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安倍首相が辞任 後任は誰? いつ決まる?
https://news.yahoo.co.jp/articles/df7ab63acb9a55703cbb647a47f7aed4e0ac79a2
8/28(金) 17:14配信 AERA dot
辞意を表明した安倍首相(c)朝日新聞社(dot.)
8月28日、辞任の意向を固めたと報じられた安倍晋三首相。持病が悪化したことなどから国政に支障が出る事態は避けたいと同日17時からの記者会見で辞意を表明。その理由などを自ら説明した。
後任については、安倍首相は臨時代理は置かずに、後任の首相が決まるまでは引き続き執務を行う意向だと報じられている。日本の政治制度に詳しい岩井奉信・日本大学教授は後任の選出方法についてこう話す。
「総裁選か議員総会で決めるという選択肢が考えられます。私は議員総会で決まる流れになるのではないかとみています。その理由として、まずはコロナ対策を進めるために空白期間をつくれないということ、総裁選をやるほどの空白期間は作れないでしょう。そして後任について一任された二階俊博幹事長の存在。彼は総裁選を望まないと考えています」
後任の一人として名前が挙がる石破茂元幹事長は、後任選びについて、「地方党員も交えた通常の総裁選挙の形で行うべき」と語っている。
「二階幹事長はこれまでの継続性を重視するでしょう。総裁選をすれば時間もかかるうえに、石破氏や岸田文雄氏の可能性も出てくる。継続性と実務的な部分を強調しながら議員総会の流れをつくり、次期首相は菅義偉官房長官ということになる可能性が高い」
コロナ禍への対応や国会など空白期間を長く設けることはできない。議員総会によって次期首相が決まるとなれば、「退任後、2〜3週間で決まるのではないか」と岩井教授は話した。
安部首相は会見で、北朝鮮拉致問題についても言及。「かつては日本しか主張していないかったが、国際的に認知されるようになった。私も努力をしてきた。今までなかったこと。もちろん結果は出ていないが最善の努力をした。そのなかで人が亡くなられた。痛恨の極みである。考えられるあらゆる手段はとってきた」と話した。
総理総裁の資質についても質問され、「これまでも申し上げてきたが、いわばしっかりとしたビジョンと情熱を持った方。名前が出ている方はそれぞれ持っていると思う。総理大臣は一人ではできない。私がこれまでできたのも支えてくれたみなさんがいてここまで来ることができた。そういうチーム力も大変重要だと思う」と語った。
また、会見冒頭には「今後は後任が決まるまで責任を果たしていく」と語った。
「最大の課題であるコロナ対応に障害が生じるようなことはできる限り避けなければならない。この1カ月その一心でありました。悩みに悩みましたがこの足元において7月以降の感染拡大が減少傾向へと転じたこと、そして冬を見据えて実施すべき対応策を取りまとめることができたことから、新体制に移行するのであればこのタイミングしかないと判断いたしました。この7年8カ月様々な課題にチャレンジしてまいりました。残された課題も残念ながら多々ありますが、同時に、様々な課題に挑戦する中で達成できたこと、実践できたこともあります。すべては国政選挙のたびに力強い信任を与えてくださった背中を押していただいた国民の皆様のおかげであります。本当にありがとうございました。そうしたご支援をいただいたにもかかわらず、任期をまだ1年残し、他の様々な政策が実践途上にある中、コロナ禍の中、職を辞することとなったことについて、国民の皆様に、心よりお詫びを申し上げます」
「拉致問題をこの手で解決できなかったことは、痛恨の極みであります。ロシアとの平和条約、また、憲法改正、志半ばで職を去ることは、断腸の思いであります。しかしいずれも、自民党として国民の皆様にお約束をした政策であり、新たな強力な体制のもと、さらなる制作推進力を得て、実現に向けて進んでいくものと確信しております。もとより次の総理が任命されるまでの間、最後までしっかりとその責任を果たしてまいります。そして、治療によってなんとか体調を万全とし、新体制を一議員として支えてまいりたいと考えております。国民の皆さま、8年近くに渡しまして、本当にありがとうございました」
(AERA dot.編集部)
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