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2020年 11月 08日
【まず、先週31日の2歳重賞・アルテミスS(芝16)で、こちらでご紹介したmewの応援馬、白毛馬のソダシ(2牝・ブチコの娘))with吉田隼人が見事に優勝しました〜。(*^^)v祝
直線で2着馬を突き放す強〜い勝ち方で3連勝。厩舎もごヒイキだったアンブラスモアに乗ってた須貝師のとこですからね。さらに応援度アップです。<2着になったククカも、名前、顔がかわいい。>
そして、もう一頭推していた九州産のヨカヨカが、昨日、2歳牝馬重賞・ファンタジーS(芝14)に出たのだけど、こちらは5着。<基本的に逃げ馬なのに、スタートの時に(たぶんF騎手の重心が後ろにあったため?)ちょっと出遅れて5番手を追走。最後は粘ったけど、伸びずに終わってしまった。<14、長いかな?>
優勝したのは、メイケイエールwith武豊。(*^^)v祝 本人(馬)は鹿毛だけど、実は白毛のユキチャンの孫。<ディープの孫でもある。もうそういう時代なのよね〜。>こちらも12出身でかなりかかっていたのだけど、騎手がうま〜くなだめて直線まで息を持たせて、1分20秒1のレコード勝ち。騎手がうまいといいな〜。<いや、他意はないよ。^^;>】
* * * * *
さて・・・・先週の衆院予算委員会で、立民党の辻元清美氏が日本学術会議に関して、すご〜くいいことを言ってた。
『「これは覚悟の問題ですよ。何を日本は大事にするのか。戦争から中曽根元総理も戦争体験された。戦争体験した人たちが学術会議というのは、時には政府が道を踏み外しそうになったら、政府と違う勧告を出してブレーキをかける。そういう組織をあえて税金で作っておこうというのが学術会議じゃないですか」と訴え、「私は日本にとってそういう存在は非常に大事だと思っております」と指摘しました。』(TAGSニュース2020年11月4日)
そうなんですよ!何度も書いているけど。日本学術会議は、戦前戦中に研究者が戦争に加担して多くの犠牲者を出したことへの反省、悔悟の上に立って、「わが国の平和的復興、人類社会の福祉に貢献」するために作られたものですからね!(**)<日学法前文>
で、その時々の政府の影響を受けず、過ちがあればそれを指摘できるように、内閣府の下にあるものの、独立性を持った特別の機関として存在するわけで。
だから、今回、首相の恣意による会員の任命拒否が大きな問題になっているのだ。(`´)
そして、当然にして学術会議の研究者が政府から独立して活動や提言を行なうためには、「学問の自由」を尊重しなければならないことは言うまでもない。<逆に言えば、独立した活動や人事に介入することは、学問の自由を抑制、侵害することにつながる。>
* * * * *
ところが、アンビリバボーなことに、何と元文科大臣を務めたことがある自民党の重鎮・伊吹文明氏が、こんなことを言いやがっ・・・もとい、言っていたという。(゚Д゚)
『自民党の伊吹文明・元衆院議長は5日の二階派会合で、日本学術会議の任命拒否問題に絡み、会員は「特別職の国家公務員だ」とし、「一方的に政治的な問題に声明を出すとか、学術会議の肩書を持って政治的な発言をすることは自粛しないといけない」と指摘した。
「『学問の自由』と言えば、みんな水戸黄門さんの印籠の下にひれ伏さないといけないのか」とも述べ、学術会議が防衛装備庁の研究制度の利用に反対する声明を出していることについて「一部の者が独断すべきことではない」と批判した。
また、「菅首相の心の中を忖度(そんたく)すれば、できるだけ多様な人材を集めることによって、一方的な意見を公表するのは少し自重してもらいたいという気持ちがあったのではないか」と語った。(読売新聞20年11月5日)』
この伊吹氏の発言に対する共産党の小池晃氏の返しが抜群だった。(・・)
『共産党の小池晃書記局長は6日の記者会見で、日本学術会議の任命拒否問題を巡って自民党の伊吹文明元衆院議長が「学問の自由と言えば、何かみんな水戸黄門の印籠(いんろう)の下にひれ伏さなくちゃいけないのか」と述べたことについて、「印籠を突きつけられるのは悪代官と相場が決まっている。自民党は自覚されている」と皮肉った。
小池氏は伊吹氏の発言について「政府与党が学問の自由を軽んじていることを如実に示す。学問の自由を弾圧し、それが物言えぬ社会を作り、戦争に向かった歴史を踏まえれば、水戸黄門の印籠のような話を軽々しく口にできない」と批判した。【小山由宇】(毎日新聞20年11月6日)』
伊吹文明氏(82)は、第一次安倍内閣の時に文科大臣を引き受けて、愛国心を入れる教育基本法改正を強行したことに、mewは今でもうらみを持っている&あまりにエラそ〜な態度をとるので、「イバリっち」と呼んでたのだけど・・・。<確かに、かなり悪代官顔になっているかも。>
ただ、衆院12期も務めて、三権の長である衆院議長や、財務大臣などもやっていたことがある重鎮なのに。それだけの経歴のある国会議員が、「学問の自由は印籠か」と言ってしまうことに、mewは怒りよりも情けなさを覚えてしまう。(ノ_-。)
要は彼らは、学術会議が独立した機関として、「学問の自由」の印籠の下に、政府の方針とは異なる声明や提言を行なうことが気にくわないのである。(~_~;)
<『これに対し、野党は「高慢だ」(立憲民主党幹部)と批判を強めている。共産党の志位和夫委員長はツイッターに「ついに本音が出てきた。学問の自由を公然と攻撃する恐るべき発言だ」と記した。(時事11.5)>
* * * * *
先日、安倍前首相を含む超保守派は、日本学術会議は「GHQが作った戦後レジームだ」「共産党系の団体が主導している」などとして、同会議を批判して、潰そうとしているという話を書いたのだが。<『学術会議を潰しにかかる安倍の超保守仲間。いまだに戦後レジームや共産系会員などに固執』>
戦前志向の超保守派はもちろん、戦後志向の保守タカ派の中にも、日本学術会議が17年に出した声明に立腹している人が多い。
日本学術会議は、1950年に「戦争を目的とする科学の研究は絶対にこれを行わない」と、また1967年には「軍事目的のための科学研究を行わない声明」という声明を出しているのだが。
2015年に始まった軍事技術に応用可能な基礎研究に費用を助成する防衛装備庁の「安全保障技術研究推進制度」を受けて、17年3月には「政府による介入が著しく、問題が多い。研究成果は、時に科学者の意図を離れて軍事目的に転用され、攻撃的な目的のためにも使用されうる」と指摘して、2つの声明を踏襲すると発表。
これが、特に天敵視している中国、北朝鮮対策のために、軍事強化をはかろうとしていた安倍政権&保守派を怒らせることになったのだ。(~_~;)
自民党の保守派は今回の問題を機に、学術会議に対して「軍民のデュアルユース(両用)」を行なうため、軍事研究に協力するように圧力をかけようと懸命になっている。
自民党の山谷えり子氏(超保守派)は、既に10月8日の参院内閣委員会で、こんな発言をしていた。
『山谷氏はまず、任命問題について注文した。そのうえで、学術会議が2017年に軍事目的の研究に反対する立場から発表した「軍事的安全保障研究に関する声明」を口火に、同会議の問題点を次のように指摘した。
「(軍事目的の研究反対は)時代錯誤で『学術会議こそ学問の自由を侵している』という声もある。先進国では、軍事用と民生用の境界はない。インターネットやGPSも、もとは軍事研究から始まった」
「学術会議は、中国や韓国の機関と(科学技術分野で)相互協力の覚書を結んでいるが、自由主義諸国は(中国が世界の頭脳とハイテク技術を盗む)『千人計画』への危機感がある。日本の平和を守る研究にはブレーキをかけて、中国に協力的なのは考え直すべきだ」(夕刊フジ20年10月9日)』
『山谷氏は委員会終了後、夕刊フジの取材に応じ、「防衛の基礎研究を縛れば、日本の防衛力の整備は立ち遅れる。学術会議は、最先端技術は『軍民のデュアルユース(両用)』が現実だという認識を持つべきだ。政府・自民党内で今後、若手の研究者らの意見を十分に聞き、行政改革の視点も入れて、学術会議を新たに作り直すための議論を急ぐべきだ。英米のように民間(民営化)でもいい。すべては国民の安心につなげるためだ」と語った。(同上)』
* * * * *
自民党は先月から、学術会議の見直しのためのPT(プロジェクト・チーム)を立ち上げたのだが。その目的は行革よりも、圧力がけであることは明らかだ。
『政府側は、河野太郎行政改革担当相と井上信治科学技術担当相がそれぞれ学術会議の検証を実施。予算執行をチェックする「行政事業レビュー」を11月に行って、約10億円の予算や約50人いる事務局職員の規模の妥当性を点検する。
政府や自民党が学術会議への「圧力」とも受け取れる対応を取るのは、推進する政策に反旗を翻されてきたという思いがあるからだ。
最近でも、学術会議は2017年、軍事応用可能な基礎研究を助成する防衛省の制度を念頭に「戦争を目的とする科学の研究は絶対に行わない」とした過去の声明の継承を表明。18年には、自民党などが国内誘致を目指す次世代の加速器施設「国際リニアコライダー(ILC)」に対し、巨額な建設費などを理由に「誘致を支持するには至らない」と反対した。(東京新聞20年10月14日)』
自民党の元防衛大臣・中谷元氏も、NHKの番組ではっきりと言っていた。
『自民党 中谷元 元防衛相 「なんでこういうことが言われなければならないかと。政府の関わった機関がこの国の防衛について抑制をかけるようなことを言ったり、国立大学でもそういう研究を慎重にしなければならないという国は、あまり見たことがない。各国は、やはり国の防衛、安全保障に必要な研究は他国にも遅れないよう、国としてもやらなければならないということがありますから。」(NHK10.28)』
明治憲法には、学問の自由は規定されていなかった。しかし、日本が戦前、戦時中に多くの研究者が自分の意に反してでも、国の指示に従って軍事に関わる研究を行なったり、国が問題視するような研究は中止せざるを得なくなったりなど様々な人権侵害があったことを受けて、現憲法に学問の自由が明記されることになったのにね。(・・)
自民党の議員が、そのことを知らないわけはないと思うのだけど・・・。こういう話をきくたびに、「いや〜、日本は本当にアブナくなって来たな〜」と嘆きたくなってしまうmewなのだった。_(。。)_
p.s. mew周辺には昔、外国の政経や文化などを研究していた人が学者が何人かいるのだが。戦前には昭和天皇のご進講をしたような人でも、戦時中は、英語や仏語などの書物があると(近所の人に通報されたりして)非国民だとして捨てられたり、燃やされたりする(下手するとスパイ扱いで連行までされる)おそれがあるので、地方の古い蔵に預けたり、家の床下を掘って隠したりしていたと言っていた。
THANKS
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