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菅内閣の法務大臣・上川氏(内定)は林検事総長を地方に飛ばした過去がある:安倍氏は大叔父・佐藤元総理の二の舞に陥っている
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/7438882.html
新ベンチャー革命2020年9月16日 No.2691
1.河井事件に取り組んでいる林検事総長にとって因縁の上川氏が、次期法務大臣に内定か
河井事件を筆頭に、森友事件、加計事件、桜を見る会事件(桜ゲート事件)など、数々の疑惑を抱えた安倍氏が、8月末、遂に総理ポストを辞任しました。そして、その後釜に座るのが、安倍氏の側近・菅氏です。
さて、その菅・新政権の法務大臣に就任しそうなのが、あの上川氏のようです。
この上川氏は、2018年、当時の稲田検事総長の後任と目されていた林氏を名古屋高検に飛ばした際の法務大臣だったようです。
この当時、法務大臣・上川氏の検察幹部人事への介入は、異例というか、異常そのものです。
こういうことが罷り通ったら、戦後日本における民主主義国家成立の基本である三権分立が不当に侵害されてしまいます。
河井事件に取り組んでいる現・検事総長・林氏にとって、次期法務大臣にまたも上川氏が就任するのは、悪夢以外の何者でもないでしょう。
2.上川・新法務大臣は、林検事総長に不当な圧力をかけるつもりか
上川・新法務大臣人事は、おそらく、安倍氏と菅氏がつるんで決めた人事でしょうが、その狙いは、安倍氏と菅氏の両者にとって不都合な河井事件を握り潰すことであるのは明らかです。
一方、林検事総長の方は、安倍・菅コンビの悪巧みをすでに、すっかりお見通しでしょう。
河井事件に関して、正義は、林氏率いる検察庁の方にあるのは明らかです。
今の林氏にとって、現・検事総長ポストは上がりポストですから、もう、怖いものは何もありません。
今の林氏は、与えられた職務を粛々とまっとうするだけです。前任の稲田氏同様、官邸から定年前の検事総長ポスト早期辞任を求められても拒否すればよいのです。
3.安倍氏の子飼い・黒川氏の検事総長人事に失敗した安倍・菅コンビに残された手は指揮権発動か
安倍・菅コンビは、今年の2月、子飼いの黒川氏(63歳の定年直前だった)を次期検事総長(定年65歳)に据えるため、当時の稲田検事総長に、定年前の早期辞任を求めたのですが、稲田氏の方は堂々と、これを拒否した実績があります。
一方、安倍官邸は、その稲田氏を強制辞任させることはできていません。ということは、近未来、菅総理率いる官邸が、林検事総長に対する定年前の辞任を求めても、林氏がこれを拒否すれば、菅官邸は、それ以上のことはできないはずです。
したがって、上川法務大臣も、林氏を強制的に辞めさせることはできないはずです。
さらに言えば、河井事件の捜査を強制的に中止させることもできないでしょう。
にもかかわらず、かつて林氏を地方に飛ばした実績のある上川氏を再度、法務大臣に任命したということは、河井事件にて、もし、安倍氏が逮捕されるかもしれない事態に陥ったとき、上川氏に指揮権を発動させようとしているのではないでしょうか。
もしそうなら、あの安倍氏は、河井事件にて、自分が捜査対象にされることを死ぬほど恐れているということです。
ちなみに、安倍氏の大叔父・佐藤元総理(故人)は、昔、法務大臣による指揮権発動で、逮捕を免れています(注1)。
注1:指揮権(法務大臣)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%87%E6%8F%AE%E6%A8%A9_(%E6%B3%95%E5%8B%99%E5%A4%A7%E8%87%A3)
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