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※20202年9月15日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大
※20202年9月15日 日刊ゲンダイ2面
※20202年9月15日 日刊ゲンダイ3面
空っぽの菅総裁に雪崩の自民 この政権はおそらく短命<下>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278740
2020/09/15 日刊ゲンダイ
※文字起こし
安倍首相を美化し、「臭い物に蓋」に加担の大マスコミ |
新総裁を選出した自民党の両院議員総会。一度ならず、二度も任期途中で政権をブン投げた安倍を、英雄のように持ち上げる演出に違和感を覚えた国民も多いのではないか。
新総裁選出後にマイクの前に立った安倍は「この人なら間違いない。令和時代に最もふさわしい自民党新総裁ではないでしょうか」と菅にエールを送る一方、「8年近く、本当にありがとうございました」「私もみなさんとともに、一議員として全力で支えていく」とニヤつきながらスピーチ。菅から安倍への「感謝の花束贈呈」なるセレモニーまで執り行われた。まるで勇退する大宰相のような取り計らいだ。しかも、7年8カ月のアベ政治振り返り映像まで流された。
歴史的な無責任男がこうも大きな顔をしていられるのは、同じ穴のムジナが集う自民党の腐敗体質は言うまでもなく、大マスコミにも責任がある。唐突な辞意表明で、ポスト安倍政局になだれ込んで以降、大手メディアは総裁選レースの展開ばかりを報道。国家を私物化し、数々の疑惑にまみれた安倍がなぜ唐突に辞めるのか。史上最長のアベ政治を総括せず、「臭いものに蓋」に加担したからだ。
法大名誉教授の須藤春夫氏(メディア論)はこう言う。
「コロナ対応は失策続きで、アベノミクスはズタズタ。内閣支持率の下落傾向に歯止めがかからず、安倍首相は追い詰められて投げ出したようなものです。にもかかわらず、テレビを中心とするマスコミは一連の退陣劇を批判的な視点で報じようとせず、アベ路線を継承したい自民党の策略に乗ってしまった。安倍政権のアメとムチに飼いならされ、権力監視の本分を忘れた垂れ流し報道が染みつき、コントロールされている自覚すらないのではないでしょうか。そうしたメディア圧力の中核を担ってきたのが、官房長官として政権を支えてきた菅氏です。大手メディアはどうかしています」
新総裁として臨んだ初会見で菅は、さすがにメディアに愛想を振りまいていたが、化けの皮は間もなく剥がれる。
こんな政権を誰が支持するのか、早晩、国民も気づくだろう |
「地味だけど存在感がある」「安定した政治が期待できそう」「スイーツ好きで好感がもてる」
大手メディアが、およそ8年ぶりの新首相の誕生を好意的に報じていることもあって、街角ではこんな声が聞かれたが、ご祝儀相場はそう長くは続かないだろう。
5派閥総乗りで総裁選を勝ち抜き、政権発足前から「アベ居抜き内閣のシャッポ」と揶揄される菅は早期の解散・総選挙に打って出て、「勝ち星1」を引っ提げて本格政権に生まれ変わる――。永田町にはこんな見方があるが、はたして解散などできるのかどうか。解散どころか、国会がはじまった途端、野党の追及に立ち往生するのは目に見えている。
「菅氏の致命的な欠点は、対話ができないことです。国会答弁は安倍首相より苦手かもしれません。官房長官会見では都合の悪い質問を<全く問題ない><批判は当たらない>とはねつけ、<いずれにしても>ではぐらかす一方通行で済まされた。でも、国会はそうはいきません。総裁選を見る限り、野党の質問に対して当意即妙に答弁できるとは、とても思えない。一国のトップとして説明能力に疑問符がつきます」(本澤二郎氏=前出)
実際、これほどスピーチが苦手な首相は、過去いなかったのではないか。総裁選の時も、ひとりだけ、ひたすらメモを読んでいた。
なにより決定的なのは、スガ新首相には、国家観も、歴史観も、政治哲学もまったくないことだ。政治家として「これだけはやりたい」というモノがひとつもない。たとえ、口下手でも中身があれば国民に伝わるものだが、総裁選を通じて分かったことは、政治家としてスッカスカだということだ。さすがに多くの国民も「この男はダメだ」とすぐに気づくに違いない。
しかも、いくら作り笑いを浮かべても、冷血冷酷さは隠せない。国民の支持があっという間に離れてもおかしくない。衆院の任期満了まで残り1年。支持率が低迷し、この新政権は解散を打つこともできず、短命で終わる可能性が高い。
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