▼私利私欲を度外視した公共的理性が、唯一無二の生命を犠牲にする
■■反緊縮左派が試されるとき（1）
▼れいわ新選組の基本哲学ともいえる「人は生きているだけで価値がある」という訴え
▼お金を稼げない人を責める「自己責任論」への批判だけにとどまらないからこそ、多くの共感を生んでいる
▼一人ひとりの人間の価値と尊厳を守り抜く方法
■「人は生きているだけで価値がある」
▼「人は生きているだけで価値がある。」というのは、言わずと知れた、れいわ新選組の基本哲学
▼太郎さん自身の直感に根ざして自分の頭で考えているのだろう
▼おカネを膨らませるためにどれだけ役立つかで人間を評価する風潮への批判
▼「人は生きているだけで価値がある」という訴えは、それにとどまらないからたくさんの共感を生んだ
▼「人は生きているだけで価値がある」という訴えは、リベラル派の声が届かなかった層にも共感を呼んだ
■知性の優劣で権利に差がでる
▼経済学を悪用してきた新自由主義者の筋の悪い読み方
▼不遇な状況におかれた人は、自分の知性が劣っていたせいだと思ってその境遇を甘受しろということに
▼知性の優劣にしたがって、社会から得られる便益に優劣が出る
■植松死刑囚の「正義」
▼公共的理性が、唯一無二の生身の生命をたくさん犠牲にした
▼財政に負担を与える存在は抹殺して、財政危機から日本を救わなければならない。−−こういう「正義」
▼生身の人間個々人がそのためにどうにでもできる手段になっているという図式そのものが問題
■「生きていてよかった」と思えるために
▼大企業を支配する人たちが、おカネもうけのために、下々の庶民の暮らしを犠牲にする
▼企業業績の数字が大きくなることや、企業が支配している富の金額が大きくなることが、自己目的に
▼すべて、一人一人の生身の人間のことを忘れてしまっています
▼自己目的化して、生きた個々人を価値の低いものとみなして手段化して、平気で踏みにじる
▼「人は生きているだけで価値がある」という立場は、こうしたことをまるごと全部ひっくり返す
▼個人の尊厳を何よりも大事にするという意味では間違いなく個人主義の立場
▼主人公、目的は、みなさんお一人お一人の身の内にある「生きているだけ」でも存在している生身の個人
▼本能や肉体や感覚としての個人。しんどさから解放されることを望み、快適さを求める個人
▼自己目的化させるなんて本末転倒
▼「生きているだけで価値がある」個人を誰も切り捨てることなく「生きていてよかった」と思えるやり方は

▼新自由主義による悲惨な現実を解決できるのは、左派ポピュリズムです
■■反緊縮左派が試されるとき（2）
▼右派ポピュリズムにはない左派ポピュリズムの可能性
■「コントロールを取り戻せ！」
▼「生きているだけで価値がある」生身の個人からの異議申し立て
▼新自由主義だろうが「リベラル」だろうが共通する分別ぶったエリートからの押し付けに対する反逆
▼多くの庶民が、「今度だけは」とEU離脱のために保守党に投票
▼彼らの心をとらえた運動のスローガンは、「テイク・バック・コントロール（コントロールを取り戻せ）」
▼EUでは、大事なことがみんなエリートによって決まり、加盟各国の国民に押し付けられてきました
▼エリートの言うがままに、財政赤字や政府債務残高の削減などの緊縮政策がEU各国に押し付けられました
■右派でも左派でもやることは同じ
▼法人税を下げて所得税の累進の度合いを緩やかにして、大企業のおカネもうけはやりやすくする一方
▼庶民のための公的なサービスは削って雇用の流動化を進める
▼企業が国にきてくれないぞ、国際競争力がなくなるぞ、インフレになるぞと言って脅し
▼中流的生活が崩壊し、庶民が細る保障の中でのたうちまわって、無理やりそんな路線を甘受させられてきた
▼だから、「テイク・バック・コントロール」なのです
■オバマ政権への失望
▼民主党候補のヒラリー・クリントンさんはエリート支配層の代理人とみなされました
▼分別ぶったエリート側の仕切りの押し付けで犠牲になってきた地べたの生身の大衆
▼もう我慢ならないと、自分たちの手で世の中をコントロールすることを求めている
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■右派ポピュリズムは反新自由主義
▼新自由主義に痛めつけられて「テイク・バック・コントロール」を願う大衆
▼財政危機論に惑わされ、雇用が限られる中では、自分たちのパイを守るために、民族排外主義に陥る
▼だから、今の右派ポピュリストは、たいていどこでも、反新自由主義。特に「極右」と呼ばれる勢力はそう
■左派ポピュリズムの敵は？
▼右派ポピュリズムに流れてしまうのを防いでくれているのは、左派側のポピュリズム勢力の存在
▼「われら」を食い物にしてくる「やつら」との間に線を引き、「やつら」を指差して敵認定する図式は共通
▼右派ポビュリズムの場合は、その「やつら」が移民や少数民族や外国人
▼左派ポピュリズムの場合は、「やつら」は、ごく一部のエリート富裕層
▼移民や少数民族や外国人の一般大衆は敵ではなく、同じ利害に結ばれて同じ敵と闘う「われら」の仲間
■「差別はいけません」は心に響かない
▼先進国の主流民族と、移民や少数民族は、直接の競合関係に入ることになった
▼だから、新自由主義のせいで生きづらさや不安にかられる大衆の多くが、右派ポピュリズムに飛びついた
▼生きづらさや不安にかられる大衆にとっては、自分の生活がかかった深刻な問題
▼これに対して、「差別はいけません」と天下りの人権論でお説教しても心に響かない
▼その手の説教は、取り替えに脅かされずにすんでいるエリート的労働者の、恵まれた立場からのキレイゴト
■民族が違っても仲間とみなす
▼足の引っ張り合いを抜本的に解決するには、自分よりも低い境遇の者を引き上げるしかない
▼右派ポピュリズムに煽られて民族対立をすると、支配エリートにとっては、笑いが止まらない
▼悲惨を解決することは、移民や少数民族や外国人の一般大衆を敵認定する右派ポピュリズムにはできない
▼民族が違っても「われら」の仲間とみなす左派ポピュリズムにこそそれができる

▼オバマ政権の「チェンジ」に期待して裏切られ、失望と怒りを抱えた若者たち
▼民主社会主義を掲げたサンダース上院議員を支持したのも、そうした若者たち
▼取り残された庶民。それはトランプ大統領が誕生した理由でもあり、このような混乱を迎えたかの本質

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そんな古屋だけど、傾いたプレハブよりはましかと言う感覚だけで、大勢の国民民主議員が移動するらしい。
小池の踏み絵を踏んで集団的自衛権を認めたはずの国会議員がどういう「生まれ代わり」で、集団的自衛権を認めない政党に移動できるのか？　不思議だ。

しかし、そんな烏合の衆のような塊ができたくらいで、それでこの国がどうなる。
現下のリーマンショック以上のコロナ不況でも、消費税見直し議論を封印するガラパゴス島の党員（島人）が、この国のかじ取りなど出来るはずはない。
たかだか連合や経団連の指図通りにしか動けれない新民主党だろう。

結局馬糞の川流れが、少しくらい藁に引っかかったくらいの統一話に乗らなかった須藤元気はまともな感性を持っている。
逆に言えば、この期に及んでも立憲民主（新民主党）に何かを期待したいという国会議員や国民は何を勘違いしているのだろうか？

足元の大不況を見よ！
放射能で瀕死の淵にさまよっている数百人の小児甲状腺癌の児童生徒を思え！
どんどん被曝後遺症が露呈して来ている、現下の東北や関東の有様を検証しろ！
世界でも異常な、年間２０ミリシーバルトの「原子力災害非常事態宣言」を何とかしろ！
まともな国会議員なら、新民主党など選択肢の俎上に上がらない筈だ。

恐らく修右銀選挙になれば、消費税５％以下を打ち出す自民・共産・れいわだけが
票を集め、仮にもれいわが100人単位で候補者を立てれば、連合に操縦される新民主
はまたも空中分解をする事だろう。

唯一新民主党が生き残る可能性は、小沢一郎が消費税ゼロを言い出し、それを党員が納得し、れいわや共産党と共同候補者を擁立する事になった場合だけだ。
そしてその可能性はゼロではない。

　なぜ、生きることに価値を求める。
　なぜ、生まれたことに価値を求める。
　それは、文明が人を社会という檻で飼育される｢家畜人｣に変えたからだ。

　俺は文明社会の崩壊を望む。
　野生こそが自由だからだ。

れいわの共同代表になって、未熟な党を叱咤激励すれば！

リベラルもコンサバティブも、「法を定めるのが誰か？」ということで、リベラルは「役人・役所はダメ」ということ。

コンサバティブは「役人・役所が決めますよ」ということである。

むしろコンサバティブの方が、役人・役所が都度ゞ法をその場で制定して施行するという概念なので「無法」に近い。

リベラルの方が普遍な約束事(法律)を必要とする。

それが「リベラル(旧自由主義)」だと、ブルジョア資本の合議・談合を指すということ。

リベラルでもコンサバティブでもなく、法律を制定する必要は不在、まったくの無法(これを自由と定義するかはその人の勝手)を至上の原理とするのはアナーキズムである。

須藤元気は並々ならぬ努力家で、統率力・指導力・発想力があるようなので、
自分で新たな道を切り開くだろう。

永田町での経験は浅いものの、拓大では「拓殖大学大学院地方政治行政研究科」を修了というので、地方再生に力を発揮する可能性がある。

中央は太郎、地方は元気で分担も有り得る？

なにせ、東京を筆頭に日本の大都市圏は日本最大の衰退地域と数字で示されているようです。
その気にさえなれば自給自足が可能な自然豊かな日本の未来は、
地方再生にありそうです。

【参考文献】
藻谷浩介著「実測！ニッポンの地域力」
地域間格差なんて無い! 最強の地域エコノミストが「デタラメ」を切る
「日本の子供の数は減っていない」
「小売り販売額が増えているのは沖縄県だけ」
「工業の活性化は地域振興に結びつかない」
平成合併前の３２００市町村の９９％を訪れた経験に基づいて明らかにする
負けない地域の作り方！

【本書が明らかにする意外な事実】
「首都圏への若者集中が少子化を加速」
「就業者の加齢・減少で景気が失速」
「交通網整備は地域活性化に直結しない」
「消費不況をもたらしたのは小売店の過剰供給」
「沖縄県　全国一、就業者も小売り販売額も増加」
「鹿児島県　所得や預貯金額低くても地域経済は活性化」
「滋賀県　人口増加が最も長続き」
「北海道　経済よりも迫り来る高齢化が落とし穴」
「茨城県　住宅開発の誤算で沈む」
「関西圏　文化の蓄積生かせず、就労人口流出」
「広島都市圏　都市機能の郊外拡散が裏目」

なかなか意表を突く内容ではありませんか？
本書の発行は２００７年なので少し古いですが、
中長期的状況は概ね正しい方向で、著者の姿勢と心意気に共感しています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%BB%E8%B0%B7%E6%B5%A9%E4%BB%8B

金はフェイクな存在であり、財政論だけで社会問題を解決することには限界があるでしょう。
アナログ的なものを見つめ直し、金ではなく人間力を鍛える事に目を向けるべきではないでしょうか？

そういう意味で、須藤元気氏は一時も時間を無駄にせず、様々なことに挑戦して
自らの道を模索しているように見えます。外野席は静かに見守りましょう。