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LGBT差別に続き女性蔑視 杉田議員を放任する自民党の責任 ここがおかしい 小林節が斬る!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/279338
2020/10/01 日刊ゲンダイ
9月25日、自民党政調の内閣第1部会等合同会議で、女性への暴力や性犯罪に関して、杉田水脈代議士が「女性はいくらでも嘘をつけますから」と発言したとのことである。相変わらず雑な発言である。
例の「LGBTには生産性がない」という発言の時も、まず「生産性」の定義をせずに、LGBTに限らず全ての個人ごとに「生産性」は異なるにもかかわらず、要するに「全てのLGBTは生産性がない」と決めつけてしまった。
これでは批判が噴出して当然である。この人は明らかに言葉と論理の基礎知識に欠けると言わざるを得ない。
ところが、会議後に記者団に問われて、杉田議員は「そんな事、言っていない」と否定したとのことである。しかし、会議に参加した複数の関係者が同議員の問題発言を確認した。どうやら、この人は平然と嘘をついていることになる。
議員という公人が総合雑誌誌上や自民党の会議という公の場で発言した行為は、憲法21条が保障する表現の自由の行使である。だから、発言自体は後に逃げたり隠したりすべき事ではない。
日本国憲法が保障する「自由で民主的」な社会は討論を前提に成り立っている。人間が先天的に個性的な存在である以上、私たちは異論が共存する社会に住んでいる。だから、平和的に発展する社会を維持するために、私たちは討論を行い続けるのである。
つまり、公人として表現の自由を行使した杉田議員は、「自ら招いた」討論に応じる憲法上の義務がある。それは、権利を行使した者の当然の責任である(憲法12条)。
にもかかわらず、あの「LGBT」の時も今回も討論から逃げようとする杉田議員は、そもそも公人として発言する資格がないことを2度も自認したことになる。これでは単なる「お騒がせ」にすぎない。
彼女が傍若無人に振る舞えるのも、自民党が彼女を比例区上位で遇して当選させてかばってきたからで、同党の責任は重い。
今回も、総選挙が近いと感じて彼女は党内受けを狙って発言したのであろう。結局、これは私たち有権者の質が問われているのだ。
小林節 慶応大名誉教授
1949年生まれ。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院のロ客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。「朝まで生テレビ!」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。14年の安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在となる。「白熱講義! 日本国憲法改正」など著書多数。新著は竹田恒泰氏との共著「憲法の真髄」(ベスト新著)
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