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2020年 09月 13日
【久々に将棋の話・・・この夏に2冠をとって最年少記録を次々と塗り替えている藤井聡太2冠(18)なのだが。9日に順位戦B級2組の対局で、谷川浩司九段(58)に勝利して、無傷の4連勝を飾り、最も難しいと見られている谷川九段が持つ最年少名人記録(21歳2カ月)へのハードルを一つクリアした。(・o・)
名人になるためには、順位戦のA級でトップとなり、挑戦権を獲得する必要があるのだが。藤井二冠が21歳2カ月の記録を破るためには、B級2組を今期で通過し、次にB級1組を1期で抜け、さらにA級初挑戦で挑戦権獲得、名人戦で勝利する必要があるからだ。(~_~;)
ここからは上は、当然にしてタイトルをとったことがあるような強い人がそろっているので、気が抜けない対局が続くと思うけど、ガンバです! o(^-^)o
しかも、先週、伊藤匠三段(17)が四段昇格を決め、現役では藤井二冠より三ヶ月若い史上最年少棋士になるとのこと。<2人は同学年だが、誕生日が藤井くんが7月、伊藤くんは10月なんだって。>将棋界もどんどん若い力が育っている。(^^)>】
* * * * *
安倍首相は辞任会見を開いてから、ずっと病院に行っておらず。11日夜には、首相公邸でスタッフとディナー会食をして、ワインも飲んだと報じられていたので、「あら?ストレスがなくなったので、病状が改善しちゃったのかしらん?」と思っていたら、12日に病院に4時間ほど滞在して治療を受けたとのこと。
16日には国会で新首相の指名が行なわれるので、安倍氏が首相の座にいるのも、あと3日ということになる。(**)
ところが、あと数日しか政権が残っていないというのに、11日、安倍首相が突然、妙な「首相の談話」を発表したのである。(@@)
6日に『安倍が最悪の置き土産を計画〜敵基地攻撃能力に関する談話を発表予定。与野党、国民で阻止を』という記事で予告した、しょ〜もない置き土産だ。(-"-)
安倍首相は、「敵基地攻撃」という言葉は使わず、「ミサイル阻止」のための安保政策だと語ったのであるが。相手からのミサイル攻撃を阻止するには、撃たれたミサイルを迎撃するか、撃たれる前に敵のミサイル基地を攻撃するか、どちらかしかないわけで。敵基地攻撃が含まれることは、間違いないだろう。(-"-)
ただ、敵の基地を先に攻撃することは、憲法9条の「専守防衛」の趣旨に反するのではないかという疑問、反論の声が根強い。
それゆえ、日本が敵基地攻撃を有することには、野党はもちろん、公明党が大反対だし。自民党の中にも異論が出ているのが実情だ。(`´)
もし安倍首相が体調もよく、支持率もそこそこ高ければ、秋に解散総選挙をやって<そこで安保政策も公約に混ぜ込んでおいて>、年内にも強引に決めてしまったかも知れないのだけど。
今回は、公明党などに配慮して、「与党に検討を促す」という表現を用いることにしたようだ。
しかも、一般に「首相談話」を出す場合、閣議決定が行なわれるのだが。今回は、閣議決定を経ない「首相の談話」であるとのこと。<紛らわしいよね〜。(~_~;)>
もう首相を辞めるのに、重要政策に関する談話を発表するなんて、こんな無責任なことはあるだろうか。(>_<)
<「次の政権を縛らない」のであれば、公の場で発表する必要もないと思うし。・・・もしかして米国辺りと、敵基地攻撃+αのミサイル政策に関して、何か年内にやるとか約束しちゃったから、とりあえず辞める前に、自ら談話の発表だけでもしておこうと考えたのかな?^^;>
談話の全文は、*1にアップしておくが。何か言っている内容も、迂遠で、ごまかしっぽい表現が多く、よくわからない感じがある。_(。。)_
安倍首相&周辺&自民党内のタカ派の多くは「座して死は待たず」と。敵基地攻撃を行なっても、ミサイル攻撃を阻止するのは防衛のためなので、専守防衛には反さないと解釈しているのだが。
憲法の世界では、先に攻撃する以上、9条(専守防衛)に反していないとは言えないと解釈する人の方が多い。
今回の総裁選の3人の候補者も、菅義偉氏は前向きに検討する意向を示したが、石破茂氏はかなり慎重な姿勢を見せていた。<岸田氏はたぶん慎重なんだけど、安倍氏の支持者を考慮するとそうは言えないので、安保関係はハンパなことしか言えないのよね。>
* * * * *
『「次期政権、縛らない」安倍首相が安保政策談話 「敵基地攻撃能力」議論促す
安倍晋三首相は11日、安全保障政策に関する談話を発表した。陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備停止を踏まえて検討しているミサイル阻止に関する安全保障政策の新たな方針について「今年末までにあるべき方策を示し、我が国を取り巻く厳しい安全保障環境に対応していく」と記し、16日に発足する新政権での検討を求めた。攻撃を受ける前に相手の拠点などをたたく「敵基地攻撃能力」についての明言を避けたものの、保有の可能性も含めて検討を促す狙いもあるとみられる。
首相官邸で国家安全保障会議(NSC)の関係大臣会合を開いた後、発表した。首相は記者団に「退任にあたって今までの議論を整理し、談話という形で発表した。次の内閣でもしっかり議論していただきたい」と説明。談話について「(次期政権を)縛ることにはならない。国民の命と財産を守ることをシームレスに議論していくことは最大の責任だ」と語った。
談話では北朝鮮による核兵器の小型化・弾頭化や、弾道ミサイルの発射技術の高度化など安保環境の変化を説明。イージス・アショアの代替策について、具体的な方向性には触れず、「検討を進めており、我が国を防衛しうる迎撃能力を確保する」とした。
安全保障政策の新たな方針については「迎撃能力を向上させるだけで本当に国民の命と平和な暮らしを守り抜けるのか」と指摘。「専守防衛の考え方はいささかの変更もない」と理解を求める一方、「抑止力を高め、弾道ミサイル等による攻撃の可能性を一層低下させていくことが必要」と指摘した。自民党は敵基地攻撃能力に関し「相手領域内で弾道ミサイルなどを阻止する能力」の保有を求めており、こうしたことを踏まえて政府・与党の議論を促した形だ。
談話は閣議決定で政府の公式見解を示す「首相談話」ではなく、首相の決裁で行う「首相の談話」として発表された。首相は辞任を表明した8月28日の会見で新たな方針について「今後速やかに与党調整に入り、具体化を進める」と意欲を見せていた。【佐野格、花澤葵】(毎日新聞20年9月11日)』
『基地攻撃能力の保有 石破氏「現実に即して考えるべき」
自民党総裁選に立候補した石破茂元幹事長は8日の記者会見で、敵基地攻撃能力の保有に向けた検討について「専守防衛に反しないかどうかは現実に即して考えるべきだ。日本単独の判断でそんなことができるのか。日米安全保障条約との関係を詰めないまま敵基地攻撃論が一人歩きすることは極めて危険だ」と述べた。
菅義偉官房長官は「今自民党の中で議論している。与党の議論を見据えながら対応していきたい」と語った。岸田文雄政調会長は「法律的にも技術的にしっかり詰めないとならない点がたくさんある。議論することはあってもいい」と述べた。(産経新聞20年9月8日)』
* * * * *
実は、日本はもう敵基地攻撃能力を有することを前提に、ミサイルの準備を進めているのである。(-"-)
<TVのニュースは、こういう大事なことを、ちゃんと伝えようとしないのだけど。安倍政権は、国民が知らない間に、どんどん戦争の準備を進めていたのである。(ノ_-。)>
『長射程ミサイル、22年取得 離島防衛、「敵基地攻撃」転用も F35搭載・防衛省
離島防衛などで敵の脅威圏外からの対処を可能にする「スタンド・オフ・ミサイル」と位置付ける射程約500キロのミサイルを、防衛省が2022年3月までに取得することが分かった。
中期防衛力整備計画(19〜23年度)に基づくもので、自衛隊の現有火力では最も長射程になるとみられる。航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F35Aに搭載される。
政府は陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画断念を機に、弾道ミサイルによる攻撃を阻止するために、他国の領域を標的にする「敵基地攻撃能力」の保有を含めた抑止力の議論を本格化させている。同能力保有に踏み切れば、相手国内の固定レーダーサイトや、ミサイル関連施設をたたく兵器として、転用される可能性もある。
防衛省などによると、取得するのは、ノルウェー製の対地・対艦ミサイル「JSM」。開発が完了し、22年3月中旬が納期となっている。JSMはF35の胴体内部に搭載でき、レーダーに探知されにくいF35のステルス性を生かした対艦・対地攻撃が可能となる。
空自が保有するF15戦闘機のうち近代化する機体についても、米ロッキード・マーチン社製の射程約900キロのミサイル「LRASM」や「JASSM」の搭載が検討されている。米軍は戦略爆撃機を使いJASSMの発射試験を実施。LRASMはイージス艦発射用にも開発が進んでいる。
安倍政権は射程上、敵基地攻撃にも使えるスタンド・オフ・ミサイルの保有について、憲法9条に基づく専守防衛との整合性について議論を尽くさずに導入を決定した。
千歳(北海道)、三沢(青森県)、小松(石川県)、築城(福岡県)、那覇基地(沖縄県)などから発進した空自戦闘機が日本海や東シナ海からスタンド・オフ・ミサイルを発射すれば、北朝鮮や中国、ロシア沿岸部などに到達する。
憲法上許される自衛のための必要最小限度のミサイルは、どこまで保有できるのか。次期政権はミサイルの長射程化に向けた防衛力整備について、国民への説明責任を果たすことが求められる。(時事通信20年9月7日)』
残念ながら、TVのニュースがこういう話をあまり扱ってくれなのだが。安倍政権は、国民の知らない間に、どんどん戦争の準備が進めてしまっており、日本は本当にアブナくなっているのが実情だ。(ノ_-。)
でも、安倍氏の首相退任を機に、心ある自公議員に与党内でも頑張ってもらい、何とか与党内で議論を食い止めて欲しいと。そして、野党や平和志向の国民も一緒になって、何とか敵基地攻撃能力の保有は阻止したいと強く願っているmewなのである。(@_@。
THANKS
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