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【鈴木哲夫:崖っぷち 野党新党の舞台裏】
— サンデー毎日編集部 (@tsunday3) August 25, 2020
安倍晋三首相の体調問題で与党が揺れる永田町。野党は立憲民主党と国民民主党が合流する。ただ、国民民主党の玉木雄一郎代表は不参加となった。何が想定内で何が想定外だったのか。そして、野党間での連携は今後、どう展開するのか。舞台裏を探った。 pic.twitter.com/OAjRmCLzdC
真相はは分かりませんが、玉木さんの気持ちの憶測を書いています。
— wako (@wako3k) August 26, 2020
「安倍(晋三)首相から新型コロナ対応などで『今後も協力を』と、直々(じきじき)に連絡が入ったという情報がある。官邸による野党分断と懐柔策が、背後にあったのではないか」と。https://t.co/aJsayuQ9NG
※文字起こし
安倍晋三首相の体調問題で与党が揺れる永田町。野党は立憲民主党と国民民主党が合流する。ただ、国民民主党の玉木雄一郎代表は不参加となった。何が想定内で何が想定外だったのか。そして、野党間での連携は今後、どう展開するのか。舞台裏を探った。
昨年の春のことだ。統一地方選や国政補選の野党統一候補の応援で地方入りしていた国民民主党と立憲民主党(以下は国民、立憲)の幹部が移動の車中で、こんな話をしていた。
立憲幹部 夏の参院選でダブルはないだろうが、枝野(幸男代表)さんは「あるある」と言い続けて合流を急ぐ作戦だ
国民幹部 うちの執行部もそのメッセージはちゃんと分かっている
立憲幹部 全員来る?
国民幹部 いや、5、6人は飛び出して別の党を作るだろう。日本維新の会や自民党に寄っていくだろう
聞いていたのは、助手席にいた、ある候補の選挙事務所幹部だ。「無傷の合流はないんだと、その時から思った」と述懐する。今回の合流については「ようやくだ」と話した。
いよいよ国民が立憲と合流する。両党は近く合意文書に署名し、互いに解党した上で9月中の新党結成を目指す。
実は、前述の通りに一定の離脱者は想定内だった。しかし、その中に国民の玉木雄一郎代表が入ったことは想定外だった。
玉木氏に同調し、政策の違いなどを理由に不参加を表明している議員は他にもいる。玉木氏らは新党を作る方針だ。今後、執行部が所属議員らの聞き取りを行うが、国民の大半は合流新党に参加予定だ。
だが、なぜ玉木氏は不参加なのか。総会後の記者会見で自身は「政策提案型の改革中道のポジション」を取りたいからだと答えた。だが、玉木氏に近い国民幹部は、こう話した。
「新型コロナウイルスでは政権追及の他党と一線を引き、100兆円の財政出動や10万円給付を独自提案し、実際に政府を動かして強い達成感を得た。4月に『政府の足を引っ張るんじゃなくて尻をたたく』と発言したのは、そんな高揚感からだった。立憲との新党ができれば、これまで以上に政権への対決姿勢を強めることになる。本人は、そうしたくないという気持ちになってきたようだ」
別の国民幹部の話だ。
「実は立憲のリベラル左派的な政策や空気への違和感を持っていた。大詰めの段階で『枝野氏とトップ会談を』と側近らが画策したが、玉木氏は乗ってこなかった。枝野氏との相性の問題もあったのではないか」
こんな見方もある。
「安倍(晋三)首相から新型コロナ対応などで『今後も協力を』と、直々(じきじき)に連絡が入ったという情報がある。官邸による野党分断と懐柔策が、背後にあったのではないか」(立憲幹部)
玉木氏と新党を立ち上げる人数は「10人いるかどうか」(国民選対幹部)。その玉木新党≠ェ今後、どんな立ち位置をキープするか。前途多難だ。立憲のベテラン議員が言う。
「提案型政党となると政権に近くなることも出てくる。一方でメンバーの選挙を考えると、合流新党などと連携を強め、選挙協力しなければ勝てない。双方とくっついたり離れたりし、中途半端な立ち位置だと存在感が薄まってしまう」
独自世論調査で変わった「国民」
そこで、玉木氏らと同じように政策提言など、是々非々の立場をとる日本維新の会と連携し、「国会内での統一会派や合流などもあるかもしれない」(同)。
合流新党の方は無所属も含め、衆参合わせ140〜150人規模となる見通しだ。今回、国民の多くの議員が「合流新党以外の選択肢がない」と改めて実感した一つの要因がある。次期総選挙に向けて独自に行った最新の世論調査だ。
国民は年2回、定期的に衆院の小選挙区ごとに調査を行っている。今回は通常国会が終了し、秋解散の風が吹き始めたのを契機に行われた。結果は厳しかった。国民選対幹部が話す。
「4回生以上の連続当選組は、何とか国民の看板でも勝てる。だが、新人や元職については厳しい結果だった。立憲と合流し、ようやく自民党と並べるか、何とか迫れるか、だった」
政党支持率は立憲が12〜15%だったのに対し、国民は2〜3%だったという。この幹部は断言した。
「選挙で政権批判票はまず野党第1党に流れる。無党派層の受け皿は野党第1党だ。つまり国民も立憲も現実的な唯一の勝ちパターンは、合流して野党第1党になり、その上で共産党との調整だ。それがはっきりした世論調査だった」
今回の合流は「選挙目当ての数合わせ」といった批判もあるだろう。だが、国民のベテラン議員は言う。
「大義を優先させた。それは大きな数。これを持った野党がなければ、政治は緊張感をなくし、政権与党は国民無視で好き勝手をやる。大義のためには人事にも何も条件をつけない。それが今回の合流劇だった」
両党のトップの違いについては、どうなのか。
「枝野氏は国民への遺恨はあるが、数という大義で動き出して対等合併の条件ものんだ。(衆院初当選が1993年で)激しい合併劇の歴史を経験してきたからこその行動だ。玉木氏は民主党が政権に就いた時(2009年)に初当選。その経験の差が最後の行動に出たと思う」(同)
そもそも合流への動きは昨春から数々のキーマンが動き出していた。顔触れは立憲の枝野代表、福山哲郎幹事長、安住淳国対委員長。国民は平野博文幹事長、小沢一郎氏。他に野田佳彦氏、馬淵澄夫氏、中村喜四郎氏、岡田克也氏ら。清濁併せのみ、大合併劇を経験した当事者が、それぞれに水面下で個別に会い、条件など集約してきたのだ。
「これで、共産党とも協力し、総選挙は130議席は獲(と)れる。そこから、どれだけ積み上げるかだ」(前出の国民選対幹部)
次期衆院選に向け、合流新党が代表選や党名、基本政策でインパクトあるものを打ち出せるか――。有権者は厳しい目で見ている。
ジャーナリスト・鈴木哲夫
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