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2020年 10月 13日
【全仏テニス・・・クレー王者のナダル、決勝でジョコに3−0で圧勝し全仏4連覇(13回め)。フェデラーと並ぶ20回めのGS優勝を果たした。(*^^)v祝
女子は、19歳で54位のシュビオンテク(ポーランド)が21歳で6位のケニン(米国)に2−0で勝利し、初優勝。また新星が登場した。(*^^)v祝
錦織は、今週の大会は欠場。来週のベルギー250の大会にエントリーしている。】
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菅首相が9日、日本学術会議の推薦人名簿を「見ていない」と。自分が見たリストは、既に105人の推薦に殻6人を除いた99人のリストだったと発言するボロを出したことで、官邸の詭弁的説明がどんどん崩れている。(@@)
<たった1日で色々なことが出て来たので、全部は書き切れないかも〜。>
もし菅首相が105人の推薦人リストを見ずに、99人の任命を行なったとしたら、これまでの首相や官房長官、内閣府などの説明とズレが生じる上、法に反するおそれもあるため、周辺は大慌てしている様子。
加藤官房長官は、「推薦リストは添付されていた」のだが、首相は「詳しく見ていなかった」などと釈明したものの、かなり苦しい感じに。(-_-;)
しかも、複数メディアで、ついに杉田官房副長官が推薦人の除外に関わっていたことが報じられ、官邸はどんどん追い込まれつつある。
<当ブログは先週から、杉田副長官がこの件を主導していると邪推していたのだが。やっぱ、そうだったみたいですね〜。(・・)>
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また、この件は後日、改めてじっくり書きたいのだけど・・・。
自民党&保守派(&ネトウヨ)の一部は、6人の除外を正当化するために、「学術会議は中国の千人計画、軍事研究に協力している」と攻撃。<仮に学術会議の運営に問題があったとしても、推薦人を任命拒否する正当な根拠にはならないんだけどね。^^;>
その大きな拠り所になっていたのは、安倍前首相の盟友・甘利明氏が8月6日のブログに、同会議が中国の千人計画に「積極的に協力している」と記していたことだった。
しかし、加藤官房長官は12日の会見で「中国の千人計画の支援事業を行なっているとは承知していない」と明言。甘利明氏は、8月6日のブログの「積極的に協力しています」という部分を、こそっと「間接的に協力しているように映ります」という表現に修正していたことがわかったという。(~_~;)
* * * * *
まずは、9日の首相のグループインタビューでの発言のおさらいを。
『首相は9日の毎日新聞などのインタビューで、「最初に案を見たのは、いつ誰からの報告だったのか。その時点では105人の名前が載っていたのか」との質問に対し、推薦者名簿を見たのは自身が決裁する直前で、記載があったのは99人にとどまり、任命されなかった6人を含む105人の名簿は「見ていない」と述べていた。(毎日10.12より)』
<余談だけど。最近は学校で「復習」とか「おさらい」のことを「振り返り」って言うんですってね。少し前に、若いお母さんに「うちの子が、振り返りをしなくって」って相談されて、一瞬、何を言っているのか、よくわからなかったmew。^^;(あと「反省」も「振り返り」って言うらしい。)>
野党や学術会議は、この菅首相の発言を問題視した。
もし菅首相が、既に6人が除外され99人しか推薦者が記されたリストしか見ずに新会員を任命したのであれば、これまで首相&官邸側行なっていた「首相に任命権、任命責任がある」「首相として総合的、俯瞰的に責任をもって任命した」という主張とは齟齬(ズレ)が生じることになるし。推薦人リストを見ずに任命するのは「無責任だ」という批判の声も出ている。
また、首相以外の者が先に推薦人6人を除外して、首相に見せる99人のリストを作成したとすれば、 一体、誰が除外したのかという問題が出て来るし。「会員は、第十七条の規定による推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命する」という学術会議法7条にも反するおそれがある。
さらに学術会議が首相に提出した推薦人名簿を勝手に改ざんしたと言えるのではないかという疑いも生じて来る。(ーー゛)
官邸、内閣府のスタッフも、9日の首相の発言はマズイと思ったのだろう。(・・)
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加藤官房長官は、12日の会見で、このような釈明を行なった。
『加藤勝信官房長官は12日の記者会見で、菅義偉首相が日本学術会議から推薦された新会員候補6人を任命しなかった問題を巡り、首相が6人を含む105人の推薦者名簿を「見ていない」と発言したことについて、「決裁文書には推薦者名簿は参考資料として添付されており、参考資料までは詳しくは見ておられなかったことを指していると思う」と述べた。
加藤氏は「決裁までの間に、首相には今回の任命の考え方の説明が行われている」とも述べ、任命は首相による判断だったとしたうえで「(推薦された)中から選ばれた者について、首相は決裁されたということであり、(手続きは)適法に行われている」と改めて、正当性を強調した。一方、決裁までの過程での首相による指示の有無などについては「人事上の判断」などとして答えなかった。(毎日新聞20年10月12日)』
『加藤氏は12日の記者会見で「推薦の案そのものを無視してやっているわけではない」と反論。推薦通りの任命義務まで課されていないという現在の政府見解を踏まえて「推薦(候補者名簿)の中から選ばれた者を決裁したのだから、適法に行われている」と強調した。
政府側は6人の除外について、内閣府が9月24日に決裁文書を起案した段階で行われていたと説明している。加藤氏は、内閣府から起案前に「(首相に対して)考え方が説明され、共有化され、それにのっとって具体的な作業がなされた」とし、手続きが正当だと主張。ただ、誰が実際の人選に関与したかなどは「人事の話だから控える」と明らかにしなかった。(東京新聞20年10月12日)』
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12日に行なわれた野党のヒアリングでも、内閣府の官僚は苦しい釈明に終始した。
『内閣府の担当者は「(会員任命の)起案決裁文書には99人の任命者リストと、日本学術会議の105人の推薦者リストがある」と説明し、両方の名簿を首相に提出したことを明らかにした。「事務方から説明があった中で、105人のリストを見ていないことはあり得るのか」との質問には「細かい決裁過程は説明を控えたい」と述べるにとどめた。
立憲の山井和則元厚生労働政務官は「首相が推薦者105人が誰かを知らなかったら、『推薦に基づいて任命する』という日本学術会議法に違反する」と指摘した。内閣府は「首相が決裁するまでの過程で、推薦者105人のうち99人を任命すると説明している。違法性があるとは考えていない」と述べ、問題はないとの見解を示した。(毎日新聞20年10月12日)』
しかも、ここに追い討ちをかけるように、官邸の内情を暴露する話が、複数のメディアから出た。
6人の推薦人除外には、杉田官房副長官が関わっていたというのだ。(・o・)
『除外の判断に杉田和博官房副長官が関与していたことも判明した。関係者が12日、明らかにした。(略)
今回の人事を首相が最終的に決裁したのは9月28日。関係者によると、政府の事務方トップである杉田副長官が首相の決裁前に推薦リストから外す6人を選別。報告を受けた首相も名前を確認した。首相は105人の一覧表そのものは見ていないものの、排除に対する「首相の考えは固かった」という。(時事通信20年10月12日)』
『政府関係者によると、杉田和博官房副長官が事前に首相に対し、「任命できない候補者がいる」という趣旨の報告を行った。首相は決裁時にも同様の説明を受け、決裁の判断をしたという。官邸幹部は「首相は(除外された候補者の)個人名は知らなかったかもしれないが、何人かが任命されないことは説明されていた」と語った。(朝日新聞20年10月12日)』
『首相が決裁する前に、政府内で6人の任命拒否の方針を決めていたことになる。政府関係者は12日、杉田和博官房副長官が拒否の判断に関与していたことを明らかにした。首相にも経緯を報告していたという。(毎日新聞20年10月12日)』
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当ブログでは、先週来から、今回の学術会議新会員の任命拒否の問題には、杉田官房副長官が関与した(主導した?)可能性が大きいと推察(邪推)していた。(・・)
この辺りのことは、8日の『是枝監督ら映画人が抗議声明+意味不明の俯瞰的な国会答弁+この件も官邸の杉田副長官が暗躍か』+αの記事に書いたのだが・・・。
官邸側は、16年の補充要員の推薦人にも難色を示し、任命を拒否。16年末には、学術会議の大西隆会長(当時)が杉田和博官房副長官と面会し、翌年の会員交代について、推薦候補を決める前の段階で選考状況を説明するように、また17年の推薦者を105人ではなく、5人多く出すように要求されたという。
また、前川前文科事務次官も、かつて文化功労者選考分科会の委員の候補者リストを官邸の杉田和博官房副長官のところにもっていったところ、「安倍政権を批判したから」として、二人の候補者を変えろと言われたことを述懐していた。^^;
杉田官房副長官は、何年も前から日本学術会議の新会員の人事に携わっていたのだ。そして、おそらく今回も、前会長の例を踏襲し、当然にして学術会議の会長が事前に自分のところに相談や調整に来るものと、また推薦人を多く出して来るものと思っていたのかも知れないのだが。今年9月まで会長だった山極寿一氏は、学術会議の独立性を重視して、事前交渉にも推薦人増やしも行なわなかったこと。
<しかも、8月末に提出された推薦人名簿の中には、18年の欠員補充の際に官邸が拒否した学者の名が含まれていたとの話もある。>
で、杉田官房副長官らは、安倍官邸を尊重、忖度しないこの学術会議の姿勢にムカつき、「会議側はが推薦した105名をそのまま全員は任命しない。何人かは除外してやる」と考え、6名を名簿から削除し、99名だけ任命することに決めたのではないかと察する。(・・)
当時は官邸の官房長官だった菅首相は(総裁選で忙しかった時期かも知れないのだが)、杉田官房副長官の上司として、この件は承知していたと思われ・・・。で、首相になってそのまま、その路線に沿った任命の決裁を行なったのではないかと思うのだけど。<まさか、杉田副長官に責任を押し付けて、菅首相が逃げをはかろうなんて企んでいないでしょ〜ね〜。>
今後、菅首相や加藤官房長官らは、この件をどのように説明するのか。国民全体で、しっかりウォッチすべきだと思うmewなのである。(**)
<あと、菅首相がリストについて「105人のリストも添付されていた。詳しくは見ていないだけだ」とか発言修正するのか、99人のリストで任命しても適法だと言い張るのかどうかも注目かな。>
THANKS
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