http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/814.html
Tweet |
※2020年9月17日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大
※2020年9月17日 日刊ゲンダイ2面
「安倍継承」とは国民愚弄 菅新内閣は絶望の顔ぶれ<上>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278836
2020/09/17 日刊ゲンダイ
※文字起こし
なぜ暴言王・麻生をまた続投させるのか その精神は異常だ |
総裁選の出馬会見以降、ほぼ同じ内容で中身ナシだった。16日誕生した菅新首相の初会見。「国民のために働く内閣」とか言っていたが、「適材適所」「改革意欲」といったキーワードを掲げていたはずの閣僚人事は、絶望的な顔ぶれと言わざるを得ないだろう。象徴的なのが、麻生副総理兼財務相の再任だ。
麻生は2012年12月の第2次安倍政権発足と同時に財務相に居座り続けてきたが、やってきたことは日本経済の足を引っ張ることばかりだ。
破綻した安倍政権の経済政策「アベノミクス」を日銀の黒田総裁と二人三脚で推し進め、景気後退局面のさなかに「戦後最長の好景気」と大嘘をついて消費増税10%を強行。新型コロナウイルスが直撃した日本経済をさらに冷やす原因をつくったにもかかわらず、いまだにその責任を取るどころか、反省すらしていないのだ。
そうでなくても麻生は度々、問題発言が取り沙汰されてきた政治家だ。「ナチスの手口に学んだらどうか」から始まり、「食いたいだけ食って、飲みたいだけ飲んで、糖尿病になって病院に入っているヤツの医療費を俺たちが払っている」「セクハラ罪という罪はない」「被害女性にはめられた可能性は否定できない」……など、暴言や失言、妄言を挙げればキリがない。
この男の特徴は、病人や高齢者、女性といった弱者を「上から目線」で罵倒し、蔑み、切り捨てる。そして批判が出ても決して謝らない。そんな人間としての資質すら問題視される男をまた続投させるなんて選ぶ方も選ぶ方。マトモな神経とは思えない。政治評論家の本澤二郎氏がこう言う。
「非常識であろうと何だろうと、安倍政権の疑惑隠しと来夏に延期された東京五輪やさまざまな愚策について、多額のカネを財務省に捻出させるには、麻生氏を再任させるしかないのでしょう。裏を返せば、財務省はそれだけ麻生氏に牛耳られているということ。麻生続投で借金が際限なく膨らむ可能性もあるということです」
早くも会見の嘘が露呈した新首相の実像を報じない大マスコミ |
「改革意欲のある人を中心に人事を進めていきたい」
菅は新総裁選出直後の会見でそう言った。
総裁選中には「派閥からの要望を受け付けない」と脱派閥も強調。その舌の根も乾かぬうちにやってのけたのは、見事なまでの派閥均衡人事だ。
7年8カ月続けた官房長官会見も嘘とゴマカシの連続だったが、つくづく菅の発言を信じたらバカを見る。大体、半数以上が安倍政権からの居抜きである新内閣の面々に「改革意欲」があるとは思えない。
問題だらけの大学入学テストの民間英語試験を放置し、「身の丈」発言で火ダルマとなるや突然の延期で混乱を招いた萩生田文科相は再任。
コロナ禍の厚労相で相談・受診の目安だった「37・5度以上の発熱が4日以上続く」で感染者を惑わした揚げ句、「基準として受け取ったのは国民の誤解」と放言した加藤勝信は、よりによって官房長官に横滑り。大臣の資質を疑われるメンバーたちも継承された。
意味ありげなポエムしか語れない小泉環境相も再任と、改革断行を標榜する新政権は進次郎のような自称・改革派の集まり。国民をナメきっている。高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)はこう言う。
「思惑含みで支える派閥にとことん配慮する国家像なき“大番頭”。それが菅首相の実像なのに、メディアはなぜか、『パンケーキ大好き』などとチャーミングな庶民派首相として“虚像”を垂れ流す。朝日新聞まで『頑固者だけど女子に赤面』と少年時代の逸話を報じていました。安倍政権の7年8カ月の間、菅氏はNHK『クロ現』の国谷キャスター降板問題など、メディアに散々にらみを利かせてきました。その強権発動に恐れをなし、メディアは菅氏に恭順の意を示しているとしか思えません」
これではガースーも楽チンである。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK275掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK275掲示板 次へ 前へ
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。