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今まで「総裁になる気はない」と言って猫をかぶっていた菅氏、言ってることと正反対の動きを見せるのが常なので
— 青粥 (@ihsns1) September 16, 2020
規制改革の真逆を行くと思ってる
駆け引き、もみ消し、恫喝の裏技でのし上がった卑小な宰相 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278799
2020/09/17 日刊ゲンダイ
ペーパーをチラチラ見ながら政策発表(公開討論会での菅義偉新総裁)/(C)共同通信社
自民党総裁選の一連の論戦や会見を見ていて感じたのは、菅義偉という人の器の小ささである。12日に日本記者クラブ主催で行われた公開討論会では、外交経験の少なさを指摘されると「安倍晋三首相の日米電話首脳会談に30回以上同席している」ことを“外交実績”として挙げ、それに対して質問者が「横で聞いているのとトップとして交渉するのは違うだろう」という趣旨のことを指摘すると、カーッとなって「国として判断することには、全て関わってきている」と声を荒らげた。
こういう場合は、「だって、あなた、安倍さんがしゃべっている最中に受話器を奪うわけにいかないでしょう」とか何とか、冗談まじりで軽く受け流せばいいものを、そういう心のゆとりを持たない卑小さをさらけ出してしまった。
ペーパーをチラチラ見ながら語る政策も、具体的といえばそうなのだが、問題の核心から外れた脇の方のちょっとした思いつきといった程度のものが多い。典型的には、9日に党本部で行われた討論会で菅が口にした「少子化対策として不妊治療を保険適用にしたい」という提言がそれ。知り合いのドクターに聞くと「確かに不妊治療はお金がかかるので、保険適用になれば助かる人がいるに違いないが、少子化対策としてはほとんど効果がない。だって、不妊治療を必要としないのに生活が不安で子供をもうけたがらない若いカップルが、その何千倍も何万倍、いやもっとかな、圧倒的に多いのだから、そこを何とかしないと」と笑うのである。
そう言われて振り返ってみると、菅が提案して実現したといわれる政策は、第1次安倍政権の総務相だった時の「ふるさと納税」制度をはじめ、ビザ発給緩和によるインバウンド誘致、入管法改正で外国人労働者受け入れ拡大、携帯電話料金値下げ、今回の「Go To トラベル」など、やはりマイナーなものが目立つ。
マイナーという意味は、まず大きな構想とか国が進むべき方向とかがあり、ここを入り口にしてこうやって世の中を変えていくんだというイメージがまったく湧かないということである。自民党の若手議員にそれを言うと「あの人に構想とか政策を求めても無理ですよ。人事の駆け引き、事件のもみ消し、恫喝や裏取引や陰謀など裏技が得意でここまで上がってきたんですから」と、政策面のリーダーシップには何の期待も抱いていない様子だった。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
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