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コロナを利用して私腹を肥やした奴にねぎらいの言葉などいらない。菅も肥やしたカネで総裁選の買収をしている。
— Leon(書かずに死ねるか) (@kenbanranma) August 31, 2020
安倍政権に難病患者“切り捨て”の過去 辞意を美談にするな
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278039
2020/09/01 日刊ゲンダイ
15万人が医療助成の対象外に(C)日刊ゲンダイ
〈よく頑張った〉〈お疲れさまです〉――。持病の潰瘍性大腸炎が悪化し、辞意を表明した安倍首相に、ネット上ではねぎらいの言葉が続出している。2度目の政権ブン投げ辞任会見以降、SNSを中心に潰瘍性大腸炎を“カミングアウト”する有名人の投稿も急増。
病気への理解が深まることは歓迎すべきだが、首相としての評価は別物のはずだ。安倍政権が行った弱者切り捨てを忘れてはならない。
現在、国の医療助成制度の対象になっている「難病」は333にも上る。潰瘍性大腸炎もそのうちのひとつだ。
問題は、安倍政権下の2015年に施行された難病法によって、医療助成制度から除外されてしまった人が大勢いることだ。難病法の施行で公費助成の対象となる疾患が56から333に増えた一方、助成対象者を疾患ごとの基準に応じて決められる仕組みとなった。その結果、全体の助成額を抑えるため、難病患者といえども「軽症」と診断された場合は、助成対象外となってしまったのだ。
15万人が助成対象から除外
難病法施行後も助成対象となる経過措置が設けられたが、2017年末に期限を迎え終了。当時、約72万人いた経過措置の対象者のうち2割にあたる約15万人が、助成対象から除外されてしまった。厚労省の調査によると、助成対象外となった患者の半年間の平均通院回数は17年の5・3回から、18年は3・6回に減少。医療費の自己負担が増えたことで、受診を控えた可能性があるという。
難病法は今年見直される予定だったが、その議論はコロナ禍のせいで止まったまま。助成対象から外された患者は、もう一度、助成対象に加えて欲しいと、法改正を待ちわびていたのに、安倍首相は「政治においては、最も重要なことは結果を出すことである」とか言いながら、政権をブン投げたのである。コラムニストの小田嶋隆氏がこう言う。
「安倍さん自ら『結果を出すことが重要』と言っている以上、首相を辞めた理由はどうであれ、8年に及ぶ安倍政治はきちんと総括されなければなりません。病気だからといって、執政が批判されない理由にはならないのです。文書主義を否定し、行政を“私物化”した安倍政権とは何だったのか、ちゃんと検証しない限り、時の政権による行政支配が続いていくと思います」
潰瘍性大腸炎という難病を患っているのは大変だろうが、政権を放り投げた事実に変わりはない。美談にしてはダメだ。
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