貼り、情報漏洩を“規制”しているのだ。
日刊ゲンダイが入手したポスターの写真には、赤地に白抜きの文字で〈豊洲市場内 無断撮影禁止〉と記されている。撮影する際は市場内の業界団体や都などに許可をとることを求め、〈無断で撮影した画像や動画をYouTubeやTwitterなどのSNSに投稿することはご遠慮下さい〉と注意喚起しているのだ。ポスターを見た市場関係者はこう話す。
「SNSやマスコミに写真や動画が出るのを嫌がっているのでしょうが、まるで“情報統制”。ここまでやるか、という感じで、皆驚いています」
ポスターに加え、市場関係者には「撮影ルール」が事細かに記載された資料も配布された。やはり、写真や動画を無断で拡散しないよう注意を促している。都の中央卸売市場豊洲市場管理課によると、資料は10月1日に市場の業界団体に配られ、ポスターは10月30日から仲卸売場棟内に20枚掲示された。
「勝手に撮るな」と注意喚起(提供写真)
小池都知事「情報公開」どこへやら
なぜこんな措置を取ったのか。管理課の担当者はこう言う。
「一般の方が入れない場所での写真や動画のマスコミへの提供、SNSへの投稿について業界団体から『迷惑』との声があった。そのため、団体と協議し、問題を整理した上でルールの周知を図った」
要するに豊洲市場の“欠陥”を報じられたり、SNSに投稿されるのがイヤということだろう。しかし、以前、都はSNSを活用して豊洲市場を大々的にPR。2018年10月の開場前、影響力を持つブロガー20人に市場を見学してもらい、わざわざ魅力を発信してもらっている。不都合な写真だけ「許可制」にするのはあまりにも姑息だ。市場問題に詳しい建築エコノミストの森山高至氏はこう言う。
「『撮影禁止』を明文化すると、業者の方たちが取引先などに向けて品物の写真などを気軽に発信できなくなる可能性がある。ただでさえコロナ禍で厳しい状況の中、さらに活気が失われ、客足が遠のいてしまいかねません。公共施設なのですから、過度に規制するのはやめるべきです」
「情報公開」などとエラソーに語っていた小池氏はもういない。
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