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菅首相は各派閥の長や幹部の地位を保証しておくだけで安泰 中村敦夫 末世を生きる辻説法
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2020/09/25 日刊ゲンダイ
菅首相(C)日刊ゲンダイ
「♪東京だよ、オッ母さん。あれが二重橋、こっちが首相官邸よ」
「だれだ! コロナの最中に唾を飛ばしてはしゃいでるのは?」
「アイ・アム・ソーリー(総理)?」
今どき首相就任の記者会見で、農村出身、苦学、政界の雑巾がけ時代を披露され、立身出世を称えてくれと言われても戸惑うばかりだ。令和の二宮金次郎?
とにかくセンスがずれているし、国際舞台に出せるような見識も風格もない。
それでも、新内閣の支持率が65%に跳ね上がったのは、日本人のメンタリティーの問題だ。つまり、政治は庶民が口を出すものではなく、お上に任せとけばよいと通常は考えている。
その反動で、田中角栄や菅のようなたたき上げがたまに出てくると、オラが仲間の大出世だと熱狂する。
しかし、都会では「ダサイ」と思われても、今や都会の住民のほとんどは、地方出身だ。そう考えると、「あれが二重橋」と叫ぶ菅の戦術は、まんざら、的外れでもないのかも知れない。
菅と安倍は、一心同体で長期政権を運営してきた。安倍は、主に外交部門を受け持ち、菅は内政を担当した。しかし、安倍の外交とはいっても、米国政府の支部と化した外務省北米局の指示に従うだけ。安倍が信奉していたのは、祖父譲りの大国主義だが、その理念は神国日本という時代錯誤の珍思考。
菅は目先の実益と権力以外には興味がない。
国会を無視し、野党やマスコミからの疑問を問答無用で切り捨てる。手中にした人事権を振りかざし、脅しすかしで官僚を無力化した。菅にとっての「行政改革」とはどの官僚が自分の味方か敵かの分類表を作ることだ。結局、菅がやろうとしているのは、昔と変わらぬ党内利権の再編成だ。安倍政権の継承とは、安倍利権を菅利権に移すこと。
安倍は「政治主導」を装いながら、実際は官邸官僚と呼ばれる通産省出身グループに、一切を丸投げしていた。菅はその何人かを入れ替え、自分の「官邸内内閣」をつくるだろう。安倍とは異なり、用心深く、毒があり、悪知恵に長けている。
それにしても、なぜこの男が突然登場してきたのか。答えは簡単、安倍が長期務められるほど、自民党に人材がいないからだ。各派閥の長や幹部は、ほとんどモーロクしていて、今の役職にしがみついていたいだけ。菅は、この連中の地位を保証しておくだけで安泰だ。ボケ老人には、首相の寝首をかく気力がないからだ。
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