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語られない裏の顔<本澤二郎の「日本の風景」(3835)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/26140943.html
2020年09月05日 jlj0011のblog
<安倍と親分子分の杯を酌み交わした菅義偉の知られざる素顔?>
ともかく、日本の政治は不思議な要因で動くので、専門家でもさっぱり不明だ。ロイター通信でも「菅は数か月前から決まっていた」と報じる有様である。コロンビア大学のジャパンハンドラーも「菅は当然」と太鼓判を押している。毎日くだらない菅会見を見ていた日本人にとって、到底理解不能であろう。
依然として、菅の裏の顔が報道されることはない。新聞テレビは一斉に菅の表の顔だけを、それも大々的に報道している。巧妙な情報操作である。
房総半島から、対岸の国際都市・横浜を眺めながら、多少の思索を加えると、現役時代のカンが戻ってきた感じがする。人は「やくざ・暴力団の十手」と評する。分かるかな?
やくざ用語だと「安倍と菅は杯を交わした仲」ということだろう。親分子分の契がどういうものか、門外漢にとって詳細は不明だが、なんとなくそう感じてしまう。長州は田布施の心臓が、ハマでしたたかにたたき上げた、ドスを利かせることが出来る菅との仲は、岸田とてはじき出され、第三者が割り込む余地はない。
<材木屋の娘が面接、小此木彦三郎秘書に>
菅の裏の顔は、菅を秘書に起用した小此木彦三郎秘書のK子さんが詳しいが、残念ながら、今は連絡する方法も分からない。
戦後50年の1955年に50人のメンバーで南京・盧溝橋へと平和の旅を敢行したのだが、その時、彼女にも声をかけた。残念ながら参加できなかった。理由は「親の介護」だった。
最近になって横浜出身の知り合いが出来た。時折ハマの様子を教えてくれるのだが、それによると、ハマにはやくざが当たり前のように闊歩している。木更津と同じなのだ。やくざとの関係が、日常生活にも及んでいたらしい。
「木更津レイプ殺人事件」(2014年4月28日)の被害者は、純真な創価学会員だった。彼女は「仲間がデーサービス(かけはし)を立ち上げたので手伝うことにした」と友人に伝えてきた。仲間は、富津出身のやくざ浜名で、市民を欺く仮の姿だった。まもなくして強姦され、やくざの奴隷を強いられてしまった。そして、とどのつまりはドスの利いた脅しに屈して命を奪われてしまった。目下、千葉県で一番悲劇的な性凶悪事件である。それでいて、信濃町の直訴なのか、千葉県警も木更津署も捜査から逃げまくっている。これも不思議千万だ。
以来、やくざ問題に関心を抱くようになったのだが、昔は同僚の社会部長がやくざ・右翼・総会屋について詳しかった。週刊誌の「アサヒ芸能記者」にもやくざ担当がいたのだが、当時はやくざに関心などなかった。今は悔やまれてならない。そういえば、こんなことがあった。東京タイムズ1面に大きな写真が出た。やくざ親分と当時の福田赳夫首相の関係を暴いたものだった。
清和会は、安倍の祖父・岸信介派が前身である。岸の周囲には、やくざや反共勢力の教団がまとわりついていた。ことほどやくざとの関係が深い。福田邸の下足番・小泉純一郎の祖父(横須賀市)は、入れ墨男で有名だった。
いうなれば、東京湾の両岸がやくざの巣だった。菅は、この地で鍛えられて、市会議員になり、さらに国会議員になった。一度だけ菅と名刺交換したことがある。宏池会の政治集会だったので、菅は宏池会の人間になったと信じ込んでいたのだが、どっこい菅は、良くも悪くも名門の出で、自分にないものがすべて備わっている安倍に、亀のように食らいついた。
安倍にはないものが、菅にあった。やくざの「切った、張った」の世界で生き抜いてきた菅が、権力を握れば「やくざの十手」どころの話ではない。日本国の権力を手にしたのだから、もう怖いものなどなしだ。
警察を従え、官僚を脅しまくる技は、ハマの人間であれば、寝ていてもこなせるだろう。こうして心臓をがっしりと抑え込んだのだ。これは経産省の今井にはできない闇の仕事である。小説よりも奇なり、と地で行く菅義偉なのであろう。
<安倍の犯罪を処理してきた黒子が桧舞台へ>
心臓のためなら、火の中水の中にも飛び込んで、何事もなかったように、毎日黙々と官邸を取り仕切ってきたことも、安倍の7年8か月の原動力といえる。これを他の側近である甘利や下村にはできない。
菅の特性は、おそらく故郷の秋田ではなく、横浜に潜り込んでみないと分からない。およそ知性・教養は不要な世界なのだ。むしろ、邪魔なのだ。教養をひけらかす前に、相手にすごんで見せる、ドーカツすることが出来る。おそらくこんなところが、安倍を喜ばせたのだろう。
初めて東京新聞の望月記者が、記者会見場で厳しく追及して、彼の裏の顔を少しだけ暴いて見せた。彼女の追及は、菅の出馬会見でも見せてくれたが、そこでも彼なりにすごんで見せると、それを右翼論陣が喜んでネットで紹介したという。
<電通大魔神の力で表だけを宣伝させて高笑い>
あきれ返ってしまうのは、見ていて反吐が出るような菅報道テレビばかりである。これは最近になってようやく発見したものであるが、大魔神の電通の力である。電通が、強力に菅支援に狂奔している様子が目に映る。
おそらく電通として死力を尽くしているのであろう。それというのも、五輪中止による数兆円の負債で、今の電通は頭を抱えている。天罰といえるものだが、それゆえの総力を挙げての菅支援なのだ。コロナ不況で、スポンサーの財閥が金を惜しんで、テレビのスポット広告さえも出せない有様だ。むろん、来年の五輪スポンサーになる力もない。
一番手のトヨタですらも、新生テスラに歯が立たない。
清和会OBは「電通破産もありうる」と断言している。事実であれば、日本に言論の自由が、多少は戻るかもしれないが、現時点では菅は笑いが止まらないだろう。
菅の裏の怖い顔を、ずっと隠し通せるのかどうか?
<TBS強姦魔事件を処理した第二、第三の中村格が次々と浮上する!>
思い出す必要もないだろう、TBS強姦魔事件をチャラにした、菅側近の警察官僚の悪党で名高い中村格のことである。
対抗する伊藤詩織さんの活躍も期待されているが、彼女の支援勢力は欧米の人権派・ジャーナリストが勢ぞろいしている。筆者の仲間も、彼女を応援している。アメリカでは人種差別が突出しているが、日本のレイプ文化のもとでは、男女差別・人権差別が著しい。このことも「木更津レイプ殺人事件」が教えてくれたものである。
いえることは、今後の中村格の動向と、第二、第三の中村格が次々と浮上するだろう。それだけではない。安倍犯罪がらみで、第二の黒川弘務が検察にも出てくる可能性を否定できない。
林検察が安倍犯罪に手を出さなければ、国民は新たな国民運動を展開する必要に駆られることになる。
2020年9月5日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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