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#臨時国会の即時招集を求めます!
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2020年7月29日 植草一秀の『知られざる真実』
コロナの感染が明らかに再拡大している。 7月29日の全国での新規感染者数が1261人になった。 1日の感染確認者数が1000人を超えたのは初めてのこと。 感染拡大は東京に限定されていない。 GoToトラブルキャンペーンでは東京都だけが除外されたが、東京都だけで感染が拡大しているわけではない。 大阪府では7月29日の新規感染者数が221人になった。 大阪府の人口は882万人で、1394万人の東京の63%。 東京都の感染者数が250人でその63%は158人。 221人は158人より多く、人口当たりの新規感染者数で大阪府が東京都を抜いた。 新規感染者数は明らかに再拡大している。 検査が増えたことが原因ではない。 検査は検査の必要性増大に連動して増加している。 感染環境が悪化しているから検査数が増加し、感染者数が増加している。 4月に感染者数が急増した局面では、極めて強い行動抑制が取られていた。 その結果、5月末にかけて新規感染者数が急速に減少した。 昨日付ブログ記事で示したように、人の移動拡大が4週間後の新規感染者数になって表れる。 人の移動指数がピークを付けたのは6月26日。 その影響で7月23日に東京で366人の新規感染者数が確認された。 問題は、新規感染者数が急増した7月に行動抑制政策が取られていないこと。 安倍内閣は7月22日にGoToトラブルキャンペーンを始動した。 政府が補助金を出して旅行を推奨している。 行動抑制ではなく行動推進である。 この政策対応を受けて、人の移動指数(Apple社公表)は7月22日に、6月26日のピークを超えた。 人の移動が安倍内閣によって促進されている。 7月22日の人の移動ピークは、8月19日頃の新規感染者数になって表れる。 8月19日頃には東京都の新規感染者数が1000人程度にまで拡大する可能性がある。 人の移動指数と東京都の新規感染者数推移 拡大→http://img.asyura2.com/x0/d11/183.jpg 7月22日に始動されたGoToトラブルキャンペーンによってウイルスが日本全国に運ばれる。 これまで感染が観測されなかった地域で新たな感染拡大が生じる可能性が高い。 人為的な感染拡大政策が採用されている。 感染が拡大しても深刻な被害が広がらないのなら問題にはならない。 しかし、そのように決めつけることはできない。 感染が高齢者や持病を持つ人に広がれば、重大な事態が引き起こされる。 たまたま、日本で流行したウイルスが弱毒性のものであったことから、これまでの被害が軽微であるが、ウイルスが変異して強毒化する可能性を否定できない。 GoToトラブルキャンペーンの即刻中止が求められる。 安倍内閣の行動拡大推進政策を直ちに是正する必要がある。 安倍内閣が行動拡大推進政策を遂行している現状を踏まえれば、国会を開催して、安倍内閣に直談判するしかない。 国会招集を求める必要がある。 日本国憲法は臨時国会召集について、次のように規定している。 〔臨時会〕 第五十三条 内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。 議院の4分の1以上の要求があれば、内閣は臨時国会招集を決定しなければならないことが憲法に明記されている。 ところが、報道は、野党が臨時国会招集を求めても、内閣はこれに応じない姿勢と伝える。 メディアの腐敗が進行している。 メディアは国会を召集しない姿勢を示す内閣を批判する立場にある。 臨時国会を召集しないことは明白な憲法違反行為なのだ。 感染が拡大する危機に直面して、安倍内閣は感染拡大を推進している。 国会審議で安倍内閣を糺す必要がある。 直ちに臨時国会を召集することを求める運動を拡大させよう。 |
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