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(回答先: 官邸霞が関のガン<本澤二郎の「日本の風景」(3890)<日本学術会議にメスを入れた警備・公安のボス> 投稿者 赤かぶ 日時 2020 年 10 月 30 日 10:05:15)
勝った負けた、という類の話なのか?地デジ大マスゴミを支配する自党政権が、問題をごまかし情報操作していれば、いずれ愚民は飽きて忘れる、というのがアベ政権で繰り返された手法だが。
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学術会議問題、とうとう野党とマスコミが事実上の「敗北宣言」を出した…!
10/30(金) 6:02配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/d30310619ded12c5df1c0dd90804ec796a2069c6?page=1
現代ビジネス
●「尻すぼみ」になった野党の追及
*写真:現代ビジネス https://news.yahoo.co.jp/articles/d30310619ded12c5df1c0dd90804ec796a2069c6/images/000
日本学術会議をめぐる騒動は、政府を追及する左派マスコミの中からも「負け戦」と認める声が出てきた。野党は追及ネタが尽きてきた一方、肝心の学術会議は政府に対して、将来のあり方を検討する方針を表明している。まさに「負け戦」の様相だ。
【写真】安倍総理が恐れ、小池百合子は泣きついた「永田町最後のフィクサー」
立憲民主党の枝野幸男代表は10月28日、衆院本会議の代表質問で学術会議問題を取り上げた。どんな新ネタが登場するか、と思って、私はテレビ中継を録画して見たが、中身はまるで拍子抜けだった。おさらいのように、同じ質問をしただけだ。
枝野氏は冒頭からえんえんと「彼らが目指す社会」を語り続け、学術会議問題に触れたのは、ようやく23分後だった。枝野氏は「推薦された方を任命しないのは条文上、明らかに違法」「任命しなかった理由は何か」「早く6名を任命して」などと訴えた。
菅義偉首相は「憲法15条第1項で公務員の選定は国民固有の権利と規定している」としたうえで「必ず推薦どおりに任命しなければならないわけではない点は政府の一貫した考え」「理由については、人事に関することで答えを差し控える」などと答弁した。
追及する側も答える側も、すでに報じられた内容ばかりである。
ただ、立憲の軌道修正も明らかになった。彼らは当初、声高に「学問の自由に対する侵害」と主張していたが、代表質問では学問の「が」の字もなかった。それは10月16日公開コラムで指摘したように、学問の自由を侵害していたのは、学術会議自身だったことがバレてしまったからだろう(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/76462)。
学問の自由に対する侵害を主張しないとなると、話は単なる「政府の人事問題」に矮小化してしまう。首相に任命拒否を含めた人事権があるかどうか、であれば、あるに決まっている。もしないなら、学術会議は税金を使って、なんでも好き勝手にできてしまう。そんな政府機関を国民が認めるわけがない。
●マスコミの報道も下火に…
*日本学術会議の梶田隆章会長[Photo by gettyimages]https://news.yahoo.co.jp/articles/d30310619ded12c5df1c0dd90804ec796a2069c6/images/001
単純明快な話だから、野党は追及しようにも、線香花火のようにすぐ終わってしまうだろう。野党がそうかと思えば、左派マスコミも似たようなものだ。
朝日新聞の編集委員である高橋純子氏は10月28日付の「多事争論」という署名コラムで、哲学者の故・鶴見俊輔氏を引用して、次のように書いた(https://digital.asahi.com/articles/DA3S14674224.html? iref=pc_ss_date)。
「負け戦のときに目を開いていることはたいへんに重要で、それが次のステップにつながる」(「戦争が遺したもの」)。以上は鶴見氏の文章だ。そして、彼女は書く。「学術会議の会長は、首相を前に目を閉じてはいなかっただろうか。勝負はまだこれから。私はあなたの背中を目を開いて見つめ、野性の念を送ります。ファイト」。
私はこれを読んで、思わず苦笑を禁じ得なかった。なぜかと言えば、学術会議の会長に声援を送っているようでいて、実は「もはや、負け戦」と認めているからだ。目を開いていたか、閉じていたかなど、この際、どうでもいい。
鶴見氏のように、彼女も、いまは「負け戦のとき」と認識しているのである。前段の文章を読むと、もっとはっきりする。彼女は「私が鶴見氏を敬愛するのは、闘いに身を投じつつ、『よい負け方』という選択肢も常に頭においているからだ」と書いていた。
もはや、明らかだろう。いくら「勝負はまだこれから」などと言っても「負け犬の遠吠え」と言って失礼なら「負けを認めたくない者の悪あがき」にすぎない。先週のコラムで紹介したように、学術会議の梶田隆章会長と菅首相との会談は、梶田氏の完全敗北で終わった(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/76652)。
梶田氏は6人の任命を求める要望書を首相に手渡したものの、口頭では一言も任命拒否問題を持ち出さず、会議のあり方を政府とともに検討していく、と約束したのである。高橋氏は梶田氏を批判しても良かっただろうが、そうはせずに、精一杯の声援を送った。
あからさまに批判したら、私が先週のコラムで書いたように、内ゲバになってしまうからだったのか。だが、鶴見氏を引用して送った声援は、敗北前提だった点を忘れてしまったのだろうか。私が彼女の立場だったら「負け戦」などという不吉な言葉は、けっして綴らない(笑)。
●軍事研究を潰す「圧力運動」
さて、左翼勢力が大学や研究機関に圧力をかけて、学問の自由を侵害してきた事実は、別の方面からも明らかになった。私は、北海道大学の奈良林直名誉教授にインタビューした10月28日付の産経新聞記事から、それを知った(https://www.sankei.com/politics/news/201027/plt2010270056-n1.html)。
奈良林氏はそこで、軍事研究に反対する学者らでつくる「軍学共同反対連絡会」という団体が北大総長との面会を要求したり、公開質問状の送付を繰り返すなどして、研究を断念するよう圧力をかけていた事実を明らかにしている。
この連絡会は軍事研究に反対する目的で、2016年9月に設立された。共同代表には、名古屋大学名誉教授の池内了氏、立教大学教授の香山リカ氏、岡山大学名誉教授の野田隆三郎氏の3人が名を連ねている(http://no-military-research.jp)。
連絡会の「申し合わせ事項」によれば、参加者はメールで連絡をとりながら、ホームページやニュースレターで情報を発信し、次のような活動をしている(http://no-military-research.jp/? page_id=900)。
・必要な要請や抗議の提起とその取り組みを行う。
・日本学術会議・同会員への働きかけを行う。
・全国の各大学に軍事研究禁止の明確な見解を出すよう働きかける。
・様々な学会等へ働きかける。
・市民、学生との連携を重視し、追求する。
・学習会の講師派遣などを行い、全国のさまざまな軍学共同反対の活動を支援する。
・記者会見や情報提供などを通してメディアへ働きかける。
・ブックレットや市民向けのパンフを作成し、この問題の普及活動を行う。
ここに記されているように、連絡会は主要な活動の1つに「日本学術会議・同会員への働きかけ」を掲げている。大学・研究機関への「申し入れ」も重ねてきた。連絡会のホームページをみると「筑波大学」「宇宙航空研究開発機構」「大阪市立大学」「山口大学」「大分大学」「岡山大学」「東京農工大学」「東海大学」「島根大学」などが彼らのやり玉に挙がっている(http://no-military-research.jp/? cat=11&paged=1)。
●北大以外にも及んだ「被害」
*岸信夫防衛大臣[Photo by gettyimages]https://news.yahoo.co.jp/articles/d30310619ded12c5df1c0dd90804ec796a2069c6/images/002
1例として、直近の2020年3月に出された筑波大学への要請文と同大の回答を紹介しよう(http://no-military-research.jp/? p=1717)。
彼らは、防衛装備庁が安全保障技術研究推進制度として公募した研究開発資金供与に、筑波大学が応募した「高強度カーボンナノチューブを母材とした耐衝撃緩和機構の解明と超耐衝撃材の創出」研究について、次のように横やりを入れた。
まず、大学への要請文で「軍事利用が明白な制度に最高学府である大学が応募することは、学問研究を本来の目的から逸脱させ、学問研究の軍事協力を推進し、軍事研究との訣別を誓った先人たちの痛切な反省を無にするものです」と断じている。
そのうえで「様々な兵器や防衛装備品において、衝撃に耐える素材の開発は極めて重要な意味を持っており、貴学がこれを『民生にも使える基礎研究』と考えようと、防衛装備庁が20億円も出すのは兵器や装備品に利用するためにほかなりません」と決めつけた。
そして「私たちは貴学の安全保障技術研究推進制度への応募・採択に強く抗議し、採択された研究を中止するよう申し入れます」と結んでいる。要請文だけではない。大学と学長に対して、日本学術会議の声明を引用する形で、執拗に質問攻勢をかけた。たとえば、次のようだ。
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日本学術会議声明では「安全保障技術研究推進制度では、将来の装備開発につなげるという明確な目的に沿って公募・審査が行われ、外部の専門家でなく同庁内部の職員が研究中の進捗管理を行うなど、政府による研究への介入が著しく、問題が多い」と指摘しています。(略)
貴学の永田学長は国立大学協会の会長をされています。学術会議声明は「学術の健全な発展という見地から、むしろ必要なのは、科学者の研究の自主性・自律性、研究成果の公開性が尊重される民生分野の研究資金の一層の充実である」としています。このことは国立大学協会会長の立場でも強く政府に要請されていることと思います。(略)
国立大学協会は政府に対し、すべての国立大の総意として、「学術の健全な発展」のための科学・技術政策を要請していくべきではないでしょうか。ご存知のように多くの国立大学がこの制度への応募自体を否定している中で、大学として初めて防衛装備庁の大規模研究資金を獲得したことを国立大学協会会長の立場でどのように考えられているのか、お考えをお聞かせください。
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これに対して、筑波大学は最終的に、次のように回答した。
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本制度の研究成果については、公募要領に「防衛装備庁が受託者による研究成果の公表を制限することはありません」と記載のあるとおり、防衛装備庁に制限されることなく広く一般に公表されるものである。その時点で、民間企業等も、大学等研究機関も、防衛装備庁も等しく研究成果を利用できるものであり、研究成果が利用されないという担保を取ることはできない。それは他の競争的資金制度での研究成果においても同様のことである。
上記のことから、研究期間中については、基本方針との整合性の確認を含め、継続的にフォローアップに取組み、これらが守られていないようであれば、直ちに研究を中止することとしているものである。
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大学としては、ぎりぎり研究の自由を守る一方、中止の可能性もにじませて、なんとか連絡会の理解を得ようとした、苦しい立場が読み取れる。連絡会の申し入れを受けた別の大学や機関も似たような立場に置かれたであろうことは、容易に推察できる。
連絡会が民間有志の集まりである以上、彼らがどんな活動をしようと、法に触れない限り、彼らの自由だ。だが、彼らの活動にとって、日本学術会議という政府機関が「錦の御旗」(産経インタビューでの奈良林発言)になっていたのは、隠しようもない。連絡会と学術会議が役割分担しながら「二人三脚」で、学問の自由を侵してきたのだ。
北大事件について、連絡会のニュースレターは「北大が防衛省の軍事研究応募の3年目の継続申請を辞退したことは英断かつ快挙だ。一つには、大学が、私達の運動と世論、日本学術会議声明を無視し得なくなったからであり、画期的である」と書いている(http://no-military-research.jp/wp1/wp-content/uploads/2018/07/NewsLetter_No23.pdf)。まぎれもなく、彼らの「勝利宣言」だった。
私は「北大事件」を紹介した10月9日公開コラムで「こうした例は北大に限らず、これまでたくさんあったのだろう」と書いたが、まさにその通りだった(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/76267)。
学問の自由を踏みにじる「左翼の圧力運動」は、多くの国民が知らない間に、あちこちのキャンパスと研究室で繰り広げられていたのである。菅政権はまず、学術会議の解体的見直しを手始めに、対応を急がなければならない。
長谷川 幸洋(ジャーナリスト)
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問題の本質は「6人任免拒否の理由」が説明できない事だ。それ無しでは「侵略戦争に科学がしたことへの反省」から始まった学術会議を、邪魔になって切り捨てようとしているとしか思えない。
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http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/539.html
投稿者 赤かぶ 日時 2020 年 10 月 15 日 03:05:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
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