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2020年 08月 29日
28日、安倍首相が会見を行ない、持病の潰瘍性大腸炎が再発したことを理由に、首相を辞任する意向を示した。(・・)
最初に書くと、安倍政権が終わること自体はよかったと思うが。病気で辞任するという形では、終わりを迎えさせたくなかったというのがmewのホンネだ。<再発して欲しくなかったし。治療がうまく行って欲しかった。・・・その意味では、ちょっと残念というか、ガッカリ感がある。>
安倍政権には、モリカケ桜などの問題、集団的自衛権行使の解釈改憲を含む安保法制の問題、諸閣僚の問題、近時ではコロナ対策の問題などなど、首相として責任をとるべき政策や人事の問題がた〜くさんあるわけで。
できれば、それらの問題の責任をとらせる形で(選挙敗退、支持率低下などで)、辞任に追い込みたかった。(~_~;)
本人は病気でやめるのは無念かも知れないけど。何か「首相として国政に力を尽くしていたのだが、病気でやむなく辞任」という形をとって、きれいに政権が終わるような印象を与えるのは、ズッコイような気もして、ちょっと無念だ。(-"-)
<B4さんがコメント欄に書いていたのだが。友人も「うまく逃げられた」感じがすると言っていた。_(。。)_>
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首相は冒頭、対策本部でとりまとめた今後のコロナ対策の概要を説明。さらに、NSC(国家安全保障会議)で「(ミサイルの)迎撃能力を向上させるだけで本当に国民の命と平和な暮らしを守り抜くことができるのか」(つまり敵基地攻撃が必要)に関して協議し、具体化を進めることを伝えた。<さらっと言ったけど、かなり重要な問題だと思う!>
その後、自分の病状について語り始めた。今年6月の検査で潰瘍性大腸炎の再発がわかり、7月中旬から体調が悪化していたとのこと。8月17,24日に新しい投薬を行い、効果が見られたものの、治療継続が必要で予断を許さないという。
そして、「病気と治療を抱え、体力が万全でないという苦痛の中、大切な政治判断を誤ること、結果を出せないことがあってはなりません。国民の皆様の負託に自信を持って応えられる状態でなくなった以上、総理大臣の地位にあり続けるべきではないと判断いたしました」として、「総理大臣の職を辞することといたします」という決意を発表した。(-"-)
「拉致問題をこの手で解決できなかったことは痛恨の極みであります。ロシアとの平和条約、また、憲法改正、志半ばで職を去ることは断腸の思いであります」と語った時には、無念さが伝わって来る部分があった。
最後に「国民の皆様、8年近くにわたりまして、本当にありがとうございました」と頭を下げて、自分のスピーチを終えた。
首相はこの日、久々にプロンプターを使わず、原稿を読む形をとっていたのだが。ぎりぎりまで原稿を推敲していたので、そうなったとか。やはりプロンプターのベタ読みよりずっと、自ら国民に話しかけているような感じが出ていた。
自分のスピーチは12分ほどで終え、その後50分近く、20人ほどの記者の質問に答えた後、正面に向かって改めて深く一礼し(手話通訳者、国旗にも)、会見場を出て行った。(**)
安倍氏の説明によれば、今週月曜日(24日)、病院で診察を受けた時に、首相辞任すべきと自分ひとりで判断したとのこと。。
9月に党人事や国会があること、コロナ対策をまとめる必要があった&感染(第2波)が少し減少傾向にあることから、このタイミングしかないと考えたという。
週刊ポスト(2020年9月11日号)によると、安倍昭恵夫人が25日の午後に、珍しく首相官邸を訪れていたらしい。
『夫の仕事場である官邸に夫人が直接訪れるのは極めて異例なことだった。15時に官邸を訪れた夫人は2時間ほど滞在し、まっすぐ私邸に帰宅。車中では思い悩むような表情をしていた。すでに安倍氏の辞意を知っていたのだろうか。』
昭恵夫人は、夫が2012年にまた総裁選に挑むと言った時に、体のことを心配して大反対していたときく。もしかしたら、安倍氏は、今度、病気がまともに再発した場合には、首相を辞任すると、自分の中で半分(orかなり)決めていた(&昭恵夫人にも約束していた?)のかも知れない。
<潰瘍性大腸炎は、悪化した場合、大腸を全部摘出せざるを得なかったり、大腸がんになりやすかったりするので、再発したら、治療を優先するのが賢明な選択だと思う。>
* * * * *
尚、麻生副総理に辞任の意向を伝えたのは、28日の朝、閣議後のことだったと報じられていたのだが。確定的な意思を伝えたのはそうだったかも知れないが、それ以前から病状が悪化していて、辞任する可能性があることは話していたのではないかと察する。
<麻生氏は慰留し、少し休むことを勧めていたという報道も見た。>
菅官房長官にいつ話したのかは、チョットわかりづらいところがある。
菅長官は、28日の閣議後、午前11時頃に行なった記者会見でも、「首相自ら『また仕事を頑張りたい』と述べている。毎日お目にかかっているが変わりない」と発言。
会見での辞任発表に関してきかれても「申し上げた通り」と突っぱねていたからだ。(@@)
まあ、官房長官たるもの、もし辞任の意向を知っていたとしても、首相が自ら発表するまでは、それは公言できないものだが。続投への期待を込めての言葉だったのだろうか?^^;
* * * * *
二階幹事長などの自民党の役員、公明党の山口代表には、28日の午後に直接会って伝えたとのこと。安倍首相の側近も含めて、辞任する意向があるとは思っていなかったようだ。(~_~;)
『会見に先立ち、首相官邸で麻生副総理兼財務相と約35分会談したほか、自民党の二階幹事長、公明党の山口代表と相次いで会談し、辞意を伝えた。
首相は臨時代理を置かず、後継選出まで執務にあたる考えだ。自民党総裁任期は来年9月まで。
党は後継総裁について、党大会に代わる両院議員総会で選ぶ方向だ。総会は9月14日か15日に開かれる見通し。具体的な選出方法は二階幹事長に一任しており、1日の党総務会で正式決定する。二階氏は記者団に「時間の問題もある。できるだけ早く」と述べ、後継選出を急ぐ考えを示した。(読売新聞20年8月28日)』
安倍っ娘の稲田朋美氏などは、TV映像で見る限り、かなりショックを受けていた様子。
安倍側近の中でも、日本会議や創生日本の超保守仲間として重用されていた議員は、超保守派ではない他の首相に代わったら、もはや出番はないだろう。(~_~;)
『首相に近い議員「寝耳に水」…与党幹部にも知らされず一斉に驚き
安倍首相の辞任表明は、与党幹部にも事前には知らされておらず、一斉に驚きの声が上がった。自民党内からは、憲法改正や東京五輪・パラリンピック開催を在職中に見届けることができなかった首相の心中をおもんぱかる声も出た。
「体調が思わしくない。ご迷惑をかけないよう辞任を決断した」
首相は28日午後2時過ぎから、自民、公明両党幹部に電話で辞意を伝えた。首相に近い議員も一様に「寝耳に水」だったという。
自民党の稲田朋美幹事長代行は記者団に、「あまりにも突然だった。予想もしていなかったので本当に驚がくしている。日本経済や安全保障、外交を再生したことに敬意と感謝の気持ちだ」と振り返った。
世耕弘成参院幹事長も「政治行動をともにしてきた。断腸の思いだ」と語り、「新型コロナ対策をまとめて、迷惑をかけないように判断されたことは支持したい」と述べた。
一方、公明党の山口代表は、国会内で首相と会い、辞意を伝えられた。この後、記者団に「困難な中、一緒に努力してきたことが続けられなくなるのは非常に残念だ。政治の安定と残された課題に、責任を持って対応したい」と強調した。
自民党は、2018年に党改憲案をまとめ、首相も「歴史的使命」として、改憲への意欲を示してきた。ただ、改憲論議に消極的な野党の態度もあり、機運は高まらず、下村博文選挙対策委員長は28日、都内で記者団に「本当に残念だ。安倍政権の大きなテーマだった。次の首相がだれであっても、成し遂げることが必要だ」と語った。
首相は、1年延期を決めた東京五輪・パラリンピックの実現にも意欲を示してきた。橋本五輪相は「首相のおかげでここまで来た。首相という立場でオリンピック開催を見てもらいたかった」と唇をかんだ。(読売新聞20年8月28日)』
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総裁選のやり方については、二階幹事長が一任されたとのこと。通常の総裁選では、国会議員だけでなく全国の党員の投票も行なわれるのだが。そのために、全国の党員の支持を得るために(国民へのPRも込みで)全ての候補者が全国を回って演説を行なったり、郵便投票を行なったりすることから、かなり時間がかかるし。コロナ禍の中で、大掛かりな選挙を行なうのは現実的だとは思わない。
二階氏も「時間の問題もある。できるだけ早く」と語っていることから、おそらく緊急時に行なう両院議員総会(国会議員+地方支部の投票)での総裁選を行なう可能性が大きい。
また、あまり候補者が多いと大変になるし、残りの任期があと1年しかないことから、党内で候補者の調整が行なわれる可能性もある。
そして、ここからポスト安倍選びで、誰がどう動くのか、その辺りもしっかり見ておきたいと思うmewなのだった。(@_@。
THANKS
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