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11月 07, 2020 日々雑感(Daily miscellaneous feelings)
<衆参の予算委員会は6日、計4日間の日程を終えた。野党は菅義偉首相との初の本格的な国会論戦に、日本学術会議の任命拒否問題を主要テーマに据えて挑んだが、首相は質問が核心に迫ると「人事に関することなのでお答えは差し控える」を連発。新たな答弁には矛盾もあり、「なぜ6人が外されたか」の理由は示されぬままで、野党は「支離滅裂」と批判を強めた。
論戦で「いつ誰が決めたか」の概要は判明した。首相は、官房長官当時から会員選出が限定的なメンバーで行われており「閉鎖的で既得権益になっている」との懸念を持っていたと強調。首相就任後、改めて杉田和博官房副長官らに「懸念」を伝えた。その後「9月22日か23日ぐらい」(首相)に杉田氏から6人を外すと報告があり「私が判断した」と述べた。
ただ、首相は6人の名前を以前から知っていたかを問われると「(東大教授の)加藤陽子先生以外の方は承知していなかった」と答弁。加藤氏以外の5人の著書なども読んだことがないと明かした。野党は「それでどうやって判断したのか」「杉田氏に言われて外したのか」と追及したが、首相は「人事に関すること」を理由に答弁を避けた。
政府は人選に関する協議の過程を記した文書の存在は認めたが、国会への提出は拒否。野党は、杉田氏を直接ただすため参考人招致を求めているが、与党は応じない方針だ。
首相は理由の一つとして「会員の出身や大学に大きな偏りがある。例えば旧帝国大学の会員が45%を占めるが、私立大は24%。49歳以下は3%にすぎない」とも繰り返した。だが6人中3人は私立大教授。東大教授の1人は50代前半で会員の中では若い。矛盾を指摘されると「今回の任命の判断と直結はしない」と修正し、答弁は迷走した。
立憲民主党の逢坂誠二氏は「恣意(しい)的な拒否だと言われても仕方ない。社会全体が萎縮し、みんなが総理の思いをそんたくしないといけない社会になる。これでは多様な価値観は絶対生まれない」と批判。自民党内からも「言うほどに墓穴を掘っている」と困惑の声が上がった>(以上「毎日新聞」より引用)
引用記事を一読すれば、誰でも唖然とするはずだ。菅氏は任命拒否した学者たちの業績や研究内容どころか、一人の女性を除いて残り五人の名前すら知らないという。それでも「総合的、俯瞰的立場から判断した」というのだから呆れ果てる。
菅氏は何も判断していないではないか。ただ側近が上げて来た「結果」だけを発表したに過ぎない。だから「人事に関することだからお話しできない」と陳腐な答弁を繰り返すだけなのだ。中身がないから、菅氏は具体的に何も話せないだけなのだ。
まさしく菅氏はスッカラカンの菅(カン)だ。「加藤氏以外の5人の著書なども読んだことがないと明かした。野党は「それでどうやって判断したのか」「杉田氏に言われて外したのか」と追及したが、首相は「人事に関すること」を理由に答弁を避けた」というから噴飯ものだ。
側近政治とは菅内閣のことだ。本人は裸の王様で、周囲の者が「よろしく」恣にし、政治の実権は側近が握る。そして裸の王様は大きな顔をして歩き回るが、本人が裸であることに気付かない。童話の世界が現代日本で再現されている。
「立憲民主党の逢坂誠二氏は「恣意(しい)的な拒否だと言われても仕方ない。社会全体が萎縮し、みんなが総理の思いをそんたくしないといけない社会になる。これでは多様な価値観は絶対生まれない」と批判」したというが、まさしく正鵠を得ている。警察官僚が虎の威を借りて国民を締め上げれば、日本は中共政府の中国に負けないほどの「監視社会」になる。
その一環がマイナンバーカードに銀行口座や所得税申告情報やカルテといった個人情報を紐付けしようとしていることに顕著に表れている。しかもマイナンバーカードには「五年毎に更新される」顔写真までついている。顔認証システムと連動させれば国民全員の行動監視まで簡単に出来る。まさに日本国家の中共政府化ではないか。こんな恐ろしい自公政権など、一日も早く倒さなければならない。
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