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※続きは週刊文春2020年9月3日号をご覧ください
あすの文春。
— ジャーナリスト 田中稔 (@minorucchu) August 26, 2020
「安倍晋三 13年前の悪夢再び 潰瘍性大腸炎が再発」
28日に発表か
後継は菅「コロナ暫定政権」 pic.twitter.com/E6ao2GXLZW
※一部、文字起こし
▶「ウッ」漏れる首相のうめき声 緊迫の総理専用車
▶薬が効かず白血球入れ替え 最終手段は大腸摘出
▶「俺の仕事は選挙管理内閣」 麻生太郎が洩らした本音
▶菅 派閥重鎮に挨拶 最側近はコネクト不倫補佐官
▶電撃退陣→党員投票なし総裁選で石破潰し計画
二週連続での慶応病院入り。「検査だ」と首相周辺は火消しに躍起だが、もはや永田町でそれを信じる者はいない。潰瘍性大腸炎の再発――第一次政権を終焉に導いた難病がまたも首相の心身を蝕んでいる。本当の病状、そしてポスト安倍を巡るキーマンの動きを追った。
金字塔を打ち立てたにもかかわらず、その目には光が宿っていなかった。
八月二十四日。安倍晋三首相の連続在職日数が大叔父の佐藤栄作を抜いて歴代単独一位となった。午後二時前、官邸に姿を現した安倍首相に、フラッシュが降り注ぐ。だが真っ先に聞かれたのは、体調問題だった。
「この日、安倍首相は午前十時前に慶応大学病院に入り、四時間弱にわたる滞在の後、官邸入り。一週間前の十七日にも病院に行ったばかりとあって、報道陣は警戒を強めており、安倍首相の姿を各社のキャップクラスが確認に来たほどでした」(官邸担当記者)
安倍首相は「先週の検査の結果をうかがい、追加的な検査をした。これからまた仕事を頑張りたい」と語ったが、顔色の悪さは否めない。声も無理やり張っている印象で、歩く際、右腕がダラリと不自然に垂れ下がっていた。
実は少し前、安倍首相はこう漏らしていた。
「(潰瘍性大腸炎を抑える)薬が効かなくなって、数値が上がっているんだ」
首相にきわめて近い人物は、こう証言する。
「安倍首相は持病の潰瘍性大腸炎が再発して、しかも悪化している――」
最側近の動きも、主の異変を裏付ける。
「今回も官邸サイドは『治療』ではなく『追加検査』だと説明していますが、とても鵜呑みにはできません。一回目の病院訪問の後、今井尚哉首相秘書官がわざわざ記者に電話をかけて『疲れが溜まっただけ』と説明するなど、事態の沈静化に動いていたのも逆に怪しい。さらに今井氏は、文春などで安倍首相が十七日に『顆粒球吸着除去療法(GCAP)』の治療を受けたと報じられたことに『なぜこんなに情報が早く出るんだ!』と激怒し、犯人捜しをしていました」(前出・官邸担当記者)
一方で他の側近は正直だ。杉田和博官房副長官は「(首相が)激ヤセしている」と認め、佐伯耕三首相秘書官も「体調は厳しい。じっくり休んでもらわないと」と漏らしている。
自民党内も慌ただしい。
「安倍首相に近い甘利明税調会長は『一週間くらい入院しないと駄目なんだ』と周囲に明かしていました。二十五日に予定されていた党役員会は中止、二階俊博幹事長が二十七日に企画していた安倍首相の記録更新を祝う会も延期が決まりました」(自民党担当記者)
前兆はあった。七月六日の午前十一時過ぎ、小池百合子東京都知事との意見交換を終えた安倍首相が、執務室で嘔吐した。
この日の首相動静を見ると、小池氏との面会後、五時間二十分の空白がある。七日も約三時間半、八日も約五時間、ぽっかり空いている。ぎっしりスケジュールが埋まっていることの多い安倍首相には珍しい。
「実はこの前後の二日と九日、安倍首相は富ヶ谷の私邸ではなく公邸に泊まっていますが、そこへ医師が訪れた。おそらくこのころから調子が悪く、薬の量の調整などを行っていたのでしょう」(政治部デスク)
七月二十二日には、二階氏や福岡ソフトバンクホークスの王貞治会長らと高級ステーキ店を訪れたが、
「王さんの提案で、他の出席者がメインでフィレとサーロインを両方頼む中、安倍首相だけが『サーロインを少量』と注文。他の料理も『少なめで』と頼み、ワインにも少し口をつけただけだった」(出席者)
〈発症すると腰痛も併発〉
この辺りから、食欲も減退していたようだ。
「安倍首相はコロナで会食を控えるようになってから、官邸で秘書官らと弁当を食べてから帰るのが日課でした。『なだ万』の弁当や寿司など、夕飯を選ぶのが安倍首相の楽しみの一つだったそう。ただ、七月二十七日から安倍首相の“午後出勤”が始まるのですが、このころから弁当を食べずに、執務が終わるとすぐに私邸に帰るようになった」(前出・官邸担当記者)
異変は総理専用車にも現れているという。
「七月二十七日以降、官邸を出て私邸に帰るまでにかかる時間が妙に長くなっているのです。官邸から私邸まではクルマでだいたい十五分前後。ルートは毎日同じなので、所要時間が大きく変わることは考えにくいのですが、長いときで三十分以上かけて帰宅するようになった」(同前)
そこで、首相動静をつぶさに調べてみた。今年四月の一カ月間、「官邸発」から「私邸着」までの所要時間は、十二分から十六分の間に常に収まっている。しかし、七月二十七日には二十五分、八月六日には二十七分、七日には三十四分もかかっている。
「安倍首相は『腰が痛い』と周囲に語っています。それで、身体に負担がかかる揺れを抑えるために、スピードを緩めているのかもしれません」(同前)
緊迫する総理専用車。いま安倍首相は「動くたびに『ウッ』『ウッ』と声を漏らす状態」(自民党関係者)なのだという。
安倍首相を苦しめる潰瘍性大腸炎は、厚労省の指定難病で、全国に二十二万人の患者がいる(一六年時点)。
「免疫異常により大腸の粘膜に炎症が起こり、びらんや潰瘍が生じる、原因不明の病気です。まず下痢が始まり、そこに粘液や血液が混ざる。悪化すると腹痛や発熱、体重減少が起こる。薬で症状をコントロールすることはできますが、基本的に完全に治ることはありません」(鳥居内科クリニック・鳥居明院長)
安倍首相が第一次政権の退陣から四カ月後、『文藝春秋』(〇八年二月号)に寄せた手記によれば、初めて発症したのは十七歳のころ。〈発症すると腰痛も併発する〉(手記)といい、九八年、党国対副委員長を務めていた際には症状悪化により三カ月近く入院生活を送ったという。
一度は“終わった人”の烙印を押された安倍首相が返り咲くことができたのは、〇九年十二月、新しい治療薬「アサコール」が発売されたためだった。
「アサコールは、既存の薬に比べて抗炎症成分が大腸に届きやすくなった画期的な薬で、安倍首相はこれで健康を取り戻しました。一二年の党総裁選では『新薬の登場により、難病を克服した』とアピール。炎症反応を防ぐために控えていたアルコールも飲めるようになり、焼肉のような脂っこい食事も好むなど、すっかり寛解状態のように見えた」(前出・デスク)
しかし、その特効薬が、いまの安倍首相には効いていないのだ。
「じつは数年前から、症状が悪化してアサコールが効かなくなることがあった。そんなときは別の薬に切り替えて、なんとか小康状態を保っていたのです。たとえば、安倍首相は定期的に六本木の高級ホテル『グランドハイアット東京』内の会員制ジムに通っていますが、そこで『レミケード』という薬の点滴を受けたこともあった」(首相周辺)
東邦大学医療センター佐倉病院IBDセンター長の鈴木康夫教授が解説する。
「症状の軽い人の多くはアサコールなどの薬で体調は良くなりますが、再発を繰り返すと効かなくなることもよくある。そうなるとステロイド剤を併用し、それでも駄目ならレミケードを導入します。この薬は過剰な免疫関連の物質をブロックするためのもので、効く人は一回でも症状の改善が見られますし、点滴製剤なので効果が現れるのも早い。重症例にも有効とされています」
こうしたさまざまな薬を試した安倍首相が最後にたどり着いたとされるのが「GCAP」。小誌は先週号で、「八月十七日に安倍首相が慶応病院でGCAPを行ったようだ」という病院関係者の証言を掲載した。
「潰瘍性大腸炎は、異常に活性化された白血球が血液中から染み出て大腸の粘膜に傷をつけることで起こります。ならば、その白血球を血液中から除去すればいいじゃないか、という発想で始まったのが、GCAPです。腕の血管に太い針を刺して、機械で血を抜く。その血液を特殊な筒の中に通して、異常に活性化した白血球を取り除き、体内に戻す。内容は違いますが、透析を実施しているようなイメージです」(前出・鈴木氏)
治療は一回一時間〜一時間半。基本は週に一、二回で計十回ほど行う。安倍首相が十七日、二十四日と週一ペースで慶応病院に通いだしたのと辻褄があう。
※続きは週刊文春2020年9月3日号をご覧ください
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