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2020年 08月 31日
28日に安倍首相が辞任する意向を発表した後の自民党内の動きに、mewはチョット驚いたところがあった。(@@)
何分にも7年8ヶ月も務めていた総理総裁が突然、病気のため無念の辞任をするのである。
自民党の議員たちは、安倍首相の辞任会見を見て、28日の晩くらいは、少しはしんみりムードになるのではないかと。
また、総裁選に関しても、安倍首相は後継の総裁について明言しなかったものの、首相の意向なども考慮(or忖度)して、少し様子見モードにはいるのではないかと思ったのだが・・・。全く違った。(~_~;)
党内の各派閥や議員たちは、下手すると安倍首相の辞任会見をまともに見ずに、動き出していた。
夜には、各派閥が料亭やホテルなどで会合を開き、情報収集すると共に、今後の方針について協議を開始。
しかも、安倍首相の辞任を「待ってました〜」と言うかのように、次々と議員たちが総裁選出馬の意思を公表し始めたのである。(・o・)
もともと有力候補に挙げられていた石破茂氏、岸田文雄氏はむしろ控えめな感じだったが。野田聖子氏や河野太郎氏も、出馬への意欲を示していたし。何と安倍首相の側近で出身派閥の下村博文氏、稲田朋美氏が、臆面もなく「推薦人が20人集まれば、出たい」と明言していたのには、唖然とする部分もあった。^^;
また党内やメディアでは、菅義偉氏、茂木敏充氏、西村康稔氏などの名も候補に挙がっていた。
<メディアの一部は小泉進次郎氏の名も挙げていたけど、党内では非現実的な話だったかも。本人も出馬はしないと発言。もし出馬するなら、河野氏を支持すると言っていた。>
次期総裁は、安倍総裁の残りの任期1年を引き継ぐもので、来年の9月には改めて総裁選を行なうことになる。それゆえ、ここで名乗りを上げてアピールをしておくことが、来年の総裁選出馬への第一歩になると考え方をした議員もいたかも知れないのだけど。一気に7〜8人も候補者の名が挙がるとは思いもしなかった。(~_~;)
* * * * *
実は、安倍首相の体調悪化が伝えられるようになってから、もし首相が急に辞任をする場合は、菅官房長官が残り1年の政権を引き継ぐのではないかという見方が強かった。(・・)
菅氏は、官房長官として安倍首相とずっとコンビを組んでやって来たので、引継ぎもスムーズに行くだろうし。コロナ禍にあって、感染対策、経済対策が大変な時期であるだけに、これまでの政府の方針をそのまま踏襲して進めてくれる人が首相をやった方が、国政の安定が保てるからだ。(+)
菅氏はやや地味なタイプだし、ナンバー2の参謀役というイメージが強かったのだが。昨年の新元号発表で「令和おじさん」として知名度がアップしたことから、それなりの支持率も確保できるし、いざとなれば、選挙も十分に戦い得る。
官僚のコントロールもお手のものだし。二階幹事長と懇意なので、党内との連携もOK。公明党や維新ともパイプがある。
また、安倍首相も麻生副総理も、何より「絶対に石破氏は首相にさせたくない」という思いが強いので、この2人が菅氏を推して、細田派など大派閥に協力を求めれば、スンナリ話は決まったことだろう。
<むしろ密室談合と言われないように、オープンな総裁選を演出するか、そちちの方が課題になっていたほどだ。^^;>
ただ、mewは、気になっていることがある。(・・)
安倍首相は、28日の会見を終えた後、帰宅する前に、午後6時20分から同27分まで岸田氏と会っていたのである。(・o・)
まあ、2人は若い時から懇意の仲なので、岸田氏にも自分のクチから辞任を伝えたいという思いもあったのかも知れないが。
果たして、この時、首相の座の禅譲について何を話したのか、め〜っちゃ気になるところ。
「今は非常事態なので、とりあえず、今回は菅くんに総裁を任せて、あと1年待ってくれ」と言ったのか。それとも「もし岸田くんが総裁選に出馬するなら、僕はできるだけ支援する」と言ったのか。
それによって、今後の展開がかなり違って来ることだろう。(~_~;)
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先週、先週『安倍、久々の会見&麻生の暴言+禅譲を目指す岸田に痛々しさ+なおみ棄権、スポーツと人種差別』という記事に書いたのだが。
安倍氏と岸田氏は93年に衆院に同期当選し、若手の頃から仲よく活動していたとのこと。安倍氏は岸田氏を信頼しており、二次政権ではスタートから4年半、安倍外交の要である外務大臣を任せていたし。その後も党三役の政調会長に起用しており、自分のあとの首相にしたいと考えていたのだ。<岸田氏が15、18年の総裁選出馬を控えてくれたことにも恩義を感じている。>
麻生副総理も、もともと岸田派と同じ宏池会の流れを汲む派閥の長なので(源は麻生祖父の吉田茂元首相だからね)、安倍氏の考えを尊重する気でいたのだが。
ただ、最近は、こんな記事も出ていたりして、支持を得られるかビミョ〜な状況にあった。
『「平時の岸田だ。乱世の岸田じゃない」。麻生氏は最近、同僚議員にこう語った。麻生氏はこれまで首相が目指す岸田氏への禅譲路線に異を唱えていなかったが、立場に変化が表れた。(時事7.19)』
* * * * *
しかも、菅氏は、あとから周囲に要請されて出馬を決意する形をとるのではないかと見られていたのだが。
何と早くも30日には、二階幹事長に会って、出馬の意思を伝えたとのこと。(゚Д゚)
思いがけず、次々と総裁選出馬の意欲を見せる人があらわれたので、出遅れるのはマズイと思ったのかどうかわからないが・・・。
ここで菅氏が出て来ると、また全体の流れが変わりそうな感じがある。
安倍首相や麻生副総理が、水面下で、菅氏の出馬を望んだのかどうかも気になるところだ。(・・)
菅氏がここで早めに出馬表明をして来たことから、石破陣営はチョット慎重になっているという。
『「ポスト安倍」をめぐる動きの中、菅官房長官が総裁選に出馬する意向を固めた。菅氏は正午前、都内の宿舎を後にしたが、表立った動きについてはわかっておらず、出馬については、沈黙を保ったままだ。ただ、二階派幹部の河村元官房長官は「派閥として菅氏支持の方向」といち早く明言した。
また、自民党の石破元幹事長は総裁選への対応について、選出方法を決めるのが先との考えを示し、自身の出馬については、明言を避けた。総裁選のやり方を巡っては、党員投票を簡素化する両院議員総会では、石破氏に不利になるとてみられていて、周辺からは「今回は出馬を見送るべきだ」などの声も聞こえてきている。このため、地方で行われた講演では両院議員総会で決める党の方針ついて、「党員も行動できなくて本当に総裁選のあるべき姿なのか」と批判した。(ANN20年8月30日)』
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しかし、岸田氏の方は出馬する気満々の様子で、昨日も積極的に動いていた。(**)
岸田氏は昨日、麻生派幹部の鈴木総務会長の自宅を訪れた後、麻生副総理と会って総裁選の支援を要請。
さらに、安倍首相がもともと所属している(一時的に抜けている)最大派閥の細田派の細田会長に会い、「憲法改正」への意欲を示したという。<この間も書いたけど、岸田氏はもともと改憲慎重派のくせに、首相なりたさにこういうアピールをするのは、「何だかな〜」と思う。>
『「ポスト安倍」を目指す自民党の岸田文雄政調会長は30日、麻生太郎副総理兼財務相と東京・永田町で会談した。総裁選出馬に向けた支援を要請したとみられる。岸田氏はこれに先立ち、麻生氏率いる麻生派(志公会)に所属する鈴木俊一総務会長の都内の自宅も訪れ、意見交換した。
岸田氏は、自身を支える岸田派(宏池会)に加え、麻生派や安倍晋三首相の出身派閥である細田派(清和政策研究会)の3派共闘で総裁選に臨む戦略を描いており、首相の盟友でもある麻生氏が下す判断が鍵を握ることになりそうだ。(産経新聞20年8月30日)』
『岸田政調会長は都内で最大派閥・細田派の細田会長と面会し、「自分が総理になった際には憲法改正に取り組む」などとして支援を要請したほか、麻生副総理と面会しました。
岸田政調会長:「ごあいさつをしました。ご指導をお願いしました」(ANN20年8月30日)』
昨日の夜には、フジTVのニュース番組に出演。ここでも出馬の意欲を示し、厳しい質問にも強気で答えていたようだ。(・o・)
<ってことは、やっぱ、安倍首相に後押しするって言われたのかしらん?^^;>
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現段階では、総裁選は8日告示、13〜15日頃に投票を行なう方向で調整されているとのこと。
おそらく今週、特に9月にはいったら、各議員&周辺の動き、議員間の駆け引きがさらに激しくなって、実際に総裁選に出馬するのは2〜4名にしぼられることだろう。(・・)
派閥の勢力などについては、また後日に書きたいと思うが。まずは、果たして安倍首相が菅氏と岸田氏のどちらを支持する気でいるのか、注目したいと思うmewなのだった。(@_@。
THANKS
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