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小池の「特別な夏」にイソジン吉村…“瞬発芸”を乱発するな 中村敦夫 末世を生きる辻説法
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/277281
2020/08/14 日刊ゲンダイ
毎日のようにスローガンを掲げる小池都知事(上)とうがい薬で炎上した吉村知事(C)共同通信社
ワンフレーズ・ポリティクスを流行させたのは、小泉純一郎元首相だ。世の中が混乱してくると、庶民はややこしい議論を避け、単純なスローガンを求めるようになる。注目されるには物議をかもすことだ。
小泉は、その気もないのに「自民党をぶっ壊す!」と叫んで、一挙に注目を浴びた。派閥もないのに首相になれたのは自民党にうんざりしていた大衆の共感を得たからだ。
長期政権を望むなら、アメリカの要求をうのみにするというのが定番である。アメリカは、以前から日本の郵貯を狙っていた。だから、小泉の使命は、郵政民営化をプレゼントすることだった。
大衆には意味が分からなかったが、小泉は反対派を「守旧派」と呼び、派手な喧嘩で勝利した。
結果が良ければまだしも、郵政は今や、不正腐敗の不良業界と化し、各部門は機能不全に陥った。
こうして、ワンフレーズ・ポリティクスは、手品のように人をだます。
都議会自民党を叩いて知事になった小池も、その典型だ。築地市場新構想、オリンピック経費削減、都民ファースト、希望の党と、幻のスローガンで人目を引いた。コロナ禍を都知事選に利用し、どうでもいい記者会見を連発。毎日のように奇抜なスローガンを掲げるが、実際は何もしなかった。
和製CDCとか東京アラートはどうなったのか? 少女漫画のタイトルじゃあるまいし、今じゃ「特別な夏」だそうだ。
芸能界には「瞬発芸」というのがある。とにかく筋も脈絡もないが、一瞬の言動が奇抜なので印象に残る。
小池に対抗し、大阪の陣も負けていない。維新の会の漫才コンビ、知事と市長が仰々しい緊急記者会見を開いた。コロナ解決の決定版を発表するという。テーブルに市販のイソジン入りうがい薬を並べ、その効能を宣伝しまくった。大騒ぎを起こすという目的は達成し、数時間で薬局からうがい薬が消えた。
しかし、会見直後、医学会から疑問の声が湧き起こった。実証実験が1日4回だけで、対象が41人と極端に少なく、参考データにならない。
知事の説明も怪しく、翌日は、「予防薬でも治療薬でもない」などと珍答弁。「誤解だ」とも言うが、医学を誤解しているのは、維新コンビの方だ。テレビを利用したい一心なら、芸名を「イソジン吉村&ヨード松井」にしてはどうか。
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