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2020年 10月 05日
【3日、陸上の日本選手権100m男子決勝が行なわれた。今回は好メンバーが集まったので、もう準決勝あたりから、緊張感が漂うレースになったのだけど。決勝では、桐生祥秀が10秒27のタイムで6年ぶりの優勝を果たした。(*^^)v祝
桐生が6年ぶりに勝ったという時点で、男子100mのレベルが高くなったことが伺えるのだが。実際、決勝のフィニッシュラインではほぼ横一線の状態。今季好調のケンブリッジ飛鳥が10秒28で2位に。3位の小池祐貴が10秒30、4位の飯塚翔太が10秒33、5位の多田修平が10秒34と、わずか0.07秒の中に5人がはいる激戦だった。(^^)
<スタート得意の多田がきっちりと好スタートを決め先頭に。桐生とケンブリッジ飛鳥が中盤から加速して逆転と、それぞれの好走パターンもしっかりと発揮されていた。>
桐生は先月のセイコーGでもケンブリッジを0.02秒押さえて10秒17で優勝。「勝つ」レースを身につけて来た感じがある。ここに9秒97の日本記録を持つサニブラウン・ハキーム。10秒00の山県亮太も加わるわけで。来年は、さらに熾烈な戦いが繰り広げられそうだ。(@@)
<mewごヒイキの山県は昨年、肺気胸で出場できず。治癒後は、女子の福島千里と共に錦織のいる米IMGで練習するなどして今季に備えて来たのだが、右ひざに痛みがあるため欠場した。福島は今季不調で、タイム不足で出場できず。2人ともオフにいい調整をして、頑張って欲しい。 o(^-^)o
<あと今夏新記録を連発していた女子1500mの田中希実が、強〜い勝ち方で初優勝したのが印象に残った。(セイコーGも含め、終盤に相手を引き離す強さがある。)そして、驚いたのは、女子100mHでダントツだと思っていたママさんアスリート・寺田明日香が、青木益未に負けたこと。(青木は13秒02の大会タイだった。)やり投げでは日本記録保持者の北口榛花が5投めまで首位にいたのに、6投めに佐藤友佳が2センチ差で逆転するというサプライズが。佐藤は大卒後、幼稚園の先生をしながら競技を続行し、カムバックした選手。報われてよかった。(*^^)v祝>】
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今回も、菅首相が学術会議の推薦者6人の任命を拒否した問題に関して・・・。
日本学術会議は3日、幹事会を開き、新会員として推薦した6人が菅首相に任命されなかったことについて、任命拒否の理由の説明と6人の速やかな任命を求める要望書を菅首相に提出することを決定した。(・・)
『日本学術会議は新会員候補として105人を推薦しましたが、菅総理は、このうち6人を任命しませんでした。菅総理は「法に基づいて適切に対応した結果」としていますが、日本学術会議は3日の幹事会で、6人が任命されなかった理由の説明と速やかな任命を菅総理に求める要望書を決定しました。
「ともかく私たちとしては、この質問を出させていただいて、しっかりと(任命されなかった理由を)理解したいなということです」(日本学術会議 梶田隆章会長)・・・
日本学術会議は要望書をホームページに公開し、近く菅総理に届ける方針です。(TBS20年10月4日)』
また3日には、研究者を中心に約300名が首相官邸の前で抗議集会を行なった。(++)
『日本学術会議が推薦した新会員の候補者6人が任命を拒否された問題で、多くの研究者や市民らが3日、首相官邸前で理由の説明や撤回を求める抗議集会を開いた。参加者は「学術に携わっていない政府が推薦を覆すのは不当」「日本の民主主義に関わる問題だ」と声を上げた。
主催者側によると、約300人が参加。「学問の自由を守れ」「日本学術会議への人事介入に抗議する」と書かれたプラカードを掲げていた。
集会の呼び掛け人となった小原隆治早稲田大教授(地方自治)は「説明責任を果たそうとしない政府の対応を見て、法治主義や立憲主義の危機だと感じた」と強調。(共同通信20年9月3日)』
この件に関して、菅首相は2日、官邸入り口で記者の質問にたった一言、「法に基づいて適切に対応した結果です」と語っただけだ。(「 」内はTBS10.3より)
加藤官房長官は1日の会見で、「これまでは推薦した方をそのまま認めていたと。今回はそうではなかったという結果の違いであって、対応してきた姿勢については変わるものではない」「これがただちに学問の自由の侵害ということにはならない」と主張。(「 」内はNNN10.1より)
また2日には、「運営にあたっては独立性は当然求められるが、あくまでも首相の所轄だ。任命にあたって私たちとして責任を果たしている」と説明。『「私どもとしては今回推薦していただいた名簿からプロセスを経て任命させていただいた、ということだ」と述べ、見直しに否定的な考えを示した。科学者の研究が萎縮する可能性については「直接、そうしたことにつながるものではない」と否定した。』(毎日新聞20年10月2日)
また、「人事の話になれば当然、話せる内容には限界がある。その中で、できるだけの説明は行っている」(産経10.2)と語り、個別に任命を拒否した理由は説明しない意向を示している。(-"-)
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菅首相は、「法に基づいて」対応したと主張。官邸としては、あくまでも首相の所轄で、任命権は首相にあるので、推薦者を任命するかしないかを決める権利があるという立場を貫こうとしているようだ。(~_~;)
しかし、多くの学者や弁護士などの専門家、そして野党議員は、首相には実質的な任命権はないと。学術会議の推薦者を形式的に任命すべきであって、推薦者を任命を拒否する権限はないと主張している。
それには、根拠があるのだ。1983年に国会で学術会議の任命について、当時の中曽根首相や内閣府などに説明を求めた際、「政府が行うのは形式的任命にすぎない」「推薦に基づいて会員を任命することになっている」という答弁や回答がなされていたのである。(**)
『1983年、当時の中曽根総理は、日本学術会議の会員の任命について「政府が行うのは形式的任命にすぎない」などと答弁していました。
この答弁について事前に検討した際のものとみられる文書が残っていることも分かりました。文書は内閣法制局の「法律案審議録」に含まれた「日本学術会議関係想定問答」で、44番目の問答内容としてこう書かれています。
問:「内閣総理大臣による任命は実質任命であるのか」
答:「推薦に基づいて会員を任命することとなっており、この任命は形式的任命である」
文書を国立公文書館で確認した立憲民主党の小西洋之参議院議員は、「文書は内閣法制局の審査により確定された政府統一見解であり、国会で議決された法律の根幹の解釈を示すもの。これと矛盾する菅総理の任命拒否は違法と言わざるを得ない」と話しています。(TBS20年10月3日)』
中曽根首相(当時)の答弁について、もう少し詳しいやりとりを見てみよう。
前島英三郎というのは、元アナウンサーで(事故のため障害を負い)車椅子の議員として有名になった八代英太氏の本名。1983年は福祉党党首だった。(84年に自民党に移籍した。)
この国会では、日本学術会議法の一部改正が審議されており、改正によって内閣・政府の影響が強まるのではないかと懸念されていたという。
『「日本学術会議」会員の任命については、過去の国会で故・中曽根康弘元首相が「形式的な任命」とハッキリ答弁しているのだ。
1983年5月12日の参院文教委。学術会議の会員の選出方法などをめぐる「学術会議法改正」の審議で、前島英三郎議員が「代表が選挙によって選ばれるということが国のいろいろな審議機関に見られないわけですけれども、この中では、いままで選挙によって選ばれてまいりました。(略)今後この学術会議は、たとえば他の諮問機関のような形に変わっていくのでしょうか」と質問すると、答弁に立った中曽根首相(当時)はこう断言していたのだ。
「これは、学会やらあるいは学術集団から推薦に基づいて行われるので、政府が行うのは形式的任命にすぎません。したがって、実態は各学会なり学術集団が推薦権を握っているようなもので、政府の行為は形式的行為であるとお考えくだされば、学問の自由独立というものはあくまで保障されるものと考えております」(日刊ゲンダイ10月2日)』
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内閣府の官僚による答弁は多数あるのだが。そのうちの一つを紹介する。
『1983年11月の参院文教委員会で共産党の吉川春子議員が「学術会議の自主性の尊重とか時々の政府の不介入というような立場が完全に踏みにじられてしまう」と懸念を示すと、丹羽兵助・総理府総務長官はこう答弁している。
その推薦制もちゃんと歯どめをつけて、ただ形だけの推薦制であって、学会の方から推薦をしていただいた者は拒否はしない、そのとおりの形だけの任命をしていく、こういうことでございますから、決して決して総理の言われた方針が変わったり、政府が干渉したり中傷したり、そういうものではない。
この日の文教委員会では、与野党合同で提出した以下のように記した付帯決議も可決されている。
内閣総理大臣が会員の任命をする際には、日本学術会議側の推薦に基づくという法の趣旨を踏まえて行うこと。(Buzfeed Japan 20年10月2日より)』
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ただ、問題は、昨日の記事にも書いたように、安倍政権では政府の憲法解釈や法解釈を、自分たちの都合に合わせて変更してしまうという恐ろしい行為が、何回も行なわれていたことにある。(-"-)
今回も、『野党はヒアリングで、菅政権が6人を排除した意図について、学術会議を所管する内閣府の幹部らを追及。2年前、内閣法制局と首相の任命権に関する過去の政府答弁について協議したことを認めた。
法制局幹部は2日、朝日新聞の取材に、18年11月、同会議から推薦された人を「必ず任命する義務はない」ことを確認する文書を内閣府が示し、了承したことを認めた』という話が出ている。(~_~;)
この法解釈の変更については、また改めて取り上げたいと思うが。まず、菅首相が自分のクチで、今回の任命拒否に関して、その経緯や理由をきちんと説明すべきだと思うし。もっとメディアがこの件の問題点を取り上げて、多くの国民が菅首相の説明を強く要求する必要があると思うmewなのである。(@_@。
THANKS
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