少しは、物事を考えてトピ立てしたらどうか? 革マルである枝野幸男に、中核派である山本太郎や斎藤まさしが協力などしない。 http://tosenbo860.cocolog-nifty.com/bobo1/2011/03/post-dcb0.html 仙石・枝野ら革マル派に支配される菅政権 「枝野官房長官と革マル派」疑惑の深層 山村杳樹(くらき) 月刊誌【新潮45】2011年3月号 世論調査で「最も期待する閣僚NO.1」の枝野氏。 将来の総理候補はなぜ警察の「過激派捜査」に圧力をかけたのか A議員−令状には「○OK『関する』……」と書いてあり、「関する」の見方に拡大解釈があるのではないか、と言っているのだ。押収対象物品の1件1件まで、裁判官は個別に判断していないだろう。「文書」と書いてある場合に、書類であれば何でもかんでも押収していいはずがない。 警察庁極左対策室長−令状の範囲内で…… B議員−「思想」は犯罪になっていないだろう。 A議員―捜査当局が、令状の指し示す範囲に該当するかどうかの判断を間違えているといっているのだ。 警察庁極左対策室長 ―― 間違っていない。 B議員―― ひとつだけ確認したい。思想は捜査対象になるのか。 警察庁極左対策室長―― 個々を見て事件に関するものは押さえる。 A議員―― 警察は前科がある。現に、浦和事件の際に「連合浦和地評の組織図」を差し押さえている。JR総連の組織図であればまだわかるが、これは全然関係ないではないか。 警察庁極左対策室長―― これまで一度も、準抗告で違法とされたことはない。 A議員−違法じゃなくても、「濫用」なんだ。 2005年19 一月16日(金曜日)午前11時過ぎ。永田町にある衆議院第2議員会館、第3会議室に激しいやりとりの声が響きわたった。この日開催された或る「ヒヤリング」の席の一幕である。 会議室に集まったのは4名の衆議院議員と3名の参議院議員(いずれも民主党所属)たち。彼らの前に「説明者」として呼び出されたのは、厚生労働省から、大臣官房国際課の課長補佐ならびに国際労働機関第一係、警察庁から、警備局公安課極左対策室長、法務省から、刑事局付検事など計4名の官僚たちである。 このヒヤリングに先立つ11月29日、議員会館の各議員宛てに「厚生労働省等ヒヤリングの開催について」と銘打たれた文書が投函された。この文書によればヒヤリング開催の趣旨はこう書かれていた。 「JR東労組組合員7名に対する政治弾圧(JR浦和雷車区事件))をめぐり、ILOは11月17日に2次勧告を採択しました。ILOは1次勧告に引き続き司法・警察当局の不当性を指摘しています。このたびは1次勧告ならびに2次勧告の即時履行に向けて、厚生労働省等の関係者からお話を伺います」 そして、問い合わせ先として、JR総連の政治部長の電話番号が記されている。 つまり、この「ヒヤリング」は、JR総連が、自分たちが「政治弾圧」と主張する 「JR浦和電市区事件」に関し関係当局の考えを問いただす、という趣旨のもとに開催された集会だったのである。現に、ヒヤリングに先立ち、午前10時半より、JR総連による一背景説明Lが行われている。 この「ヒヤリング」の場で、「呼びかけ人」の一人として当局を激しく追及していたのが、今をときめく国家のナンバー2、枝野幸男官房長官その人である。 陰湿な事件 枝野官房長官の問題を詳報する前に、先ずは、「JR浦和電車区事件」とはいかなる事件だったのかをみておこう。2000年末から翌年夏にかけて、JR東労組に所属していた運転士(28)を、他の組合員と交遊したことなどを理由に、同組合の役員ら7名が、 「裏切り者! 組織破壊者!」「オレは革マルだ、ふざけんなよ……」「クズ、お前は本当にクズだ、クズ」などと罵賢雑言の限りを尽くし、繰り返し桐喝、脅迫し、組合を辞めさせた上に、会社のJR東日本を退職にまで追いやった―――これが事件の概要である。要するに、JR東労組の組合幹部たちは、自分たちの組織方針に従わないというだけで、一介の労働者を、組織を挙げた陰湿、残酷ないじめで組合脱退、JR東日本退職に追い込んだのだ(その後復職)。 この強要事件について、2007年7月、一審で東京地裁は、「被告人らは、当公判廷において、本件犯行につき、不自然・不合理な弁解を繰り返しており、反省の情は全く認められない」と7名に有罪判決を下している(内5名については会社を退職させたことまでは認定していないが、2009年6月、東京高裁で7名の控訴棄却。(被告らは最高裁に上告中)。 ここに登場するJR東労組とは、JR総連傘下にある、組合員約4万6000人というJR東日本内の最大の組合である。ただし、この組合は、一般社会常識では想像もつかない特異な体質をもっている。 2010年4月、自由民主党・無所属の会の衆議院議員、佐藤勉・元国家公安委員長が提出した、この組織に関する「質問主意書」に当時の鳩山由紀夫首相は、内閣総理大臣名義で以下のように答弁している。 「日本革命的共産主義者同盟不命的マルクス主義派(革マル派)は、共産主義革命を起こすことを究極の目的としている極左暴力集団であり、これまでにも、火炎ぴんの使用等の処罰に関する法律違反事件や対立するセクトとの間での殺人事件等、多数の刑事事件を引き起こしている。革マル派は、将来の共産主義革命に備えるため、その組織拡大に重点を置き、周囲に警戒心を抱かせないよう党派性を隠して基幹産業の労働組合等各界各層への浸透を図っており、全日本鉄道労働組合総連合会(JR総連)及び東日本旅客鉄道労働組合(JR東労組)内には、影響力を行使し得る立場に革マル派活動家が 相当浸透していると認識している」(5月11日、内閣衆質一七四第四三〇号、一部略) 労組依存が強いといわれる民主党政権ですら、JR総連及びJR東労組が極左暴力集団「革マル派」の浸透を受け、強い影響下にあることを公に認めているのである。 「浦和雷車区事件」とは、このような特異な組織が引き起こした、陰湿な事件のひとつなのだ。しかし、一般には耳慣れない一地方の事件に関する聴聞としては、この「ヒヤリング」は、いささか大仰すぎる陣容ではないだろうか。 積極的に関与 ともあれ、この「ヒヤリング」に出席した議員の話を聞いてみよう。 「当時、JR総連の役員たちに聞いたところ、『自分たちは革マルとは違う』 ということでしたし、JR総連に限らず、民主党は労働組合とはお付き合いがありますから、その関係の中でヒヤリングに出席しました。この時点では、彼らは革マルではない、という認識でした。今後は、JR総連、JR東労組が革マル派かどうか、もう一度確認しなければならないと思っています。もし、革マルということであれば、距離を置かなければならないと思っています」(民主党T参議院議員) 「自らの不明を恥じて申し上げれば、2005年は秋に初当選して日が経っていないので、JR連合の集会の案内と勘違いして出席してしまいました。JRにも連合、総連といろんな組合かおりますが、その当時は恥ずかしい話ですが、その違いがわからず、応援し ていただいたJR連合の集会だと思っていました。会議室に入った時、違和感を感じたのを覚えています。自分が応援してもらっている組織であれば、自分が知っている顔ぶれの議員がいるはずなのにいなかったからです。 もちろん、現在では、JR総連、JR東労組は政府の答弁にもあるように、問題のある組織だと承知しています。当然、今はJR総連、JR東労組の集会等であるならば、出席することはありません」(民主党M衆議院議員) いささか思慮に欠くナイーヴ過ぎる出席の理由だが、経験の浅い議員であればあり得ることだろう。 が、「呼びかけ人」となると話は違う。JR総連及びJR東労組の主張を正当なものと判断し、政治家としての責任を踏まえた上で、彼らの政治活動に積極的に関与していくという立場を鮮明にしているからだ。そして、この「呼びかけ人」に、なんと、今や政権ナンバー2の要職の地位にある枝野幸男宣房長官と、小沢一郎氏の”側近中の側近”といわれる山岡賢次民主党副代表が名前を連ねているのだ。 冒頭に紹介したやりとりのなかで、声を荒げて警察庁極左対策室長を問い詰めているA議員こそ、枝野幸男官房長官である。 衆知のように、枝野氏は、鳩山民主党政権下で、「行政刷新担当大臣」として「事業仕分け」を統括し、46歳の若さで菅直人首相によって民主党幹事長に大抜擢された。先の参議院選挙を仕切り、選拳敗北の責任者であるにもかかわらず、1月14日に発足した菅第2次改造内閣で、官房長官に就任したのはご承知の通りだ。 それにしても。今や国家権力の中枢を担う枝野氏が、なぜ、JR総連及び JR東労組の意を受ける形で、警察庁が進めている一刑事事件の捜査の在り方を問い糾しているのだろうか? “領袖”を守れ これには、ある歴史的背景があり、小誌は、昨年8月号の「枝野幹事長が交わした『魔の契約』」という記事で、枝野氏と革マル派との知られざる関係について報じている。 要約すれば以下のようになる―――。1996年8月、2期目の衆議院選挙を前にした枝野氏は、JR東労組大宮支部の幹部との間で「覚書」を交わした。この覚書の中で枝野氏は、「わたしは、JR総連及びJR東労組の掲げる綱領(活動方針)を理解し、連帯して活動」することを“誓約”し、署名捺印している。枝野氏の政治資金管理団体「21世紀都市文化フォーフム」には、1996年から両組合からの資金提供が始まり、パーティ券の購入なども含め、1999年までの4年間で総額404万円に達している。 しかも枝野氏が覚書を交わした幹部は、警視庁公安部が革マル派のJR東労組内秘密組織「マングローブ」の幹部と判断している人物で、前述の「浦和電車区事件」の首謀者として、強要容疑で逮捕され、一、ニ審で有罪判決を受けている刑事被告人だった。 つまり、枝野氏は、資金提供を含む選挙協力の見返りに、革マル派の影響下にあるとされるJR総連及びJR東労組の意向を受け、彼らと「連帯して活動」する必要があったのである。 一方、JR東労組側は、政治家たちを動員する必要に迫られていた。 その理由を知る手がかりが、先述しだ「ヒヤリング」の場でのやりとりにあった。 C議員―― 業務上横領事件について、詳細を説明して欲しい。 警察庁極左対策室長――JR総連のために業務上預かっている金品を、私的に横領したものと承知しているが、現在捜査中であり、詳細については申し上げられない。 D議員‐「見ず知らずの人に何かをやった」というのが重大な犯罪に当たると思う。今回の件(横領事件)は身内の話。会社の内部で、あっちのカネをこっちへ、というのは犯罪になるのか。(中略)内部の事なのになぜあれほど大量に押収するのだろう。 警察庁極左対策室長――あくまで犯罪の捜査に関することなので、内容については申し上げられない。(一部略) 「業務上横領事件」……。2003年秋、警視庁公安部の捜査で、“JR東 労組のドン“と呼ばれた松崎明氏(2010年12月病死、享年74)に「JR総連の関連資金横領疑惑」が浮上、公安部が密かに大がかりな捜査を進めていたのである。松崎氏とは、国鉄時代は”鬼の動労″の委員長を務め、その後もJR東労組の委員長やJR総連の顧問などを歴任した元組合幹部。そしてもう一つの顔は、革マル派の創設メンバーであり、公安当局が革マル派の事実上のトップとみなしていた人物である。今回の「ヒヤリング」が開催されたのは、JR総連とすればあらゆるチャンネルを動員し警視庁公安部の捜査に圧力をかけ、なんとしても自分たちの実質的な”領袖″を守らねばならない切迫した時期に当たっていたのだ。 現に警視庁公安部は、このヒヤリングの9日前の2005年12月7日、業務上横領容疑で。松崎氏の自宅やJR東労組などの家宅捜索に踏み切っている。これを皮切りに2006年1月、羽田空港で松崎氏の身体捜索を行い、手帳等を差し押さえたりするなど、警視庁は長期に旦る捜索を続けたのである(その後、警視庁は本件に関し、約3000万円の業務上横領容疑で2007年11月に松崎氏を書類送検。同年12月、東京地検は不起訴処分とした)。 かけられた。“圧力“ 「ヒヤリング」の場で、「業務上横領事件について、詳細を説明して欲しい」という噴飯ものの要求をしたのが山岡議員である。 ちなみに、山岡議員は、松崎氏の運転手を務め、松崎氏の側近と目されていたJR総連の組織内候補、田城郁参議院議員の後見人だった人物である。山岡議員は、昨年6月に開かれたJR東労組の定期大会にこんな「連帯の挨拶」を送っている。 私達が目指していることは、JR東労組のお考えとほぼ同じだと思います。今後もJR東労組さんと一緒に強力に推進をしていきたいと思っています。田城さんを、今度の選挙で立派な成績で当選をさせて頂いて民主党の内部に直接お入りを頂き、民主党とJR東労組、国民の皆様との絆を強めて頂きたいと思います。国会、内閣に対して『質問主意書』が出され、JR総連やJR東労組、田城さんを誹誘中傷するような文書が出ています。これは『選挙妨害である』と、強く抗議しています」「田城さんからのご要請があれば、私も党の副代表の立場で仲間を募って、そういうことの行われないように、あ るいは事前に防げるように、全力を挙げていきたい」(要約) どんなしがらみがあるのかは知らないが、かつて自民党議員だった山岡氏が、「極左暴力集団」が「相当浸透」した労働組合と理念を同じうし「連帯」を深めているとは面妖な話だ。が、どのような勢力と連帯しようがそれは山岡氏個人の自由である。 しかし、「横領事件とはどんなものか」「自己中心的な捜査」「思想を裁くのか」「警察は前科がある」「違法じゃなくても、『濫用』なんだ」などという言葉で、警察庁職員を吊し上げるかのような冒頭の遣り取りをみれば、民主党の複数の議員たちが、政治家としての立場を背景に、現在進行形の捜査に関して警察庁職員に”圧力”をかけているという印象を受けざるを得ない。 「呼びかけ人」に名前を連ねていた民主党議員もこんな感想を漏らす。 「JR総連には選挙の時に支援をして頂いたことに感謝して、呼びかけ人に名前を貸したのですが、当初は、革マル派とのつながりを知らなかったので、周囲からは大丈夫なのか、と言われました。 私も立法府の議員として立法に関わる仕事をするので、役所や関係省庁と話をすることがありますが、捜査中の個別案件について聞くことはありません。捜査当局の判断がある以上、政治家としては見守らなければならないと思っています。だから、刑事事件に口出しはできない、とヒヤリングに出席することは控えました」 「呼びかけ人」ですら、この「ヒヤリング」の持つ性格に疑問を呈していたのだ。 踏み込んではいけない 前述の昨年4月に「質問主意書」を提出した佐藤勉采議院議員は、昨年10月にも「JR総連及びJR東労組への革マル派の浸透に関する質問主意書」を提出している。 質問は、田城郁参議院議員と革マル派との関係、田城氏が松崎明氏らとともに警視庁が行った捜索、差し押さえについて、国に対して起こしている賠償請求訴訟の事実、ならびにJR総連、JR東労組への革マル派の浸透の実態についての見解などに及んでいる。 のうち最初の質問に対して菅政権は「個人に関する情報であることから、答弁は差し控えたい」との政府答弁で逃げている。「松崎明氏の側近(田城郁参議院議貝)をJR総連が国会に送り込んだ意図は何なのか、動機に不純なものを感じているので、予算委員会でも追及していこうと思います。 それにしても、警察庁の職員を呼び出して捜査中の事件について聞くなんて通常では考えられません。彼らの神経を疑います。三権分立の観点から見ても捜査が進行中の事件に対して説明しろというのはおかしい。捜査が終わって表に出た時点で聞くならまだしも ……。国会議員であるならば、捜査情報を聞きたいと思っても、自制すべきで、踏み込んではいけないものだと思います」(佐藤勉衆議院議員) 小誌が入手した資料によると、「JR総連案件に関する意見交換」は、この「ヒャリング」で4回目を数えている。三権分立の原則は、民主主義の根幹に関わる基本理念であることを、弁護士資格を持つ枝野氏が知らない筈はないだろう。 過ちは速やかに改めよ 「ヒヤリング」の経過と内容について小誌が送った質問状に、枝野事務所は次のように回答してきた。「ご質問について、その論旨及び論拠について理解しがたく、お答えすることはありません」(全文) 小誌の論旨は極めて単純である。人ロー億3000万人、世界第3位の経済大国の命運を握る政権中枢が、過激派テロ集団の強い影響下にある団体に使嫉(しそう)されるがごとき事態があっていいものなのか? 民主主義の根幹である三権分立を「民主」党所属の政治家が踏みにじってもいいのか? 論拠も極めて単純である。 資金提供も含めた支援を受けているJR総連の意向を受け、ヒヤリングの呼びかけ人に名前を連ね、警察庁職員を呼びつけ、捜査継続中の刑事事件に関して問い詰めた、という事実である。 これも歴とした「政治とカネ」の問題に他ならない。司法試験という難関を突破したほどの頭脳が、こんなシンプルな問いが理解できないはずはなかろう。 枝野幸男氏は史上最年少の、46歳の若さで首相に次ぐ権力の座に登りつめた。 産経新聞とFNNが実施した合同世論調査では、J最も期待する閣僚」のトップ(12・1%、2位は前原誠司外相11・9%)にIフンキングされている。 技野氏の若さやクリーンなイメージに期待したいということなのだろう。 過ちを犯すのは若さの特権である。しかし、過ちは速やかに改められなければならない。 いかに若くとも政権を担う宜房長官の双肩には、私たちの「国家の命運」 が重くのしかかっているのだから―――。 (やまむら くらき)
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