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2020年 09月 21日
菅首相が20日、はじめての外交を行なった。(**)
20日夜、オーストラリアのモリソン首相、アメリカのトランプ米大統領と相次いで電話で会談をしたのだ。
菅義偉氏は、ほとんど外交経験がない。安倍前首相は、「地球を俯瞰する外交」をスローガンに、世界80カ国を飛び回っていた上、米トランプ大統領と懇意の関係を築き(貢ぎまくって)、日米同盟をさらに強固なものにした。
しかし、菅氏は首相の外遊中は、官房長官として日本でお留守番をしているわけで。『昨年5月に米国を訪問し、ペンス副大統領やポンペオ国務長官らと会談した以外、外交の表舞台に立ったことはほとんどない。米紙ワシントン・ポストは「外交手腕は未知数」と評価さえできなかった』という。(西日本新聞20年9月19日)
菅首相は、総裁選の際に、外交について問われ、「安倍首相がトランプ大統領と電話会談を行なった時には、全て同席をしている」と答えていたのだが。同席しているだけでは、外交を行なったとは言えまい。(-_-;)
ましてや、今、日本と中韓の関係、そして米中関係が難しい状況にあるだけに、『安倍氏は最近、周囲にこう漏らしたという。「菅ちゃん、外交大丈夫かな」(同上)』
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官邸側も外交に不安に抱かれていることを認識してか、早く米国などとの電話会談を行なうことを要望。何と日曜日に実施することになった。
『菅義偉首相は20日夜、トランプ米大統領と約25分間電話で協議した。首相は「日米同盟は地域の平和と安定の基盤だ」と述べ、トランプ氏は「ともに同盟を一層発展させていこう」と応じた。新型コロナウイルス感染症の治療薬やワクチン開発を協力して進めることで一致。北朝鮮の拉致問題解決へ向け緊密に連携することも確認した。(毎日新聞20年9月20日)』
菅首相は、会談後、記者団の取材に応じて、このように語った。
『オーストラリアのモリソン首相、さらにアメリカのトランプ大統領との電話会談を終えた菅総理は記者団に「手応えを感じている」と述べた。
菅総理によると、トランプ大統領からは「日米同盟を一層発展させていこう」との要請があったといい、「日米同盟はまさに地域の平和と安定のための基盤である、と申し上げ、お互いに連携していくことで一致した。また、北朝鮮問題、新型コロナウイルス対策についても両国で緊密に連携していこうということで一致した」という。
また、トランプ大統領は「24時間、いつでもなにかあったら電話してほしいと。“Tel、Tel”」とも述べたという。(ABEMA NEWS20年9月19日)』
う〜ん。たぶん、「電話して欲しい」を“Tel、Tel”とは言わないと思うけど。<電話なら「Call me」ではないかと。「自分に言って欲しい」という意で「Tell me 」と言う可能性はあるかな?^^;>
習近平主席を国賓として年内に招待するのか否かという問題も含めて、mewも「菅ちゃん、外交、大丈夫かな〜?」と危惧している。(・・)
その安倍前首相は19日、首相を辞めた途端に早速、靖国神社に参拝を行ない、ちょこっと中韓との関係に波風を立てた。
何と、自ら靖国参拝したとの記述と写真をわざわざツイッターに投稿し、国内外に知らしめてたりして。(~_~;)
しかも、首相時代は終戦の日などに「自民党総裁 安倍晋三」の肩書で玉串料などを納めていたのだが。今回は、「前内閣総理大臣 安倍晋三」と記帳したという。^^;
尚、実弟で今回、防衛大臣として初入閣した岸信夫氏は、8月13日に靖国参拝を行なっている。
『16日に内閣総辞職した安倍晋三前首相が19日、東京・九段の靖国神社を参拝した。自身の公式ツイッターやフェイスブックなどで明らかにした。公式ツイッターには「今月16日に内閣総理大臣を退任したことをご英霊にご報告いたしました」と投稿した。
安倍前首相の参拝は、首相在任中の2013年12月26日以来、約7年ぶり。安倍前首相のツイッターなどへの投稿は、19日午前10時ごろで、この日の朝に参拝したとみられる。写真にはモーニング姿で境内を歩く様子が写っている。安倍前首相は8月15日の終戦の日には「自民党総裁 安倍晋三」の肩書で玉串料を、春と秋の例大祭には真榊(まさかき)を私費で奉納している。
戦後75年を迎えた今年8月には、自民党の右派グループ「保守団結の会」(代表世話人・高鳥修一衆院議員)などから、当時の安倍首相自身による参拝を求める声が上がっていた。
13年の靖国神社参拝の際には、A級戦犯合祀(ごうし)への批判などから中国や韓国が反発。米国も「失望している」との声明を出した。以後、首相在任中の参拝を避けたのは、中国や韓国などの近隣諸国や、日本と近隣諸国の関係悪化を懸念する米国に配慮したものとみられている。(楢崎貴司、小野太郎)(朝日新聞20年9月19日)』
<そうそう。先日コロナ感染が判明した高鳥修一氏は、安倍氏の超保守仲間。衆議院第一議員会館にある高鳥氏の事務所は、安倍晋三前首相や、岸信夫防衛大臣、中山泰秀防衛副大臣の事務所が入る部屋と同じ12階にあるため(超保守が固まってるの?)、早速、消毒作業が行なわれたという。^^;>
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昨日も中韓が靖国参拝に遺憾の意を示していたのだが。13年は現職の首相であるにもかかわらず、参拝したこともあり、中韓から大きな反発があっただけでなく、米オバマ政権が「日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに失望している」との声明を発表。日米関係まで悪化するような状況を招くことになったのだ。(-"-)
ちなみに、その時に強い不満をあらわしていたのが、安倍首相の超側近で、現文科大臣、当時の官房副長官だった萩生田光一氏だ。
「共和党政権の時はこんな揚げ足を取ったことはなかった。民主党のオバマ政権だから言っている」
自民党は、米民主党とのパイプが薄い。もし次の大統領選でバイデン氏が勝って、民主党政権に戻ったら、菅政権の外交はさらに難しくなるかも知れない。^^;
安倍前首相が、靖国参拝した9.19は、mewにとって、9.11に劣らぬ最悪の日だ。
2015年9月19日、mewがン十年の間、強く反対し続けている集団的自衛権の行使を含む安保法制が強行成立したからだ。(-_-;)
<これは実質的に9条改憲されたに等しいことなのよね。(-"-)>
『保法5年、米軍防護着々 進む一体化、中国にらみ
集団的自衛権行使を一部容認する安全保障関連法が成立して19日で5年。
この間、日本周辺で自衛隊が米軍艦艇・航空機を防護する活動件数は増加し、日米の軍事面での一体化は進んだ。中国が東・南シナ海への進出を図る中、菅政権も安倍政権に引き続き、米国と双務的な関係を平時から構築することで対抗する考えだ。
「日米同盟はかつてないほど強固となり、抑止力、対処力も向上している。国際社会の平和と安定に対する積極的な貢献もできるようになった」。加藤勝信官房長官は18日の記者会見で、安保法成立の意義を改めて強調した。
防衛省によると、安保関連法に基づいて行われる米軍防護は2017年に2回、18年は16回、19年は14回と着実に増加。昨年からは、災害やテロを想定した在外邦人保護事案での駆け付け警護をはじめとする多国間の共同訓練も実施している。
いずれも日本の存立を脅かす明白な危険のある「存立危機事態」などではなく平時の活動だが、関係者は「日米の共同対処能力は高まっている」と話す。防衛省幹部は中国を念頭に「助け合う同盟は絆を強くする。平素から日米間で協力できるようになれば抑止力が上がり、『力による現状変更』を思いとどまらせやすくなる」と語る。
一方、米中の覇権争いが激化する中、自衛隊と米軍の軍事的な一体化が進めば、米中の紛争に日本が巻き込まれかねないとの懸念を指摘する声もある。
共産党の田村智子政策委員長は18日の会見で「米軍が攻撃を受けた時に自衛隊が一緒に武力行使を可能にするために安保法制が作られた」と指摘。菅政権との初の論戦となる見通しの次期臨時国会を念頭に「安保法制そのものの違憲性も議論したい」と語った。(時事通信20年9月19日)』
* * * * *
このブログを始めた頃、mewが「日米軍一体化の計画が進んでいる」と書くと、「何をおおげさなことを言っているのか」みたいに批判されたことが何度かあるのだけど。ほとんど国民が何も抵抗せずに放置している間に、すっかり日米軍の一体化することに。
もし北朝鮮や中国と米国との間に軍事衝突が起きた場合、自衛隊は米軍の手足として後方支援を行なうことになるわけで。日本の領土の方が、米国より先に攻撃される可能性も大きいのである。(ノ_-。)
しかも、安倍ー菅政権は、さらに憲法9条の専守防衛の趣旨に反する「敵基地攻撃」能力の保有も実現しようとしているわけで。日本がどんどんアブナくなるよ〜と、大きな声で訴えたいmewなのである。(・o・)
THANKS
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