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○ 松井市長「抗体検査を行って陰性の人だけが参加できるようにしたらいい」
まず、松井大阪市長がGo To“トラブル”キャンペーンに関して語った「抗体検査を行って陰性の人だけが参加できるようにしたらいい」ということについて。
この松井市長の発言は辞職レベルのペナルティで論外だと思っているが、その発言に対してメディアや専門家などからきちんとした批判が行われていない状況に驚いている。
松井市長は、大阪などの感染確認者の発生数が多いところから他の地域に旅行に出かけたことで、その地域の人に感染させてしまうことをできるだけ防ぎたい(もしくは、旅行者を受け容れる地域の人たちにとにかく安心感を与えたい)という思いなのかもしれない。
しかし、医学関係者やメディアの担当者などその意味を知っている人なら、抗体検査がそのような目的にそぐわないことはわかっているはずである。
「新型コロナ」に現在感染していて他のヒトに感染させることができる状態でも抗体検査で陽性がでることもあるが、抗体検査陽性者のほとんどは既に回復した(感染させなくなった)状態にある。
松井市長の発言は、「新型コロナ」に感染した人は(たとえ回復してヒトに感染させなくなっても)旅行には出かけないで欲しいというということになる。
Go To“トラブル”キャンペーンそのものについては別に投稿するつもりだが、政府が、一日で千2百人超え(今週が感染確認発生のピーク)という“すさまじい”感染拡大状況のなかでもGo To“トラブル”キャンペーンを実施するということは、政府は、感染者がたとえ見過ごされたまま旅行に出る可能性があることを前提としていると言える。
事業者支援だけでなく経済全体の再興を志向する政府は、たとえ「新型コロナ」に感染しているヒトが旅行に出かけても、旅館や施設がきちんと感染予防策を講じていれば、他のヒトにうつさいで過ごすことはできると考えているわけである。
松井市長の検査をして引っ掛からなかった人だけが...というのは、政府のこの趣旨に反することになる。
ということで、松井市長は、抗体検査で陰性云々と言うのなら、Go To“トラブル”キャンペーンを延期するよう“知り合い”の安倍首相に申し入れるべきだった。
安倍首相ないし西村担当大臣ないし加藤厚労大臣の誰かが、「withコロナ」といった広告コピーもどきのキャッチフレーズではなく、感染者が旅行に出かけることをどのように考えているのかをきちんと説明していないことがなによりの問題であり、それを怠ったままキャンペーンを実施しているのは許容できない。
○ 吉村大阪府知事の「5人以上の飲み会はやめて」発言
昨日(29日)の報道で、大阪府の吉村知事が、感染拡大抑制のために、「5人以上の飲み会はやめて」と記者会見で語った。
子ども相手じゃあるまいし、行政機関やその長が、人々にあれはするなここには行くななどといったことを真顔で語っているのを見ると気持ち悪くなるが、それでもどうしても言いたいと言うのなら、もっと意味があるというか効果的な助言をして欲しい。
(飲食業の経営を考慮しながら感染拡大を抑制させたいという前提で)4人まではいいけど5人以上はちょっと問題と言う背景には、人数が増えると、より会話が活発になりその声も大きくなるから感染リスクも高くなるという思いがあるのだと推測する。
会話が多くなったり声が大きくなると確かに感染リスクは高まるが、感染リスクという観点で言えば、飲み会会場(店内)のエアコン環境状況や過ごす時間のほうが問題になる。
それは、咳などの症状がない感染者が入院しているあいだに、同じ病室にいる人たちが感染してしまうこともあることからわかるように、換気が悪いエアコン環境のなかで感染者が呼吸しているだけでも、離れた場所でも長時間一緒にいると感染することがある。
飲み会のメンバーには感染者がいなくても同じ店内に感染者がいれば、エアコン環境が悪い場合感染してしまうこともある。
会話で飛沫感染するより、エアコンでエアロゾル感染するほうが、症状が悪くなる確率が高い。
健康なヒトなら、飛沫や接触で「新型コロナ」に感染しても、自然免疫レベルでウイルスを排除する可能性が高い。
このような意味で、少しは暑くなるかもしれないが店側により換気に気を遣ってもらい、一つの店での滞在は30分ほどにとどめるほうがいい。いったん、外に出てリフレッシュし別の店に行けばいい。(面倒かもしれないが、そのほうが飲食業界も全体がよくなるかも)
小池都知事が典型だが、行政機関が、きちんとした理屈や説明をしないまま、あれはするなこうしろといった「対策」を掲げるのはやめて欲しい。
「新型コロナ」はどういう経路で感染し、どういう経路が重症化しやすいのかをきちんと説明し、その理屈からこういうシチュエーションでは感染リスクが高いと具体的な例を示せばいいのだ。
もうすぐ梅雨が明けるだろうが、それでも通り(外)でマスクを着用しているヒトの割合は変わらないと思うがぞっとする。
道を歩いている状況で、感染者とすれ違ったりちょっと会話を交わしたとしても、「新型コロナ」に感染することはない。
オープンエア環境では、熱中症になるのを防ぐため、マスクを外した方がずっと理に適っている。
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