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【コロナ予算デタラメ発覚】小池知事 都議会できょう成立「コロナ関連」予算 潜り込ませた二階幹事長への支援=@バーチャル観光ツアーに5000万円とは・・・ どうして税金を有効に使わないのか。一体どこが「ワイズスペンディング(賢い支出)」なのか(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/iVGavnrS8a
— KK (@Trapelus) July 27, 2020
都「コロナ関連」補正予算に紛れ込む不要不急な“忖度”事業
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276473
2020/07/27 日刊ゲンダイ
“不要不急”な事業に予算ジャブジャブ(C)日刊ゲンダイ
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない東京都。26日は新たに239人の感染者が確認され、200人超えは6日連続となった。有効な対策を早急に打つべきだが、小池都知事の動きは鈍い。都議会で27日成立する、コロナ対策費用を盛り込んだ約3100億円の補正予算案の中身もヒドイ。“女帝”の思惑が動いたのか「不要不急」な事業が潜り込んでいるのだ。
◇ ◇ ◇
「補正予算の主要財源は国費。国からの“お小遣い”感覚なのか、不自然な事業が見られる」――。ある都政関係者は日刊ゲンダイにこう打ち明けた。
その筆頭が、4000万円を計上する「新しい日常に対応した観光事業者等の受け入れモデル発信事業」だ。都の資料には、〈都内観光事業者等による「新しい日常」への対応を促進するため(中略)地域や業界団体との取組とあわせモデル事業として発信〉と記され、情報サイトの構築を目指すとしている。
また、5000万円を計上する「オンライン東京ツアー発信事業」は、〈都内各地の魅力を発信するため、Web上で観光スポットを回遊できるオンラインツアーをモデル的に実施〉とある。ネット上で見られる“バーチャルツアー”用に18コースを用意するという。
観光族のドン、“親分”二階幹事長を側面支援か(C)日刊ゲンダイ
バーチャル観光ツアーに5000万円とは |
いずれも、東京観光を促進するものだ。しかし、いま東京は感染拡大が深刻なのに、このタイミングでサイト作成やオンラインツアーに血税をつぎ込む必要があるのか。
不要不急な事業に予算がついたのは、「知事の『親分』である自民党の二階幹事長への“忖度”だ」との声も上がっている。二階幹事長は観光族のドン。悪評ふんぷんの「Go To トラベル」事業の推進役だ。都議の上田令子氏はこう言う。
「都の説明によると、両事業は都内市区町村の観光協会と連携して進めるとのことでした。観光促進自体は否定しませんが、喫緊の課題とは言えません。小池知事は、国の『Go To トラベル』を批判する一方、近い関係にある二階氏を“側面支援”したのではないか。そうだとしたら、許されません」
他にも、失業した若者100人を支援するための「IT人材育成支援事業」に2億円。中小企業の事業承継促進のため、ウェブ上に相談窓口を設置する「事業承継支援プラットフォーム整備事業」には8000万円が計上されている。どちらも必要な政策なのだろうが、平時に実施すればいい話。とても緊急のコロナ対策とは言いがたい。
いま緊急に取るべき対策は他にあるはずだ。例えば、ニューヨーク市のように、PCRの検査体制の充実に税金を使った方がよほど意味がある。
かつて感染爆発し、一日に約600人の死者を出したニューヨーク市は、今月19日と21日に死亡者をゼロに抑え込んだ。ニューヨーク州のクオモ知事が徹底した「検査・追跡・隔離」体制をつくったからだ。州内のいたるところに検査場があり、居住者であれば誰でも無料で何度でも検査を受けられるというから、東京とは雲泥の差だ。
「日本でも医学部がある大学では、PCRの検査体制が整っています。また、都の外郭団体で、医療関係のノウハウを持つ『保健医療公社』『医学総合研究所』など複数施設の潜在能力を生かし、検査体制を拡充すべきです。不要不急の事業に予算を割いている場合ではありません」(上田令子氏)
どうして税金を有効に使わないのか。一体どこが「ワイズスペンディング(賢い支出)」なのか。
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